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10 ダンジョンの門(初戦闘とコアな呪文)

残酷な描写が出てきます。

すみません。これでも大分削ったんです。

赴くままに書いて、読み返したらエライ殺伐とした表現がごっちゃりと・・・

ごめんなさい。

ついでに加筆しました。


 現場は酷い有様だった。


 数多くの冒険者と高そうな鎧の兵士が倒れている。

 人垣の中心に爆弾が落ちたような惨状だ。


 血の匂いが濃い。


 「(もろ)い。つまらん。」

 爆心地に立つ黒褐色が嘲笑(あざわら)う。


 その頭には二本の捻じれた角が生えていた。


 背は小さく、12~13歳くらいの男子くらいであろうか。

 ひどく痩せた印象だ。


 黒色の髪を無造作に束ね、血色の瞳が禍々しい。

 酷く尖った歯牙を剥き出してニヤニヤと笑っていた。


 「貴様・・・ここへ何しに来た!」

 豪奢(ごうしゃ)な服を着た大男が大剣を構えていた。


 顔に残る傷跡が歴戦の猛者を語っている。

 だが今は、服のあちこちが破れ筋肉質な肌から流血していた。



 「んん?何しに? 強い魔力を感じたから来てみたんだが、面白そうなのがあるじゃないか? これダンジョンか?」


 黒褐色の男が親指を立て、黒色の門を指さした。

 「変なダンジョンだ。押しても引いてもビクともしない。魔法も受け付けない。どうなってる?」



 「サルムンド侯爵閣下!!これは!!」

 「おお!ホウレイか!見ての通りよ。あの門の強い魔力に引かれて魔族が現れよった。」

 「お手を(わずら)わせて申し訳ございません。そこの魔族!! ここは我かアストラス家が王家より(たまわ)り土地! 疾く立ち去れい!!」



 「クソ虫の戯言(ざれごと)か・・・」

 「キサマ!」


 「待てホウレイ! 迂闊に近づくと身体が吹き飛ぶぞ!!」

 「しかし!」

 「我が家に代々伝わる魔道鎧ならば、彼奴の魔法など()()()程度も感じぬが、今は馬車の中・・・。」

 「ならば私が時間を稼ぎますので、その隙に・・・。」







 「ねえ()()()()()? “あやとり” しない?」

 しれっと懐に入った俺が無邪気に問いかけた。


 《 いや普通にテケテケ歩いたんだけどね? スキだらけだしw》



 新たに傍付きメイドとなったスズネは、『苦無(くない)』を片手に距離を取っていた。

 いざとなれば俺を抱えて逃げるギリギリの距離感。


 《スズネさん。程よく距離取ってるね~》

 《分かってらっしゃる。それでいいんだよw》




 「?・・・なんだ?貴様?」



 《 テンプレだね~(ひね)りがない。》

 《・・・ってかコイツ、()()()()てない?》

 《 何か(まと)わりついてるような・・・瘴気か?》

 《 うげ~気味悪ぃ!》




 「!?ぶ!!・・・レイ!!下がれ!!!」


 《 お!父、いま噛んだ?》

 《『グレイ』が『無礼』に聞こえたぞ?》

 《 親子喧嘩しちゃう?》




 「“あやとり” だよ? 面白いよ?」

 「・・・知らん。潰されたいのか?」

 無造作に俺の頭を引っ掴むと、目の前に持ち上げた。



 《 イテテテテ!割れる割れる!!》

 《 中身が出ちゃうぅ!!!》


 《 これはアレだな。》

 《 治癒魔法が必要だいね~》

 《『ヒール』と・・・》



 魔人の腕がボコボコと膨れ上がり、血を吹き出した。

 「!・・・ぬがあああああ!」



 《お~初めてにしちゃ上出来~》

 《効いてる効いてるぅ♪》

