ドラゴンに転生したら、なぜか世界の運命に関わっていた

　人間だった記憶をぼんやりと残したまま、ドラゴンとして転生したアグル。
山奥の洞窟で、魔物を狩って食べて眠るだけの、静かなドラゴンライフを満喫していた。

しかし、ある日現れた「ドラゴンスレイヤー」を名乗る人間に襲われたことで、全てが動き出す。

ただ平穏に生きたかったはずのアグルは、やがて魔人と人間、そして世界の深い闇に巻き込まれていく。

――これは、一匹のドラゴンが、世界の真実に抗いながら歩んだ戦いの記録。