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必見!1ヶ月で6億金貨稼ぐ方法!トロールと呼ばれたNPCである俺はバグって村社会から追放されたが肝臓検査で成り上がる!〜個人的には味噌汁にはなめこ×アサリが最適解だと思う〜。P.S魔王討伐します  作者: 出版社に渾身の力作持ち込むも編集者とやらにズタボロにこき下ろされて精神崩壊し隔離病棟に10年ぶち込まれた俺、しかし夢で練り上げた全力の力作をなろうに載せて大大大逆転する〜いまさら後悔してももう遅いぜ〜


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賽の河原の石をこそ代わって積んでやると言うのなら

レアちは金貨のためにPKで金を稼ぐことにした

金品を巻き上げたプレイヤーからプレイヤーの情報を聞き出し、そいつから金品を巻き上げて、ということを続けていると稀に獲物を取り逃がす、これがマズイのだ、各都市に設置されているNPC達の治安維持連盟に報告されるとカルマ値が下げられてしまう、これにはいろんな不都合がある、例えばマイナスまで行くと指名手配されて街に入れなくなるとか、今のところはまだ余裕があるが、プレイヤーを取り逃してはならない。

「だから逃げないでね」

ということをこれから犠牲者になる彼に丁寧に説明してあげた。

「お前の事情なんか知るか!頼む見逃してくれ!金ならやるから!」


目の前のやつは『ナルホロホロ鳥の遺体』というダンジョンから歩いて出てきたやつだ、いかにも金を持ってそうだったので捕まえた。

「レポートもしない?約束出来るかな?」

「する!できる!」

「じゃあいいよ、有り金全部置いてってね」

「わかった……」

男がアイテムや金貨を床にばらまいた、1人のプレイヤーが持ち歩いてる程度の量だ。

「拾えよ」

「後で拾うよ」

「いや今拾えよ、カツアゲしといてなんで取らねえんだよ、早くしないと消えるだろ勿体ない」

このゲームのアイテムは都市の中ならポイ捨てしても消えないが野外だと時間で消える、こんなふうに床にばらまかれて数分も経てば点滅したあとぽや〜っと消えるマイクラみたいなシステムになっているのだ。


「もったいないって言うほど大した量でも無いじゃん」

男はすこしピキったがすぐに表情を取り繕って食い下がってくる。


「少ないからこそ早く消えるかもよ?ほら拾えって」

「君見た事あるよ?パープラ偉人伝PK編に載ってたし、嘘ついてPKするんでしょ?サイテーだね」

「お前も載ってたけどな!1番名前デカかったけどな!」

「はは、それほどでも、早くどっかいってね」

「……この野郎!お前みたいなPKは殺してもカルマ値が下がらねえからなあ!ぶっ殺してやるぜえ!」


男が隠し持っていた剣を取りだし襲いかかってきたのでサクッと倒す。

すると次の瞬間さらに多くのアイテムがドロップした、やはり有り金全部は置いていなかったようだ、恐らくPK帰りだったんだろう、魔族の領地、というかPKが出来るエリアはは治安が最悪である、ゲームの中でくらいもっと手を取って助け合うとか出来ないんだろうか。


「おめでとうございますぅ、レアちさんが今シーズンの最多キラーですよぉ!」

一応目標にしていたキル数に到達したらしい、背後から声をかけられて向き直ると黒いローブに身をつつんだ小柄なスケルトンが居た、背中に巨大な鎌を2本背負っている。

「スケルトンじゃなくて死神ですぅ、あと美少女でぇ」

「どうでもいいかな、早く報酬ちょうだいね、でっどちゃん」

彼女は自分をでっどちゃんと名乗るNPCであり、死神である、昔仲間だった。


「はいぃ…これぇ、『ソリチュード』ですぅ、それから今後は危険度最大エリアで殺したプレイヤーのアイテムがぜんぶ手に入るようになりますぅ」

そういってでっどちゃんが大鎌の片方を渡してきた、昔デッドちゃんにもらったやつ、諸事情あり無くしていたのだが取り戻せてよかった、死神になることのメリットはこの武器だけじゃなく、倒した相手の持つものを全ておいはげるということにある、普通は全部のアイテムは落とさず確率でドロップするのだが、まとめて美味しく頂けるという訳だ、交渉を飛ばして問答無用で殺していくことが出来る。