 《・・・にしても、叫び声も()()()が足りんね~》

 《「ひょげ~!」とか「きゃぴ~!」とかなら笑えたのに・・・》




 「ぐう!・・・キッサマ!!何をした!?」

 「ん? “あやとり” ?」



 《 『瘴気消毒してみました♡』なんて教えるワケね~でショがい! 無駄にまき散らしよって!》

 《 気持ち悪ぃんだよ! Gは消毒なり!!》

 《 はい♪ 懲りずにやってみよ~》

 《『エリア・ヒール』》



 頭上に広範囲の魔法円が広がる。


 《 ♪ できたね~》


 「ぐおおおおおおおお!?」


 《 お~ コック〇ーチ~》

 《『お前はすでに詰んでいる』っとww》



 黒褐色の身体が不気味に膨れ上がり・・・破裂した。


 《・・・破裂?・・・爆散じゃね?》

 《 うあ~ 服に付いちゃったよ。》

 《 生暖かい・・・瘴気?》

 《 気持ち悪ぃ~ってか・・・効きすぎじゃね?》



 足元に転がる半壊した頭部に捻じれた二本の角・・・


 《 スプラッタ~》

 《 北斗〇拳~》

 《 グロ実写版~》

 《 コンニチハ♪》

 《 コッチミンナ!!》






 前世。

 歯学部の学生時代。

 教養科目を終了すると、解〇学実習に突入すんだよね。


 まあ何というかね・・・イロイロあるワケよ。

 あのころのネタ話はたっくさんあるがね・・・


 止めとこう。

 ・・・グロいし・・・・

 ただまあ、あの頃の総評を一言で表現するなら





 んまあああああ! 大変だった!!





 いやでも “命の重み” を体感するよ。





 ま、そういった意味では

 ひっさびさのスプラッタなワケで・・・


 《 不思議だね~ コイツが爆散しても何も感じない・・・》

 《 むしろ清々してる?》

 《 俺も()()()()()()か?》

 《 それとも、これが『勇者』の特性(弊害(へいがい))か?》





 と?

 妙に静かな気配に気付く。


 そろそろと振り返ると注目のマトでした・・・

 


 《 口開けっぱなしだと喉乾かない?》

 《 ジョン・〇ラボルタみたく “ナイト・フィーバーなポージング” でもしてみよっか?》

 《・・・殴られそう・・・》





 「えっと・・・お久しぶりです。サルムンド侯爵閣下。」

 大剣を構えたまま立ち尽くす大男に御挨拶。


 腹の音がキュル~と泣いた・・・恥ずい・・・


 「え~と、父上。コレどうしましょうか?」

 話題フリのため。北〇神拳な頭部を指さしてみる。



 《 誰か早く再起動して~~》




 「・・・う・・・うむ・・・侯爵閣下。アレは討伐部位になりましょうや?」


 《 やったね♪ 父ちゃん再起動~》


 「・・・む。問題ない。王家からギルドを通して報奨金が出よう。」


 《 侯爵も再起動~ 良かったね♪》


 ・・・ってかギルド経由かよ・・・


 《 ギルド長のコッカスさん仕事増えちゃった?》

 《 ご~めんね~w》





 ようやく周囲が騒ぎ始めた。


 《 うるせ~!》

 《 騒いでないで怪我人なんとかしろよ!》



 あまりの喧騒に抗議の視線を向けた時、ふと、黒々とした巨大な門が見えた。




 ・・・見えてしまった・・・




 《 うっそ・・・何故に・・・》




 俺は、力なくがっくりと膝をついた。





 《 解る。》

 《 解るよ? ソリアン様ぁ・・・》

 《 言いたいことは解るけど・・・》

 《 でもね?・・・・でもねぇ?》





 何故にこのチョイス?





