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Y先輩シリーズ

アンチトラガス

作者: 沢木 えりか

 その日、僕の耳にはパンジーの花が咲いていた。以前、二つ年上の先輩にピアス穴と共にプレゼントされたものだ。

 何のことはない。ピアス穴を空けたときから三カ月以上は経っていたし、先輩のこととは関係なく、僕は密かにそのピアスを気に入っていたから、たまたまつけていただけである。

 その、半年前にピアス穴をプレゼントしてくれた先輩と言うのは、まあ僕としては名前を出すのも不本意であるので、とりあえず、Y先輩とここでは呼ぶことにしよう。

 Y先輩とは、僕が大学一年生のときに知り合った。僕は看護学生であるが、その看護で使う技術を習得するために、実習室でMちゃんと言う友人と練習をしていたところに、先輩は優しくアドバイスをしてくれたのである。

 しかし、これはY先輩の仮の姿であったと僕は過去の自分に向かって叫びたい。彼は、僕に対して決して紳士的ではないのだから。

「お前の横、座るわ」

 僕がMちゃんとランチをしていると、例の如くY先輩が僕の許可なしに横に座って来た。いつもながら、僕に選択権はないようだ。Y先輩は、黙々と学食を食べはじめた。

 僕はわずかにあった緊張感をほどいた。今日は、先輩を纏う空気が安全だと言っている。ちょっと説明が難しいのであるが、このY先輩と言う人はときどき僕に対する行動がおかしい。

 その事実は、やっぱりY先輩のMちゃんに対する態度と僕に対する態度の違いを比較するのが一番わかりやすくて良いだろう。

 例えば、Mちゃんの誕生日には彼女の好きなアーティストのアルバムをあげていたし、常に優しい態度で接している。それに対して僕の誕生日には、花とピアスならばどちらか良いかと言う狭い選択肢のもと、半ば強制的に僕の耳にピアス穴をプレゼントしてくれたし、以前僕の前髪を似合うからと言う意味のわからない理由で、やっぱり半ば強制的にかなり短く切ってくれたりしている。

「今日はどうしたんですか?」

 MちゃんがY先輩に話しかけた。彼女は先輩に酷い目に遭わされていないから、どうやら割と先輩を気に入っているようだ。

「うん。ちょっと、試したいことがあって」

「やっぱり、ハルカさんに用があるんだ」

 しかも、Mちゃんは最近僕とY先輩の絡みを見ることを楽しんでいるように見えるから質が悪い。彼女は元々Sの気質があるので、先輩と気が合うのだろう。

 Y先輩は一旦食すのを止めると、あるものを取り出してニマリと笑った。

「最悪だ……」

 思わず呟いた。Y先輩が僕に近づくと言うことは、何もないことはないとわかっているんだけれども。

「髪、染めようか」

 先輩の左手には、市販の染め粉が握られていたのである。

 Y先輩が話しかけて来たときのままの好青年であったならば、良かったのに。僕は一体何回そう考えただろうか。

「やだやだ! 絶対に嫌だ!」

「お前に選択権はない」

 僕は講義室を繋ぐ廊下と言う廊下をそれはそれは全力で駆け抜けた。けれど、残念なことに僕の足はとても回転が遅いので、ものの三十秒で拘束されてしまう。

「さ、実習室に行こう」

 Y先輩は僕の腕を掴むと、ニマリと笑った。恐怖!

 僕は、先輩とはじめて接触のあった、実習室に連れて来られた。Mちゃんは次の講義に向かってしまったから、Y先輩と二人だけだ。うわぁ、もの凄い危険を感じる。

「Y先輩、一つ聞いて良いですか?」

「何?」

「なぜ急に染める? 私が好きで髪を染めていないのを知っていますよね?」

 ヤラセか。ヤラセなのだろうか。Y先輩は、密かに僕を嫌っていてそれでこんなことをしているのだろうか。あ、ヤバいちょっと泣きそうかもしれない。でもここまでされたらいっそY先輩を嫌いになれるのかも。

 けど、Y先輩は卑怯だった。

「ヤラセとかじゃない」

 僕が本気で嫌がるギリギリのラインを見分けるから質が悪い。だから嫌いになりきれないのだ。

「俺が、単に見たいから」

 そう言ったY先輩は至極綺麗に笑っていた。こう言うとき、Y先輩が無駄にイケメンなのが許せなくなる。Y先輩は、イケメンを無駄使いしている。世の中のもっとイケメンを上手に使っているやつらに土下座すべきだ。