「それにしてもぉ、レアちさんって私の事好きですねぇ、嬉しいですぅ、また私と契約するためにいっぱい殺したんですねぇ、大変でしたねぇ」

「でっどちゃんの役職が好きなんだよ、後語尾伸ばすのやめた方が好かれると思うよ」

「無理ですぅ、わたしぃ、レアちさん専用なのでぇ、他の人に好かれてもなぁ」

「まあいいや、プレイヤーの場所教えてよ、死神パワーで」

「あっちですぅ、結構近いですねぇ」

「それいいね、サクサク狩ろう、『爆縮地』」

「川柳ですかぁ?」

言葉狩りだ、というか爆縮地は季語なんだから俳句だろう。

「違うと思いますぅ」


飛んだ先には1人の男性プレイヤーが居た、どうやらナルホロホロ鳥の遺体に向かうところらしい、片手剣と盾を装備したそいつはどう見ても弱そうな防具を身につけてお。危険度最大エリアにはどうも似つかわしくない姿だ。


「こんにちは!有り金と命!置いていってね!」

「素敵な挨拶ですぅ」

「断る、お前が置いていけ」

男はそう言うと私を見据えて立ち止まった。

「そんな装備で大丈夫?レベルいくつなの?」

「今……82だな」

「低!どうやってここまで来たの?」

「俺の敵になる相手はいなかったぞ、お前みたいな輩も数え切れんほど倒した、全くもって簡単なゲームだ」

「ふうん…」

シーズン1の頃はレベルの上限は50だった、それが切り替わる度に50ずつ引き上げられて今や200だ、私は第4シーズンが始まってそこそこで無実の罪で大借金を負わせられたためにレベル上げが進んでおらず165レベルなのだが、このフィールドの敵とはステータスで見れば良い勝負をしている、生半可なプレイヤースキルではその半分程度で生き残れるとはとても思えない。


「この辺危ないし都市に帰りなよ、死んだらアイテムドロップしちゃうよ」

「このゲームに俺を殺せるやつなんて居るわけない、そもそも都市にはいられん、カルマ値が-200だからな」

「カンストじゃん、どうなってんの」

「レアちさん以上の極悪人ですぅ」

「『ヨルノ』とかいうプレイヤーが一人もいない村に爆弾をしかけたらこうなった、プレイヤーには迷惑をかけていないんだがな」

「テロリストじゃないですかぁ、品位が疑われますぅ」

「そいつガチでうるせえな」

同感だ、でっどちゃんの喋り方はイラッとする

「はは、もしかしてネットに書いてあるやつ鵜呑みにした?それパーフェクトプラネットの前作の前作の攻略だよ、大人しく捕まって街で刑罰受けてカルマ値あげるんだね」

「ふん、心の無いNPCの村を破壊したくらいで罰されるなんざお断りだね」

「心が無いとかないんじゃない?……NPCとも付き合ってみれば楽しいもんだよ」

「そうですよぅ、レアちさんと私は通じあってるんですからぁ」

「でっどちゃんの話してないよ」

「ふん、こんなゲームにマジになってるやつの気がしれんな、虚しいだけだろう、なにもかも」

「あは!まあいいや!本題に戻ろうか!有り金置いていってね」

「断る、戦ってもいいが勝つのは俺だ」

「どうかな!『死神の目』」


私を中心に放射状に波動が広がりそれが男に命中すると、ダメージを上昇させる『死神の視線』が男に付与されるそして即座に大鎌、『ソリチュード』を男の頭に振り下ろした、何人ものプレイヤーを一撃でキルしてきた必殺技だ。


「無駄だ、『パリィ』」

「運いいね!」

男の体がピカっと光り私の攻撃が弾かれる。

敵の攻撃のダメージ判定が発生する0.5秒までにタイミングよく発動することで使えるパリィというスキルはある程度の攻撃を無効化することが出来る、その中でも発生する0.1秒前に発動させることが出来れば行えるパリィ・ジャストは敵の攻撃を弾ける上に防御後の隙が一切ない、攻撃が防がれて動けない私に男は一撃を与えた、圧倒的なレベル差があるためにあまり大きなダメージは入っていないが


「運じゃない、もちろん狙っている」

「これほんと……?」

私からすると間髪入れずに切り上げ攻撃を出したつもりだがまるで知っていたかのようにそれもジャストでパリィされる、さらに回転して横なぎに斬撃を繰り出すフリをしてあえてそれを当てずに空振りさせる、パリィは失敗すればなんの効果もない上に無駄に体を動かすことになる、その隙を突く作戦だ、しかし男はそれが当たらないのを見たように動かない、しかも私の考えや動きを読み切ったからできる、という動きではないようなのだ。


「反射神経でやってるの?一体何者?」

パリイのコツは見て発動するんじゃなく、敵の攻撃を予測してタイミングを合わせることになる、だけどコイツは、目で見てタイミングを合わせている?

