其の弐拾七
―――ピーンポーンパーンポーンパーン
なんか最後にひとつ多かった気がするチャイム(なのか?)が鳴って放送が流れる。
『二年三組の清浦景君と黒田凛さん。至急生徒会室へ来てください。
繰り返します・・・』
恐らく俺がこの学校での呼び出し回数最多なんだろうな、そう思いながら生徒会室へ行った。
カミツキ! 其の弐拾七 「生徒会」
「君たちには生徒会に入ってほしい。」
それが生徒会に行ったときに現会長が放ったいきなりの言葉。
「何故です?」
「いや、君たちは生徒会外の人だし、その割には結構生徒会の仕事を手伝ってくれてるじゃないか。
で、今の三年が皆抜けると人が足りないわけ。」
そう、この学校は三学期に三年生が部活や生徒会などから引退する、そんな不思議な習慣があるのだ。
でもそれはいいとしてもうひとつある。この学校は部活と生徒会は両立できないという規定があるのだ。
「でも会長。私たちは帰宅部に入っていますが良いんですが?」
凛が思っていることを言ってくれた。
「ああ、大丈夫だ。帰宅部は特例で両立できる。
帰宅部の先代の部長は梓さん、つまり先代の生徒会長じゃないか。」
そういえばそうだった。帰宅部を創ったのは姉さんであって、その時点で両立している。
「で、入ってくれるかな?
役職は会計か諜報あたりになると思うからそんなに忙しくは無いと思うぞ。」
・・・マテ、諜報って。リトルニュークあたりの諜報するんか。
しかも会計って忙しいぞ。部活とかの予算案を作ったりせにゃいかんからなぁ。
「でも渡瀬先輩、諜報は置いとくとして会計って忙しいでしょう。」
「いや、そうでもないぞ。」
「そうなんですか?」
意外な結果。会計って忙しいものかと思っていた。
「ここの会計は二、三人で行うからそんなに忙しくないんだよ。」
「成程・・・。」
でも入るべきか入らざるべきか、そこが問題だ。
・・・冗談だ。もう決まってる。
「で、入ってくれるかい?
まあ、もう俺たちには関係の無いことだが。」
「ええ、分かりました。入ります。」
「・・・じゃあ、私も入るわ。」
「そうか。ありがとう。
それとあと数人勧誘してきてほしいのだがいいか?」
数人、アマ、勇(雑用)、石橋君ぐらいでいいかな。
「分かりました。どうにかしてみます。」
「ありがとう。」
「それじゃあ、これで。」
そう言い、席を立つ。ソファが前来た時より高価になっている気がするのは気のせいだと思いたい。何か肌触りが良かった気がするのは科学の進歩だと思いたい。・・・別に本革でもいいんだけどさ。
ということで早速勧誘をすることにした。
まず一番手っ取り早くアマから勧誘したら・・・
「うん、分かった。」
即答だった。
石橋君は凛に任せてあるし、次は勇あたりかな。
勇のことを言ったら凛が
「何で勇を入れるの?」
と言ってきたけど。
「雑用だよ。」
この一言で疑問は氷解したらしくそれ以来聞くことも無かったし逆に賛成もしてくれた。
「なあ勇、生徒会に入らないk――「オッケーだ。入ってやるぜ!」・・・ああ、ありがと。」
どうやら入ってくれるようだ。雑用係だとは言っていないがあいつが言葉を止めたんだからあっちの責任だよな。俺は悪くないはずだ。
で、結果ほかに石橋君と佐倉さんが入ることとなったらしい。
うちの親みたいにならなければいいんだけどな。




