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平行世界の私達  作者: トムラ
1/1

パラレルワールドとは

初めて投稿します。

分からないことばかりですが読んでくれると嬉しいです

読者の皆様は、パラレルワールドというものをご存知だろうか?

この小説では、パラレルワールドというものを知った上で読んでもらいたいのでここでパラレルワールドについて教え致します。

パラレルワールドとは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。 並行世界、並行宇宙、並行時空ともいう。 「異世界(異界)」、「魔界」、「四次元世界」などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つものだ。






~本編~

俺の名前は、船山ふなやま 来駕らいがだ。

音楽が強いと言われ、音楽科がある某S県 横須よこす高校普通科に通う2年生。ちなみに彼女いない=年齢だが、1つ上の女の子の幼なじみがいる。皆が特に憧れる可愛い幼なじみと俺は思っているし、友達からも言われている。名前は姉沼あねぬま 永湖えいこで同じ 横須よこす高校普通科に通う3年生だ。彼氏は何故かいない。1度もいた事がないらしい。幾度となく告白されてるらしいが断っていると聞いている。不思議だ…

時は放課後

俺は、学校の屋上で仲良く下校していく人達を眺めていた。

なぜ屋上にいるかと言うと誰かを待っているのではなくただ誰も来ない一人静かにいられる場所、だからいつも放課後、30分~1時間はここにいる。

だが今日は違った。いつもは誰も来ないはずの屋上に、人が来た。

ガチャッ キー!!

それは幼なじみの、永湖えいこだった。

「あれ?珍しいな、こんな所にどうしたんだ?」


「ちょっと、話があるんだけどいい?」


不安そうな顔をしている永湖えいこを心配しながら俺は即答した

「ああ。でもちょっと長くなりそうか?」


「ええ。長くなりそうね。」


「ん。分かった。なら場所を移動しよう」


「ごめんないね。」


「いや、いいんだ」


いつもと同じ帰り道を2人で帰ったが、この日は特に話すことなく車の走る音、川の水が岩壁にぶつかり波打つ音を聞き、強く吹く向かい風に立ち向かいながらいつもの2倍の時間をかけて帰った。いつもは15分位で家に着くがいつもの2倍なので30分かかって家に着いた。

俺は家に着くや否や

「ちょっと待ってて。」


ガンッガシャガシャドンッ


ガチャ

「どうぞ。」


「あ、ありがとう。凄い音したけど大丈夫?」


「ああ、平気平気!」


ふぅ、俺の部屋ちょっと荷物多かったからかたすのたいへんだったなぁと思いながら俺の部屋へ通した。

「いつ来ても来駕らいがの部屋は変わらないね!」


「当たり前だろ。俺の部屋なんだからさ!まあいいやいつも通りくつろいでて。」


キッチンへ、お茶と茶菓子をとり、自分の部屋で待つ永湖えいこのところへ向かった。

「お待たせ~」


「いつもいつも気にしなくていいのにぃ」


永湖えいこはいつもいう。そうは言ったって彼女がいない俺からしたら俺の部屋に女なんて、母親とばぁちゃんしか入ったことないんだし気にするっての。

「いいのいいの!」


お茶と茶菓子をテーブルにおき、一息ついたところで話を始めた。

「で、話って?」


「うん。それがね昨日ちょっと友達と高校近くで遊んでて、帰りが遅くなって…」


「なんだ!?ストーカーか?」


「ちょっと!違うから!とりあえず私の話を全部聞いて!」


「はい。」

そう。俺はいつもはやとちりをしてしまう。悪い癖だ。


「で、帰りが遅くなったのにも関わらず暗い道だけどいつも使う近道を通ってたら、いきなり辺りが暗くなったのね。ほんの2~3秒なんだけどね。その時は目をつぶったのかな?って思ったんだけど、帰ってる途中あれ?おかしいな?って思ったのよ。何故かって言うと、いつも使ってる道なのに家全てが左右逆に建ってるのよ。ちょっと分からないかもしれないから具体的に例えて話すと右が永野さん家だとする。左が佐藤さん家だとする。その家が左が永野ながのさん家で右が佐藤さとうさん家みたいなことになってたのよ。」


「ほうほう。ここまでは理解した。いつもの帰り道に違和感を感じたと。」


「そう。それで違和感を抱えながら家に着くと、ほんとにびっくりしたわ。仕事中だったはずのお父さんが、おかえりなさぁい。と言って私を出迎えてくれたの。それでお父さんにお母さんは?って聞いたら仕事って、言われてお父さんに色々聞いたら何言ってんの?あんた!どうしちゃったの?とか言われて気持ち悪すぎて、すぐ部屋に行ったら、私の部屋じゃなかった。確かに私の部屋だったんだろうけど、私とは趣味などが全然違かった。」


「はい。ここでちょっと整理させて。まず、仕事中だったはずのお父さんが出迎えてきた。」


「そうね。」


「で、キモすぎて、部屋に行ったら自分部屋のはずなのに、置いてあるものなど全ての系統が、違かったと。いうことだね。」


「そうね。あながち間違ってないわね。次いくわね。」


「よろしく頼む。」


「で、その日夕食の時間になってお父さんに、ご飯が出来たから降りといでと言われおりたら、いつもお父さんが帰ってくる時間にお母さんがかえってきて、一緒に夕食をいただいた。その日は、疲れてるんだろうなって思ってテレビもみずに直ぐにお風呂に入って、歯磨きして寝たわ。」


