第16話 チサルタ生まれニミディオ育ち
「何〜?この本」
「おぉーラドミール、この本に興味を持ったか」
「イドタン?」
「この大陸の名前で、この大陸の王様さ」
「へぇ〜!」
「まあ、暇があるときに見な、君にはまだ早いよ」
と言い、本を奪い取った
「えぇ〜?」
(この本にはクレシェフが出てくる、ラドミールにはとても辛い内容になってる...簡単に説明しよう...)
「イドタン王はね、この大陸の王なんだけど、元々はチサルタの王をやる予定だったんだ。だけども、ニミディオで騎士団をやっていく上で気づいたんだ。イドタン大陸を強くしてやろうって」
「イドタン王...なんて名前なの?」
「イドタン・クレシェフだ」
―イドタン大陸/サレスタント―
次々に人は死ぬ
戦争だ
何したっていい
勝てばいい
何人死んだっていい
相手の大陸の女を孕んでもいい
とにかく、酷いものだ。
全てを失う
イドタン王は戦争が起きていたその時、嫁と子作りをしていた
それにより、生まれたのはクレシェフ
彼はとにかく戦争好きだ
イドタン王はニミディオ大陸に昔友人がいた
その友人はイドタン王にこう言った
「お前は毒を盛られた。このままじゃ死ぬ」と
イドタン王も分かってはいた
イドタン大陸に名前を変えたその時、その友人はチサルタ大陸の王となっており、戦争をしかけた
イドタン大陸は、もちろんボコボコにされた
為す術なくと言われているが実際は接戦だった
あと少しだった
イドタン王は大量に出血をした
その隙にイドタン王はトドメを刺された
しかし生きている
ニミディオ大陸の毒のおかげだ
簡単には死なせてくれない
人一倍早く老いてゆくその顔つき、体はみるみる破壊されていく
もう辞めてくれと言いたくなるほど体の組織は崩れる
ニミディオ大陸の毒、呪いは極めて非人道的だ
助ける事もできない
ひたすら最悪な死を待ち続けるしかない
戦争を中断したかった
しかしニミディオ大陸が許すはずも無く、ドバドバ血は吐きでる
足の感覚も無くなる
立てなくなる
歩けなくなる
死にたくなる
死ねなくなる
無意味と感じるようになる
無意味だ
戦争なんか元々無意味だ。
参加していない大陸がひとつだけある
そこは...
イドタン王はそこの参加していない大陸に向かっている