 《 なんでダンジョンの門の彫像が、手〇治虫先生の『写楽〇介』なん・・・》






 「グレイ! 大丈夫か!?」

 「坊ちゃま!」

 四つん這いに崩れ落ちた俺を心配した父とスズネが駆け寄ってきた。



 《 違うんですぅ。》

 《 悪いのはソリアン様なんですぅ・・・》

 《 名作だけど・・・好きだけどぉ!》





 「無理もない。あのような戦い方をしたのだ。初めての戦闘だったか?」


 《 違うんですサルムンド侯爵さま・・・いやもう、それでいいです。》


 「はい。私の知る限りは・・・」


 《 はい。初戦闘でした・・・今世では・・・でもね?》


 「うむ。おい!早く首を隠せ!」

 「はは!!」


 誰かが手早く首に布を被せ、そそくさと持ち去った。


 《 ま、いいけどね。見てて気持ちのいいモンでもないし・・・》



 「閣下、これが・・・」

 「うむ。これは紛れもなく、先ほどの魔族の有していた魔石。これはこの子の手柄。ホウレイに預けよう。」

 「感謝いたします。」



 《 んお! ()()()!?》

 《 よっしゃ!! ハラヘッタ!!!》



 「しかし大したものよ。この子が手紙に合った『例の子』か?」

 「はい。自ら『称号を持つ者』と口にしました。」

 「むう! では。あの “祝詞(のりと)” の意味とは・・・」

 「この子の言うには “啓示(けいじ)” であったと・・・。」



 《 あ~ そんなこともあったね~》

 《 今だにSUN値削られてっけど・・・》

 《 いい加減忘れてくんないかな・・・》

 《 特に()()・・・》



 「“啓示(けいじ)” か・・・ならば我の奮闘も無駄ではなかったと・・・。」

 「はい。“祝詞(のりと)” による変化は外面でなく、内面に起きたようです。・・・完全に見落としておりました。申し訳ございません。」

 「よい。実は既に『別の者』が見つかっておってな、儂の役目は終りだと半ば諦めておったのよ。うれしい誤算であった。」

 「なんと!」

 「儂自ら確認しておる。すでに王都に召されて訓練に励んでおるらしい。」



 《 あ~ら可哀想にぃ。》

 《 洗脳されなきゃいいけどネ。》

 《 うんまい飯にハニートラップ・・・ウッハウッハのパッフパフ・・・いいなぁ・・・》

 《 ハラヘッタ・・・》



 よろよろと立ち上がった俺は、セバスに目を向けた。

 「・・・着替え、ある?」

 「先日作られた皮鎧でよければ・・・」

 「うん・・・いいよ・・・」


 セバスは素早く父に目を向ける。

 「旦那様、宜しいですか?」

 「ついでに休ませよ。あとは我々がやる。」

 「畏まりました。侯爵閣下、失礼いたします。」

 「うむ。養生せよ、」

 鷹揚(おうよう)(うなず)く侯爵。



 《 ごめんね~パパン~ハラヘッタんダヨ~》



 俺はスズネに抱えられるように、馬車へと歩いた。

 「スズネ、お腹すいた。」

 「!・・・はい。すぐ用意いたします。」

 「アリガト。」



 《 すまんな諸君!》

 《 まずはメシ!!》

 《全てはその後だ!!!》






                       ◆◆






 んまんまとサンドイッチを頬張る。


 「おいしいね~。これススネが作ったの?」

 「はい。マーサ様のようにはまいりませんが・・・。」


 《 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()がね~w》


 「十分だよ。いいお嫁さんになりそう。」

 「ふふ・・・ありがとうございます。」


 美女の笑顔はいいね~




 《 さてさて・・・腹も膨れたし。ダンジョンの門はど~なったかね?》


 馬車の陰からひょこっと見る。


 《 何やら門の前に集まって相談してらっサル? 開かないんかね~?》


 ソリアン様作だもんな~

 ヤラかしてるもんな~