「『25』だ」

「変な名前ですねぇ」

「25さんね、悪いけど本気で行くよ!」

「そこまでだ、凡人共で争うのはやめろ」


そう言ってまた別のプレイヤーが現れた、しかしまたしても25のように、もしくはもっと貧相な装備である。


「今度はなにー!?」

「俺は『神側』だ、分かったら醜く無駄な争いに身を投じるのはやめろ、かなしくなるだろ、凡人は謙虚に行くべきだ、身の程をわきまえろ」

「俺が凡人?身の程をわきまえるのはお前の方だ一般人が、現実に帰って健康的なスポーツにでも興じろ、地下太陽の光を浴びろ」

売り言葉に買い言葉、神側という男に喧嘩はやめろと怒られた25は神側を挑発する。

「意味わかんない喧嘩してるね?」

「神側だったか?お前も俺と同じようにこのゲームに難しさを感じていないようだな…これも何かの縁だ、殺してやる、だから失意のままこのゲームを引退しろ、その後現実で殴り殺してやる」

「黙れ、死ぬのはお前だ、バーチャルリアリティでもリアルでもな」

「殺すとか何とか、怖い人たちですぅ」

まったくだ、神側はさっきまで争いはやめろとか言っていたのに気づいたらやる気満々で武器を取りだしている、突如現れた2人のしょぼい装備の冒険者達、この今まであってきた人達とは違う異質なエンカウント、しかしやることは変わらない。

「よーし!1v1v1だね!」

神側も25も低レベルっぽく儲けは少なそうだが、有り金全部頂いていく!



「『フラッシュスマイト・ダーク』!」

「おぉ!私の教えてあげた技ですねぇ」

闇の爆炎をまといながら鎌を一周させて振り抜く、ノーダメージで抑えることは難しい範囲攻撃なのだが。

「『パリィ』」

「『アボイドロール』」

アボイドロールはコロコロ転がって敵から逃げる技、これにもジャストの判定が存在する、両者どちらともタイミングのシビアな防御技と回避技、それを完璧に使いこなしている、さらに反撃にもスキルを使わず通常攻撃で削ってくる動きには全く付け入る隙がない。


「やっぱりこの技じゃダメか」

対モンスターで強い技とプレイヤーを殺すための技は全然違う、個人的には結局プレイヤーを倒すためには通常攻撃が1番だと思っている、だがコイツら完璧に防いでくるのだ、それに私にとってまずいことはもう1点ある。


「なんか2人とも私狙いじゃない!?」

「目障りだからな、先に殺す」

「まったくだ、1番金を持ってそうでもある」

「くっ!困るな〜、2対1は厳しい!でっどちゃんが手伝ってくれてもいいよ?その死神の大鎌が玩具じゃないことを証明してもいいんだよ?」

「いやですぅ、死にたくないのでぇ」

「じゃあさあ!なんか魔法とかで援護とか出来ない?」

「岩属性の魔法なら使えますけどぉ」

「じゃあそれで!」


少し距離をとるように歩法で躱して、時間を作る、タイミングの分かりやすいスキルでダメージを取るのは諦めて通常攻撃主体に切り替える、ステータスの高さからこちらの方が体術に補正がかかっているはず、にもかかわらず2人とも恐るべき強さでかなり押され気味になっている、簡単には倒せなさそうだしちょっと本気だそうかな?と考えたところに突然巨大な地響きが鳴った、あたり1面に砂埃が撒き散らされて、一旦戦いが止む。


