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第10話 イドタン王の座を執事に

「まさかイドタン王の座を渡されてすぐにあの大陸に行かれるとは...総員!ご同行した...」

「イドタン王...こちらの仕事も...」

「イドタン王!こちら!土地の売却についても!」


(ラドーミールさん...多分これ作業嫌だったから逃げたな)


―とある町―

『ミレーナ、この町はレンガで作られている。全体的に見て珍しい町で防衛意識も高い。ここを侵略するなら後にした方がいい。だからそんな団子に釣られるな』

『だってうまそーなんだもん!』

『だからといってここで手間取る訳にはいかない』

『私を手間だと言いたいの?』

『顔を可愛くしても許しません』

『無神経が』

『俺は主人公でも何でもありゃしねぇーよ』


と言いクレシェフはミレーナに背を向けた


『とりあえず違う町に...』

『すまん、急用ができた』

『え?』

『どうやらここにいた方が好都合かもな』

『何言ってんのよ?』

『着いてこい』

『訳わかんない』


と言いつつもミレーナは走り出すクレシェフを追いかけ始める


『別にあんたの恋人でもないのに2人行動しないと行けない訳!?』

『しらねぇーよ。俺は単独の方が嫌だけどな』

『え?それって...』

『着いたぞ。ここはこの町が保有する洞窟だ。』

『意外と小さそうね』

『大きさは農業村が隠し持っていた洞窟と似ているな』

『じゃあ』

『しかし中にいる敵はそうではない』

『は?』

『普通に殺しにかかって来る、てか普通だ』

『そうだろうけど』

『ここでお前とはお別れだ』

『何言って...』

『お前はそっちの方が好都合なんだろ?』

『えぇ...』

『俺の意見が通るなら...お前とこの洞窟行ってみたかったよ』

『行こうよ...』

『俺の集合場所はここだ』


クレシェフはやっとミレーナの方に顔を見せる

涙で顔が見えなかった


『ねぇ...』


ミレーナは言葉が出なくなってしまい下を見る


『人ってのは結局好都合なものにしか選ばない...例えここの選択が間違ってても...好都合ならどっちだっていい...相手の心境なんて考えるな...そう教えたのはあんたじゃないか』

『...』


クレシェフの前に馬車が止まった


『あばよ』


クレシェフは馬車に乗りミレーナはその場で立ち尽くす


クレシェフはどこか遠い場所に向かった

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