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報道なんかでよく聴くホンマに起きた体験談

作者: 藤乃花

今からお伝えする事は、私がホンマに体験した出来事です。十年以上も前の事です。私は古着のリサイクル工場に勤めてはりました。ベルトコンベアに流れてくる古着やぬいぐるみなんかを分別して、近くにある箱に入れていくといった単純作業をしてました。ある日の事です。流れてくる山積みの古着を掻き分け、ポイポイと分けたモンを箱に入れてたら紙袋が流れてきはりました。服がぎょうさん在るんかと思て中を見ましたところ、現金の束が二つあったんです!急に視界が開けて、辺りが明るなりはったんです。(えっ?えっ?えっ?なん、これ?えっ?お金?なんで?これ、どないしょう……)ビックリしながらも、本音をゆうたら迷いました。人として届けるんが正しいやろ!いや……こんなチャンスは二度と無いやろ、黙ってパクれ。私の中で天使と悪魔が火花散らしてバトルおっ始めました。現金は見た感じ百万が二つぐらいある。正直なところ持ち帰りたい!せやけど、私は作家目指してる身……会社で出てきたお金パクっておいて平気な顔で小説なんか書けんわ!考えた末に私は届けました。お金の件は話題になりはって、社内はしばらくザワザワしてはりました。届けた結果胸のモヤモヤは消えててスッキリしたんやけど、気になるんはあれから会社からはどうも警察なんかに届けた気配がせえへんかった事なんですわ。ま、もう何年も前の事やからええか。





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