「なになに!?今のでっどちゃんがやった?」

「ちょっと心当たりないですぅ」

「忘れていた、戦っている場合じゃないんだった、敵が来るんだ、俺はそいつから逃げていたんだが」

神側が突如動きを止めて言った。

「敵?どんなやつ!?そいつ倒そう!一旦休戦にしよう!」

こっちとしてはコイツらと戦うよりその敵を倒す方が楽そうだし、一旦休憩しようと思い提案する。

「ふん、そいつの次はお前ら2人だがな」

呉越同舟と言うやつだ、と見せかけてあわよくばそいつを2人に押し付けて倒せないかな?そんな目論見を抱えながら神側が指す方を見ると『討伐不可能なヤツ』が土埃を上げて全力疾走してきていた。


「うわあ!討伐不可能なやつ!」

「なんだその物言いは、ヤツには『リーパーキラー』とかいう名前があったぞ」

神側は名前を確認したようだが、それには意味が無い、私は何度もそのボスと戦ったことがあるのだが。


「出てくる度に名前も能力も変わるの!見た目で判別するしかない、出現条件は強いプレイヤーがいること!突然出てきて轢き殺してくるボス!」

『討伐不可能なヤツ』は破れた拘束服を着ていて天狗面とメガネとサングラスを着けたヴァンパイア隻腕サムライだ、かなり特徴的な見た目なので1発でわかる。


「ふん、ボスなら何人も倒してきた、相手にならん」

そう言って25が貧相な盾を構えてヤツに立ち向かう、既に逃走が間に合う距離じゃないほど近づいてきている。


「やるしかないかあ…!」

討伐不可能なヤツは私たちの前で止まると刀を抜き口を開いた。

「凄腕3人!我輩の相手にはならん!『死亡遊戯』!」

ヤツが刀を振ると全方向に波動が飛び出て25と神側は即死した。

「あーあ、レベル100以下は即死とかかな…」

「死神1人!我輩の相手にはならん!『二ノ太刀のレガート』!『ここ、試合決定で』!」

「なにこれ!?」

『二ノ太刀のレガート』とかいう技、突如ヤツが2人に分裂した、そしてその後使われた技、『ここ、試合決定で』はかなり特殊な技のようだ、これから起きたことを順番に説明していく。


まず突如私と討伐不可能なヤツがお互いに1ダメージを与えあった、これにより私の大鎌、『ソリチュード』に付与されたパッシブスキル、『死神の視線』が発動する、その後私と2体の討伐不可能なヤツを取り囲むように鉄檻が空から降ってきて閉じ込められた、当然そんな怪しい敵の用意したフィールドに入りたくないため逃げ出そうとしたのだが体が動かない、どうやら閉じ込められるまで動けなくなるようだ。


「これまずい!ていうかクソすぎ!」

檻に閉じ込められてさあ戦闘開始となるまではお互いに動けない技、それが『ここら試合決定で』なのだろう、それはいい、まだ平等なルールだし、問題はヤツから出ていた分身の方は普通に動いている事だ、そもそも1対1じゃない、あっちも自分だからセーフなのだろうか?急いで防御しようとするが体が動かず、分身体から強烈な斬撃を浴び私は一撃で消し飛んだ。


「今回はこういう感じかあ…」

『死神の視線』にはそれがついてない相手からの攻撃のダメージが増加するデメリットがある、ヤツはこんな風にこちらに対し理不尽な対策を行って何も出来ないうちに倒してくるのだ、奴は私の死体の上で屈伸を繰り返している。

「いつか絶対ボコボコにしてやるー!」

【ユニークスキル】

『死亡遊戯』本名をゲームに登録しているネットリテラシーのないやつを即死させる波動を出す

『二ノ太刀のレガート』自分と同じステータスの分身を召喚する、こいつは1度だけ敵を攻撃したあと消える

『ここ、試合決定で』敵を1人指定しお互いに1の固定ダメージを与え合う

【システム】

『死神』

一定期間内で最も多くのプレイヤーをキルしたプレイヤーを死神にし力を与える、2人目以降は最初の死神より多くのプレイヤーをキルすると死神になれる、そして死神を討伐したプレイヤーには特別な報酬が与えられる。

【装備】

『ソリチュード』

死神に認められてレアちが賜った大鎌、1度攻撃した相手に『死神の視線』を付与し次から攻撃する時にダメージを上昇させ強力な闇属性と即死効果を持つ『首刎ね』属性を付与する、ただし代償として死神の視線は同時に1人にしか付与できず、新しい敵を攻撃すると古いものがクリアされる。また死神の視線がある時それが付与されていない敵から攻撃を受けた場合強制的にクリティカルになる。

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