 そんなことを考えている内に、僕の肩にはタオルがかけられて、気づけば髪の染色は始まっていたらしい。

「うわー……臭い。やっぱりツンと来るな、この匂い」

 じゃあするな、と言いたい。切実に。

「頭痒くなったりしてないか?」

「大丈夫です。と言うか今更なんですが、勝手に実習室なんか使って良いんですか?」

「だって、ここ全部揃っているだろう」

 つまり、無許可と言うことだ。何というか、そこまでして僕の髪を染めたいのだろうか。Y先輩、ひょっとしてひょっとするとかなり暇な人なのではなかろうか。

「匂いでバレたらどうする?」

「見られなきゃ、誰がしたかはわからない」

 とんだ暴論だ。その後Y先輩は僕の髪に薬液を塗りつける作業に集中しはじめたのか、まとまった会話は少なくなった。

「終わった。じゃあ、三十分待っとけ」

「え!? ちょっと、放置!?」

 慌てて先輩を追おうにも、こんな状態では実習室を出ることもできない。先輩は、『集中したから疲れた』と言って実習室を出て行ってしまった。

 つかみどころのない奴だとは思っていたけれど。まさか、頭に染髪用の薬液を塗られたまま放置されるとは考えていなかったな。この状態で三十分間一人は、辛い。Tでも呼ぼうか。Tとは僕の友達のことである。

 Tは、隣接する図書館にいたらしい。メールを送るとすぐに来てくれた。

「また、災難だったね」

「全くだ」

 T、今この瞬間から君は僕の親友だ。Tの苦笑が僕には天使に見えたことは言うまでもないだろう。

「Y先輩、Sだもんね。あんな人が彼氏なんてハルカ、大変だね」

「君もか」

 僕と先輩が付き合っていると言う噂があるのは知っている。けれど、Tよ。君は僕とわりかし仲の良い友達だからその辺りの区別はついていると思っていたぞ。

「私とY先輩は何でもないよ」

 否定しておかないと、Y先輩にも申し訳ない。あと、TやMちゃんが誤解しているのも何となく嫌だ。Tは追及することなく納得してくれた。

 Tと世間話をしていたら、時間はすぐに過ぎた。Y先輩はきっかり三十分経ったころに戻って来て、薬液を流す作業に入る。Tは、あまりY先輩と面識がないからか、Y先輩が実習室に来ると図書館へ戻ってしまった。

「お前の休みを一日俺に寄越せ」

 Y先輩がそう言ったのは、突然であった。僕の髪についた薬液を流し終えて、ドライヤーで乾かすと言う作業のその、途中。

「は?」

 あまりに唐突なことに頭がついて行かず、僕は変な声を出してしまった。何だって? 寄越せ?

「今週な」

 そう言うとY先輩は実習室を去っていった。相変わらず僕に選択権はないようだ。今週何かあったかな。ああ、ヤバい大切な用事があるじゃないか。

 どうしよう。でも、Y先輩今週のいつで何時とか言わなかった。もしかしたら、冗談なのかもしれない。と言うか、冗談であってくれ。あの人に一日寄越すなんて、考えるだけで恐ろしい! 僕はそう、考えていたのである。そして、週末がやって来た。

「あ」

 肩を叩かれたから、振り返るとY先輩がいた。僕はと言うと、大切な用事があって少し遠出していたのだけれども、その帰りの電車の中で遭ってしまった、災難のもとに。

「お前、こんなところで何をしている?」

「帰宅しています」

 Y先輩はふうん、と言うとニマリと笑った。ああ、まただ。この人が何かを企んでいるときには、必ずこういう笑い方をするのだ。

「約束は覚えているか」

「約束?」

 僕と先輩に連絡手段はないのだけれどあまりに連絡がないから、半ば忘れていた。いや、正確に言うならば、もう破棄された約束だと思っていたのだ。

「ああ、あの一日寄越せとか言う」

 まさか本気であったのだろうか。しかし、僕は明日も大切な用事がある。困ったことになってしまった。

「俺優先で」

 Y先輩はそう言った。仕方がない。もとより僕は先輩に逆らえないのだ。なぜかはわからないが、何か得体の知れない力が僕とY先輩の間に働いているに違いない。

「わかりました。一時に駅ですね?」

 翌日はMちゃんと遊ぶことになっていたけれど、ランチで我慢してもらうことにする。

「ごめん、ごめんねMちゃん! 決して君と会うことを軽く見ている訳ではないのだけれど、相手が相手だから!」

「わかっている」

 Mちゃんは快く了解してくれた。良い人を筆で書いたような奴だ。Y先輩について理解ある人で良かった。本当に感謝したい。

「ピアス、髪……次は何をされるのかな?」

「本当に。でも、Y先輩があまり変なことをするようだったら全力で逃げようと思う」

 Mちゃんと食べたランチはとても美味しかった。コーンスープに、カリカリのバゲットが付いてきて(このカリカリは一体どうやって作られているのだろうか。いつも凄く不思議だ)、前菜にサーモンのサラダ。僕はカルボナーラを注文。もっと長く話していたかったけれど、Y先輩を待たせるのは、また何をされるかわからないから、すぐに切り上げる。

 Mちゃんと別れたあと、僕は先輩と待ち合わせの駅へ向かった。電車に乗っている間、脳裏には先程のMちゃんとの会話が浮かんでいた。

「Y先輩、ハルカさんに気があるんじゃないかな」

「えぇー……。違うと思うけれど」

 でもよく考えて。他の人にはああいうことしないよ。そうMちゃんは言っていた。そうなのか? Y先輩は、僕が好き?

