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この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

『永遠の少年と、死を知る少女』 (副題)―Not Dead, Just Left Behind―

作者:赤虎鉄馬


あらすじ

『シルバはまだ逃げている』


---

 世界には、死ねない少年がいる。

 名前はシルバ。
 見た目は十二歳、だが実際には何十年、あるいはそれ以上生きている。
 家族を亡くし、すべての人間関係が時の流れに沈んでいくなかで、彼だけが取り残された。

 死なないというのは、祝福ではなかった。
 痛みも感じ、傷も負う。飢えもする。だが、死ねない。
 ただひとつ違うのは──終わりが、来ないということ。

 いつからか、人は彼を「特異体」と呼び、研究対象とみなすようになった。
 死なない細胞。時間に縛られない命。
 その存在を巡って、ひとつの組織が暗躍するようになった。

 《永劫(えいごう)》──それが組織の名前だった。
 医療と再生の名のもとに、不老不死の秘密を暴き、兵器に変えようとする者たち。

 追われる日々のなか、シルバはとある都市のスラムに姿を隠す。
 だが、そこで出会ったのはもうひとりの逃亡者。
 彼女の名前はミア。見た目は十四歳。不老ではあるが、不死ではない少女。
 彼女の腕には、焼き潰された実験番号の痕が残っていた。

 「あなた、死なないんでしょ?」
 「……それが、どうした」

 ふたりの出会いは偶然か、それとも必然か。
 この世界に生まれてきた理由と、命の意味を知るために、シルバは再び走り出す。
 自分の“終わり”を探しながら。

 ──これは、不老不死の少年と、時間を持たない少女が紡ぐ、
 終わることのない命の物語。



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