 だいたい想像つくけど。


 《・・・あの呪文唱えんの?・・・ヤだな~~~》





 「父上、どうされましたか?」

 およその展開が読めた俺は、重い足取りで近付いた。


 「グレイ。気分はもういいのか?」


 《 眉間の皺が深くなってるね~》


 「はい。大丈夫です。門が開かないのですか?」


 開いてたら欲の皮が突っ張った野郎どもが、我先に飛び込んでんだろうな。

 開かないから()()()ってんだし・・・


 「うむ。奇妙な彫像もそうだが、四方の(がく)に彫られている文字が読めぬ。王都から学者を呼ぶことになるやもしれん、」


 (がく)の文字ねぇ。

 俺は視線をずらして、四隅を見る。


 《・・・あ~~~》


 「ぬ・・・お主は読めるのか?」

 気付いた侯爵が、期待の顔を向ける。



 《 ()()()()()()()()()()かよ・・・手の込んだことを・・・》

 《 ぜってぇ()()()()ニヤついてんな~》



 「はい、読めます。」


 「ほお! 流石よ!! では、早速読んで見せよ!」


 喜色満面(きしょくまんめん)だな侯爵。


 《(たぶん)俺にしか解らない “意趣返し” なんて趣味悪いよな~》


 「『コノモンヨリナカニハイルモノハココロセヨ。コハシレンノモンナリ』と書いてあります。あとは呪文を唱えることで門が開くようです。」


 ・・・気が重ぇ。


 「うむ! そうか!! ・・・して、その呪文とは、申してみよ。」


 「はい。その前に、少し下がっていただけますか? ()()()()()か判りませんので・・・」


 「うむ! 皆さがれ! 何が起きても良いように注意せよ!」


 波が引くように人垣が割れる。

 モーゼか!


 《しゃ~ない!》

 《覚悟決めろ! 俺!!》


 「ふ~『・・・〇ブドゥル・ダムラル・オム・ニス・ノム・ニス・ベル・エス・ホリマク・ワレト・トモニ・〇ルベシ・ワレト・トモニ・〇スベシ・・・』」



 《 お~揺れるね~》

 《 演出も凝ってらっしゃる。》

 《 今頃アッチで大笑いしてんだろうな~》

 《 くっそう!》

 《 とんだ羞恥プレイだ!》

 《 憶えてろ!》



 次会ったら、ぜってぇ()()()()()()やる!




 巨大な門は見る間に形を変え、一回り小さい ”モノリス” になった。


 《『宇宙の旅』バージョンかよ! ふっざけてんな~》





 「おお! これが門の正体か!? このようなダンジョンは初めて見る!見事だ! これでアストラス領はさらに栄えるぞ!」

 サルムンド侯爵が、ひとしきり興奮して騒いでいる。


 《 アナガアッタラハイリタイ・・・》


 「よくやった。顔が赤いぞ。休んでおれ。スズネ。息子を馬車へ・・・」

 羞恥に悶える俺を、父が優しく撫でた。

 






 その後。

 ホウレイ子爵の指揮のもと、冒険者による先遣隊が編成され、内部に潜ってみることになった。


 またアストラス領の私兵を選抜し、王都への一連の報告を急ぐ。


 侯爵は死んだ私兵の鎧を指し示した。

 多少ひしゃげてはいるが公爵家の紋章が見て取れ、着れないことはない。

 他の鎧は見事に穴が開いていた。


 「この鎧を着て、儂のハンカチを寄り親であるノルグナー公爵閣下本人に直接渡せ。後はお主がこの場で見たことを、ありのままに話せばよい。出来るな?」

 「はい!身命を掛けまして!」

 「良い。行け。」

 「は!!」

 見送ったサルムンド侯爵はホウレイ子爵と共に簡易テントに入った。



 テーブルの上にはアストラス領の地図が広げられている。



 「すまぬな。伝令の者まで()られてしまっては、今回の件の報告が遅れるところだった。」

 「お気になさらず・・・現在地は、この辺りです。王都までは急げば4日で到着するでしょう。念のために冒険者ギルドにも協力要請をしているので、もっと早いかと・・・しかし閣下、どうしてこのような所に?」


