表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海神  作者: 葉月 優奈
二話:回収人
25/56

025

これは、いろんな推理からもたらされた状況だ。

見た目は日本人で、変装しているのは間違いない。


だけど、彼との会話の中でいくつか不審な点が存在した。

経済状況の違い、会社の話をしないこと。

死体に対する冷静さ、だけど少し前に最後の決定打が放たれた。


「ジョンソンって、なんですか?」

「通信妨害が、解除されたのは、ほんの1分前。

つまりここで、そちら側の通信が解除された。

解除された通信を確認するために、一人にならないといけなかった」

「それは違いますよ、現実に」

「ならば君の体を、確認させてもらっていいかな?波多野さん。

あなたの言うことが正しければ、あなたの体から通信機器が出てこないはずです」

「でも…」

「俺の勘が正しければ、あなたの体から通信機器が出てくる。

それを確かめるには、ここで調べればいい。

丁度ここなら裸になっても、問題はない。

日本は、警察が取り調べを願った時、拒否すれば捕まえる権限がある」

俺の言葉に、波多野はとうとうトイレの地面に手をついた。


「どこから気になっていた?」

「これは刑事の直感だ。

最初に出会った時から、少し日本人ぽくない雰囲気だった。

まあ取引相手も、日本人に化けているとは思わなかったが」

「そうか」

「ボルシュニクの手引きか?」

「それを言えば…殺される」

波多野(ジョンソン)は、明らかに怯えていた。

だけど俺は、次の瞬間人差し指を立てて周囲を見回していた。


「なんかあったのか?」

「誰かトイレのそばにいる」

俺は周囲を警戒して、トイレの入り口の壁に背中をつけた。


そして、奥の人間の気配を感じていた。

壁越しに感じたのは、一人の人間。

だが、俺が近づくと向こうの人間が離れてくのが見えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