 考えたこともなかった。僕は、先輩はきっとからかって楽しんでいるだけだと思っていたのだ。

 決着をつけようと思った。僕とY先輩の関係に決着を。僕は、先輩が好きだから、決着をつけたくなったのだ。そう、僕とY先輩の間に働く不思議な力。これは僕が先輩を慕っているからであると気づいた瞬間だった。

 Y先輩は、駅の柱に寄りかかって、気怠げに携帯をいじっていた。ヤバい、遅刻したかな。

 時計を見ると、十二時五十九分。走れ、自分!

「お待たせしました!」

「一時一分。遅刻だ」

 一分で遅刻!? あんまりだ。先輩はニマリと笑った。怖い!

「ごめんなさい」

「ついて来い」

 Y先輩は歩き出す。僕は慌てて後を追った。せっかく気遣ってくれたのに、結局遅刻だ。ごめんMちゃん。

 先輩はいったいどこに行くつもりなのだろう。答えの出ない問いで頭をいっぱいにしていると、Y先輩が手を差し出して来た。

「お金取るんですか!?」

「……お前な。今日はデートだぞ、デート」

 そう言えばそんなこと言っていたっけ。てっきり冗談かと思っていたけど。

 差し出された手に触れようとして、凄いことに気が付いた。これではまるで、恋人同士みたいではないか。と言うか、手を繋いで歩く僕達を見た人のほとんどがそう思うだろう。

「あの、繋がないとだめですか?」

「デートなんだから、だめだろう」

 何だそれは。デートには手を繋ぐという決まりごとがあると言うのか。あれ、Y先輩が目線を合わせてくれないのだけれど。

 この行動には見覚えがあった。でも、それはY先輩ではなくて、MちゃんとかTとかがたまに見せるやつだ。

「もしかして、Y先輩照れていますか?」

「ばーか」

 額に衝撃。デコピンされたみたいだ。先輩はじれたのか、強引に僕の手を取って歩き出した。

 ゲームセンターに行って、僕が好きそうな店に入って、それからY先輩が好きな楽器店。そして、今見えるのはどこにでもあるアパート。

「ここは?」

「俺んち」

 先輩がニマリと笑った。ヤバい、何か危ない。今の内に逃げてしまおうか。頭の中で誰かが危険だと叫んでいる。しかし、不思議と僕の足はY先輩の部屋へと向かっていた。

 Y先輩の部屋に入る前に、彼は一度こう尋ねて来た。

「逃げないのか?」

「逃げてほしいんですか?」

 挑戦的に聞き返したら、数秒間をあけて応えて来た。

「いや」

 先輩がドアを開け、僕はその後から足を踏み入れる。部屋に入った途端に、視界がぐるんと回ったから、ビックリして変な声が出てしまった。

「うわっ」

「拘束成功、だな」

 これだから困る。気が付いたら僕は、ソファに押し倒されていた。

 手を動かそうと試みたけれど、残念なことに僕にはあまり力がないのでビクともしない。僕の両手はY先輩によって頭上に纏められているようだ。こうなった以上は、自分の要求を言葉にしてみるしかない。

「離して」

「何で?」

 ニマリ。ああ、何か予想できる答えだけれど、やっぱり納得はできないな。

「これからが楽しいのに」

 あ、何かY先輩の無駄に綺麗な顔が近づいてきた。

「や、めろ!」

「……」

 だああ、無視するな! そしてどさくさに紛れて腹をさするな!