 「うむ。最近、彼の魔族の報告例が国内のあちこちで報告されておってな、被害も馬鹿にならん数が出ておった。今回も、コロエイド領からこの方向に飛び去ったという目撃情報を元に探索しておったのよ。」

 「コロエイド領。伯爵はご無事で?」


 「無事だ。だが二つの街が潰されておった。復興までには、かなりの時間を要するだろう。」

 「伯爵とは去年の王都での晩餐会でお世話になりました。出来るだけの支援を・・・」


 「サムスンとは旧知の仲でな、儂も物資を送るよう手配しておる。」

 「では早急に・・・」


 「頼む・・・話は変わるが、お主の息子、グレイだったか・・・儂を憶えておるような口振りだったが?」

 「はい。閣下の “祝詞(のりと)” を耳にした時点からの記憶が残っているようです。」


 「なんと!生まれたばかりで既に理解しておったと!?」

 「まだ言葉も話せぬため、聞き耳を立てておくしかなかったようですが・・・」


 「末恐ろしいな。・・・『役割がある』と手紙にあったが?」

 「はい。サラフィナ神の直属の部下であるソリアンという御方にご指導いただけるとか・・・そのためには、まずこのダンジョンを踏破することが必須条件であるとも・・・」


 「ソリアン?・・・ソリアン・・・! 英霊ソリアンか!?」

 「ご存じで?」


 「歴史の書に埋もれておったが王城の大図書館にその名が刻まれていたのを記憶しておる。当代の『勇者』と肩を並べ、その強さも引けをとらぬとあった・・・」

 「・・・なるほど、納得いたしました。」


 「あの魔族を(ほうむ)った魔法も気になるな。知っておるか?」

 「いえ、初めて見ましたが、おそらく神聖魔法かと・・・」


 「!!  神聖魔法が使えるのか!?」

 「そう申しておりました。あと、全属性魔法も使えるようです。」


 「ぬう!見たのか・・・」

 「屋敷の裏の森で・・・初級水魔法で巨大な “ため池” が出来ました。」


 「・・・は?・・・」

 「事実です。まだ森にその “(あと)” が残っています・・・」


 「・・・俄かには信じがたいが・・・いや、彼奴(きゃつ)を跡形もなく消しとばしたのだ・・・グレイとはよく話し合う必要がありそうだな。話せるか?」

 「様子を見てまいりましょう。」








 『小人、惰眠を貪る』とという言葉があったような・・・


 『小人閑居して不善を為す 』?

 ・・・じゃないな。



 報奨金も魔石も手に入れた。

 これで水車小屋建設の費用もかなり(おさ)えられるはずだ。


 ちゃんと働いた。

 だから今日は休んで良い。


 ()ちた腹を撫でながら、馬車の中で『スズネさん膝枕』とを堪能する。



 《 ()()してないよ?》

 《 断ったんだよ?》

 《 でも》

 《 ()()()()()()んだよ?》

 《 暖かいんだよ?》

 《 柔らかいんだよ?》

 《 幸せなんだよ?》

 《 マーサ Good job! 安らかに・・・w》




  「セバス、グレイはどうしてる?」

 OH!

 なんてこったい!!

 現実がこんな()()()に!!!


 「中で休んでおられています。」

 「そうか。グレイ!起きれるか?侯爵閣下がお呼びだ!」



 俺はお呼びじゃない!

 と、声を大にして言いたい!!


 前世から66年!

 生まれて初めての膝枕!!

 邪魔をするな!!!


 『赤ちゃん返り』しちゃうぞ!?



 《・・・って、叫びたいな~》



 ああ、

 ゲンジツガツライ・・・


 「コウシャクカッカ・・・スグイキマス。」

 「坊ちゃま、大丈夫ですか?」

 「アリガトスズネ、ダイジョブダヨ。」



 《 この膝、離れ(がた)し!!》





 オノレコウシャク!


 〇・ノ・ウ・ラ・ミ・〇・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ・・・



OH

至福の膝枕ww


侯爵にげて~~~ww

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