第14話 ミレーナ達の過去③
―ニミディオ大陸、城前―
『おい、クレシェフ』
『はい!?』
『客人が来た』
『だ、誰ですか?』
『リェウルと言うやつだ』
『な!?』
『早く、城に戻れ』
『す、すみません!』
(城に行くって言っても、来たのはリェウルか…)
トストス…
(俺、何やってんだろ…)
―少し前―
『なんで俺ら飯食ってんだよ』
『なあ。リェウル、今すぐニミディオ大陸の城にいけ』
『はあ?』
『そこで、クレシェフと戦ってくれ』
『んでだよ』
『頼む、今回はお前にしか頼めねぇー』
『何かあったのか?』
『リェウルにしか倒せない相手だからな』
『剣術、俺最下位だぞ?』
『ミレーナはすぐそっちに向かう…だから恥ずかしいとこ見せんな』
『剣術ならお前の方が…』
『交渉力なら誰にも負けねぇーぜ』
『お前…それでも…剣術でもいけるって…』
『勝てねぇーよ、俺はあの男に敵として見られていなかった。だからあいつから1本取れたし、剣術は2位になれた。』
『て言いながら学問で1位取ってなかった?』
『うん』
『じゃあなんで認められなかったんだよ!お前だけなんでそんな未来辿ってんだよ!』
『イドタン王はこうなることを予想済みでした…だからこの成績優良の僕と剣術最強になりかねない、あなたを残し、この時を待っていたのです』
『お、おう』
『だから、ミレーナさんは僕に任せてくれません?』
『分かったよ…』
―ニミディオ城―
『こいや、クレシェフ。』
『なんでここにいんだよ?』
『それはこっちのセリフだ』
『くっ』
『くっ』
『真似すんなや、こっちには事情ってもんがあんだよ。お前達と違ってな…俺は選ばれし者だ。軍事力最強のニミディオ大陸に選べれる…優秀な生徒なのだ!早くかかってこい!』
『なんでそうなんだよ!ミレーナも俺達も置いてって!たった数分で数年と等価なんてありえねぇーだろ!俺達の今までの日々はなんだったんだよ。じゃあお前はカナネンに勉強教えてもらったことも全部計算通りって言いたいのか?だったら剣術1位取れや!』
(俺はそん時、完全に思い出した、俺は剣術も学問も良くなかった。剣術1位はミレーナ、学問の1位はカナネン、剣術2位はカナネン、学問2位はミレーナ、剣術最下位はこの前にいるリェウルだけど、その男はもう居ない。剣術に磨きをかけた)
『男のロマンだ…』
チャキン…!
クレシェフはリェウルの攻撃を防ぐも、もう既に体は切られており、特にふくらはぎに違和感を覚える、立ち上がることが精一杯だ。
『お前の首取ったら…俺の勝ちだ…』
『コソコソ、してんじゃねぇーよ、お前達…』
クレシェフが向く方にはこのニミディオ大陸の兵士たちがこちらを嘲笑うように見て来ていた
『なあ…リェウル…この世界…おかしいと…思わねぇーか?』
『いや、なんとも思えねぇーな、だって……………』
『フハハハハwww』
『何笑ってんだよ…俺はこの世界をそう変えてやる』
『そりゃ頑張れよ…俺はもう向くべき方向が分かったさ』
『お互いに、やれるだけやったろうぜ』




