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この街の片隅に

作者: まえとら

政治屋もマフィアも企業も組織はいつの時代もトカゲのしっぽ切りをして生き残る。真実は闇の中だ。



俺はマフィアの三下。下っ端だ。

どこかの飼い主が捨てたか。野生のものが迷い込んだか。いつの頃からかこの小さなトカゲがは俺の部屋に住みついてた。知らないうちに街の色に染まる。こいつの保護色のように。


俺が寝ていると、凄まじい勢いで大男と男が侵入してきて目が覚めた。

「どけこら!」

「ひっ」

トカゲのしっぽは踏まれちぎれた。

「ここだ!」

男たちは浴室の天井から白い粉が入った袋を取り出した。あんなところにあんなものが。

殺されると思った瞬間。玄関から別の連中が発砲した。大男が弾かれ俺は下敷きになった。男の頭が撃たれるのが見えた。連中は白い粉の袋を持って出て行った。

大男から這い出るとき、俺の手に何かが触れた。もう一つの白い粉の袋だ。


お前も一緒に行くか。俺はトカゲもポッケにいれて国境を越えた。

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