「変……た、い」

 顔を捻って抵抗するも虚しく、あっさりとキスされてしまう。どうしよう、これ。このままじゃきっと、僕がヤバい。

 状況とは裏腹に、頭は冷静だった。Y先輩の手は、どんどん侵入して来る。手は動かせないから、必死に口を動かした。

「Y先輩?」

 多分、このまま流されるのはダメだ。僕にとっても、先輩にとっても良くない。顔は見えないけど、Y先輩手が震えているから。

「私は、先輩が好きですよ」

 心臓がある辺りに向かって上昇していた手が、止まった。珍しく固まってしまったようだ。

よし、何かとりあえず助かったっぽい。

「だから、こんなことしなくてもはじめから私は先輩のものですよ」

「……あ、俺」

 顔を上げた先輩は酷い顔をしていた。本当に、いつもの彼からは想像がつかないくらい情けない顔だ。

「俺はお前が好きなんだ」

「はい」

 弱々しい声に答えつつ、考える。

 Mちゃん、君は天才か。Y先輩は本当に僕に惚れていたんだ。まあ、実は僕もそれにかけていたのだけれど。

「お前は、俺が好きなのか……?」

「はい」

 Y先輩は、何だか間抜けな表情をしている。そんな表情でまっすぐに僕の顔を覗き込んで来るから、笑いたくなった。

「あんなに酷いことをしているのに、か?」

「自覚あるんですか」

 もしかして、と言われて、自分がドMではないことを弁明した。

「でも、俺はお前にピアス空けさせて、髪染めさせて、今だって無理やり……」

 それでも、好きなものは好きなのだから、仕方ない。僕は拘束が解けた手をY先輩の首に回した。そのまま、手に軽く力を入れる。

「これまでの仕返しです」

 先輩は僕に首を絞められるとでも思ったのだろうか、静かに目を閉じた。そっちの方が好都合だ。

 自分から人にキスをするのははじめてだった。息苦しくなって顔を離すと、また引き戻される。

「ぐぅ!? 苦しい!」

 漸く解放してもらって、必死に酸素を確保する。死ぬかと思った。Y先輩にサービスなんかをしたのがいけなかった。

「俺はMちゃんからお前が彼氏を作らないって聞いたからさ。無理やり手に入れようとか、考えて」

「成る程。確かに私は彼氏を作ることに興味はないですよ。だから、今日まで特に先輩に気持ちを伝える気はありませんでした」

 僕が今最重要視しているのは、看護師になると言う夢であった。

「でも、好きな人と両想いになったとしたら、それは仕方ないと思うから」

 先輩はやはり間抜けな表情をしていて、僕は大声で笑ってしまった。大声で笑ったら、何だか凄くすっきりした。

「さて、とりあえず私は帰りたいのですが。明日も早くから講義がありますし」

「お前は確か俺に一日をくれたんだよな?」

 先程までのY先輩は一体どこへ行ったのやら、彼は至極楽しそうにニマリと笑った。

「つまり、今夜は帰さないぜ宣言ですか?」

「正解」

「あれ、もしかして私喰われる!?」

 笑っている先輩にはどうせ逆らえないのだろう。まあ良い。ここは覚悟を決めるしかない。

 だって、逆らえないのは、僕がY先輩のことが好きだからだと気づいてしまったから。

「お前を喰うのも悪くないけど。今からピアス買いに行くぞ」

「また増やすの、私は嫌ですよ」

 Y先輩はニマリと笑って、あろうころか僕の耳の軟骨を噛んだ。

「うわ、ひっ」

 そのまま、舌で辿ると、食いちぎるのではないかと言う勢いでピアスを引っ張る。

「いったー……やめ、引っ張るな!」

「俺も空けるって言っている」

 アケル? 明けるではないし、開けるでも変だ。あまりに考えるから、きっと変な顔をしていたのだろう。Y先輩はデコピンをしてきた。

「ピアス。俺も空けるから。軟骨に一つ」

「あ」

 Y先輩の片耳に輝くピアスが脳裏をちらつく。アンチトラガス 。元々、ピアスは嫌いじゃないのだ。

「それ、凄く良いと思う」

「だろう」

 今度は僕がY先輩にピアス穴をプレゼントする番だった。

 夜は長い。僕がY先輩にあげた一日はまだ始まったばかりだ。

皆さん、ご無沙汰しておりました。そしてはじめまして。

作者の紗英場渉です。

お気づきの方もいらっしゃると思われますが、この作品は以前投稿いたしました『花とピアス』の続編に値します。

しかし、はじめまして読まれる方にも楽しんでいただけるように、Y先輩の説明であるとか、Y先輩と主人公ハルカの関係性とかはしっかりと書いてあるので、前作を読まなくとも大丈夫なようにしております。……なってるよね!?

さて、何だかこの話を書いている間にピアスのことばかり考えていたものですから、僕もなんだかもう一つくらい空けたくなりました。まあ、ちょっとした事情でもう増やせないのですけれど。

皆さんはピアス、好きですか?僕は凄い好きなんです。理由はわかりませんが、ピアスの小説を書くくらいには好きです。

さて、長くなってしまいましたが、もやもやしていた二人が漸くまとまったので、僕としては満足です。

皆さんの感想またはアドバイスをいただけたら嬉しいですね。

それではまた。




紗英場

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― 新着の感想 ―
[良い点] テンポが良い。誤字脱字もなく、文章が簡潔。 見習いたいです。 [気になる点] ハルカが髪を染められるのが嫌で逃げ出すところは、もう少し引っ張っても良かったかな。一行で捕まってしまうのはちょ…
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