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海神  作者: 葉月 優奈
四話:女スパイ
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049

(BACOI‘S EYES)

全ては、部下の失態から始まった。

日本の『チョウルイベギマ』が、警察に摘発されたことから始まった。

その誤算で、警察が取引現場に絡んできた。


私は、その中で二つの任務を受けていた。

一つは、エノシガイオス携帯機の使用。

使用されたエノシガイオスを見せて、効果を取引相手に示すこと。


殺人は成功した。

私のそばでうろついていた老婆を、私は女子トイレで殺した。

監視カメラもなく、強い空気でかき消されるトイレで仕様に成功した。


もう一つは、『チョウルイベギマ』の裏切り者が吐いた情報。

警察がこの展望室を封鎖し、刑事を送り組むという情報。

取引を邪魔する警察を、封殺させること。


だが、最後まで警察は姿を見せなかった。

そのことにより、取引相手を知らされた私だが取引を見送る決断をした。


私の視界には、グレーのスーツの男性がいた。

反乱軍に所属する、取引相手の波多野(ジョンソン)だ。


「やっぱり、あんたを探すべきだった」

だが、警察は最後の最後で動いてきた。

この神影が刑事であり、殺さなければいけない相手だった。


私はすぐに走り出した。

刑事の言う通り、ポーチには金具が入っていた。


これ以上、誤魔化す必要もない。

だから、私は走ってエレベーターに向かう。


「逃げるな」

追いかけてきたのは、神影だ。

ほかの人間も反応はしたけど、私には追いつけない。

そのまま走ってたどり着いたのはエレベーターホール。

エレベーターを背に、私はポーチに手を入れた。


向こうも当然、私の動きに警戒していた。

だが、そんな中でチンと音が聞こえた。

そう、エレベーターが到着したのだ。


(このエレベーターで、私は逃げる)

ポーチの中で、私は一つの選択を変えた。

周りには、追いかけてきた8人。


これらを同時に相手にするのは、さすがに無理だ。

8人の中には、取引相手のジョンソンも見えた。

さすがに、ジョンソンをここで傷つけるわけにはいかない。


(これを……)

そんな私が、手に取ったのは発煙筒だ。

小さな発煙筒を、ポーチの金属にこすりつけた。

こすられた発煙筒に、火が付く。

煙のついた発煙筒を見て、私は巻いた。


(放つ!)

私はそれと同時に自分のいた場所に、投げつけていた。



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