「うん。これは直ぐに理解できたから話を続けて。」


「そして、朝になって、起きたら、なんと!なんとだよ!いつもの私の部屋、どこを誰がどう見ても私の部屋だったのよ!お母さんも仕事行ってないし、お父さんは、遅刻せず余裕を持って仕事に出かけていた…」


「え!?」


「このことについてどう思う?」


俺はこの話を聞いた時直ぐに頭によぎった言葉がある。それが、パラレルワールドだった。

「どう思うってそりゃパラレルワールドにいったんじゃないのか?」


「パラレルワールド?」


永湖えいこも知ってるだろ?この世界には平行世界があるってことを。」


「ええ。もしかして私そこに行ったってこと?」


「まあその話を聞いた限りだと他におもいあたるふしはないしな。」


パラレルワールドに行ったなんて興奮してしまいそうだったが、ぐっと堪えて平常心を保ち続けた。

「なあ。ちょっといいか?」


「ええ。なにかしら?」


「この話他の誰かに話したか?」


「いいえ。話してないわよ?話した方が良かったかしら?」


「いいや、いい。話さなくていい。てか話すんじゃないぞ?実験台とかにされたくないだろ?」


「ええ。そうね実験台はいやね。話さないようにするわ。」


俺はひとまず安心した。

「とりあえずは、またパラレルワールドに行かないように俺も一緒に下校するわ。夜限定で行くとは限らないからね!」


「ありがとう。ほんとに助かるわ」


「いいや、いいんだよ!永湖えいこの安全のためだもんね!」

内心安全のためと言いながら女の子(幼なじみ)と一緒に帰れるのを楽しみにしている。あ、もちろん安全のためもちゃんとあるんだからね!

そう言ってその日の話し合いはお開きとなった。

そして、永湖えいこを家まで送ったあと自分の部屋で、パソコンを開きパラレルワールドについて調べまくった。おかげで、次の日宿題を忘れてこっぴどく叱られた。もちろん登下校も一緒にしている。遠目から見たらカップルかっ!と言われそうなくらい学校へ行く時帰る時は一緒にいた。

放課後、下校時にもパラレルワールドについての話をしていた。

「昨日の夜、永湖えいこが帰った後ずっとパラレルワールドについて調べてたんだけどパラレルワールドに行く条件ってのは、ないらしくてどうもふとした時にパラレルワールドに行ってることが多いらしい。ただ、ネットには、パラレルワールドに行って帰ってきたという情報がなかった。」


「え!?とゆうことは奇跡的にパラレルワールドに行って帰ってきたということ?」


「そうなるかもしれんな。」

ネットには、死後の世界説や、地球空洞説など色々書いてあったが言わないことにしよう。不安にさせたくはない。まあ俺も1度はパラレルワールドに、行ってみたいが怖い気持ちもある。


「そっかぁ。よかったぁ。もう、来駕らいがに会えなくなるとこだったのね。」


「え?」


「え?」


「いまぁ、、俺に会えなくなるって言った?」


「ええ、言ったけど」


「あ、うん、いや、なんでもない」

まさか永湖えいこがそんなふうに思ってたなんて知らなかった。


「あ、もう永湖えいこの家に着いたよ!」


「あ、ほんとだ。」


「今日はこの辺にしてまた明日、明日は土曜だから朝からうちに来るといいよ。」


「ありがとう。ほんと頼りになるね!」


「いや、ほんとに心配だから当たり前だよ!」


二人ハモって「バイバぁイ」


~次の日の朝10時~

ピーンポーン

ガチャ

「はい、あっ永湖えいこか。上がって上がって」


「お邪魔しまぁす。」

お茶と茶菓子をだし終わったあとしばし沈黙が続いた、、

話を切り出したのは永湖えいこだった。

「ねぇ来駕らいが


「ん?どうした?そんなにあらたまって」


「私実は、、、」


ゴクリ

「…」


来駕らいがの事がずっと好きだったの///」


「えぇぇぇぇ!それマジ?」


コクリ

「私がパラレルワールドに行ったっていう話をした後にするのは卑怯だと思ったんだけど、もうこの気持ちが抑えきれなくなったの。ごめんね。いや、だったら断ってもいいんだよ?」


「嫌なものか!俺も永湖えいこの事がずっと好きだった。いつも告られて断ってるから不思議に思ってたんだけど俺からの告白を待ってたのか。気づけなくてごめん。」


「いいのよ。もうそんなこと。これで私たち晴れてカップルね!」


「そうだな!」

そう、来駕らいがが言った瞬間小さな光が窓から入ってきた。

そして可愛い子供の虎みたいになって浮いている。

「嬉しがってるとこ悪いんだけど、条件を満たしたからこれからもしパラレルワールドに行ったらしばらく帰って来れなくなるかもしれないよ。あぁ、これもう満たしてるから今から別れても無駄だよ。」


「はぁ?何言ってんの?お前?じゃあ行った場合どうすりゃ帰れんだよ!」


「それはねぇ。ボクもまだ調査中だから分からないんだ。今分かってるのは他にも同じようにパラレルワールドにとばされしばらく帰って来れなくなり、大人しくしばらく生活していたら気づいた時にはこっちに戻ってきてたとか、転けたらパラレルワールドに行って川に落ちたらこっちに帰ってきたとか色々あるからまだ分からないんだ。」


「じゃあいかないようにするにはどうすりゃいいんだよ!」


「そりゃそんなこと分かってたらとっくに話してるよ。」


「くそっ!なんで、なんでこんなことに、、、」


来駕らいが落ち着いて、こうなったのも私が悪いのよ。」


永湖えいこは悪くない!こうなったのも俺の力不足のせいだ。」





読んでいただきありがとうございます。

面白いと思っていただければ幸いです

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