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怪物の足跡  作者: 猫又犬田郎
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プロローグ

これはハイファンタジー?

あ、初投稿です

いつからか、人の感情は力を持った


いると強く信じられた神は姿を手に入れ力を持った


そして天使が生まれ悪魔が生まれ人のような物さえさえも作った、怒りで呪われた者は化け物となり、恐怖で呪われた者は体が内から燃えた、だが思う人がいなくなっても神は消えず、呪われた者は化物のままだった


その無秩序な世界は奪い奪われるのが通常になった

神は争い、服従させ信仰させる神達は力をつけようと人を襲っては信仰することを強いらせた

神を敬い、命を捧げた者は怪物となり、人を超えた力を持った


ある人は人々のためにと神と戦い、その度に敗れ神の力を大きくするだけだった。


そのうち神を殺そうとする者は居なくなった、

勝てる訳がないと


そして神に魅入られていない人々は逃げた、逃げ続けた、

神々の戦に巻き込まれないように


魂を食らう天使に食われ、悪魔に騙され


そんな極限の状態で一人の人間がこう言った


『神を殺せば神になれる』

『神の死体は高い値が付く』

『神は殺せる』

『人外を食らえば生物としての格が上がる』


そんな夢物語のような言葉

だがその言葉は瞬く間に広がった

人はそんな夢物語にしか縋り付けくなってしまっていた

だが、だからこそ強く皆が信じた


ある者は恐怖から

ある者は怒りから

ある者は欲望から


そしてその感情の力は、神々の力を弱まらせ

遂に神を殺す者が現れた、そして感情の力によって改変された神の肉体は

人の都合のいいように書き換えられていた

その肉を食らえば若返り、老い難くなった

その血を飲めばあらゆる傷が瞬時に治り、どんな難病をも治した


そしてそこで人はもっと欲しいと考えた


そして人はあらゆる手を使って神を殺した

殺し続けた


身の危険を理解した悪魔達は地獄、天使達は天界へ

人の感情が作った世界に逃げ、


人を返り討ちにした神も人を殺せば殺すほど人から狙われるようになり

いずれは殺された


なにより、感情の力によって造られた者達には感情の力をもっていなかったのだ


そして時が経ち、人類は再び繁栄していた、

食にこだわり、娯楽にこだわり、大きな城が建ち


そしてさらに時が経ち

神や、神を食らった者達が

皆の記憶の時間から置いて行かれ始めた頃


国が弾けた


主な理由は国が人々の欲望に耐え切れなくなり、

内戦が起きた、そしてこれを好機と捉え悪魔や天使、僅かながら神までもが襲ってきたのだ

戦いは長きにわたり続き、王が死に、結果は共倒れだった。

そして神達が襲って来た時、人類にはもう戦う力など残っていなかった


人々はまた逃げた

城の地下から洞窟を通って逃げようとしている人々がいた、


そして、その人達は口々に「悪魔や天使達め」、「何故国が割れたんだ」、と

自分達の責任を、哀しみ、怒りをぶつけられる物を探した

憎しみの矛先はぶつけられる者がいれば、そちらへ向く


そして王には小さな子がいた、

王は民の欲望を止められなかったが、

父親として、自分の子には ただ生きてほしいと逃がした子が



まだ言葉も喋れないその子に対し、人々は怒り、憎しみ

強く、さらに強く憎悪した、


その時その子の体に変化が起こった


体から小さく何かが裂ける音が聞こえ

その背中から小さく羽が生え、尻尾が腰から生えた


それを見た人々はさらに子供を憎み、それしか考えられないほど子に感情をぶつけた

これから、どう自分の怒りをぶつけるか、考えている者もいた


すると

小さかった羽が巨大化し、角が生え、目の色が父親の青色から、血のような色に変わり

牙が伸び、爪が刃のように鋭くなった


半狂乱の人々は

目の前の、幼い子が何になろうとしているのか考えもせず、憎み続けた


子は背中からさらに爬虫類のような羽を出し

下半身が馬のような形になり、関節の場所が変わり


気づくと子供は、人達を圧し潰せる大きさの肉塊となり、

その中では何かが裂ける音が鳴り続け


その時、洞窟が崩れ

全ては大地に揉み消された




――――――――――――――――――――


ある教会があった、


内戦前に造られたであろうその建物は、造られた時はさぞ立派なものだったことがうかがえる

戦により、祀っていたであろう神の像は壊れて、石くずとなり果て、それでも美しいと感じれた

だがそれでも、不可解なことがあった、


祭壇が血で赤く染まり、子供のものと一目で解る頭蓋骨が

祭壇の上に溢れかえっていた


そして、そこにいる神父はいつも神に祈りを捧げていた、

今日も同じ様に、


そうすると、外から一人の足音が聞こえた


そちらを見てみると、黒い布を頭に被りこちらを見ている人影が見え、神父が話し掛ける


――――ああ、あなたは運がいい  こんなにも美しい子ども達の姿が見れるのだから、 神も祝福してくださっていますよ、 ですがゴミがついていますね、 もう少し、肉を落としたほうが綺麗になれますよ。



そう言うと、神父の体は突然膨張し、あるところで形を変え始め、

ライオンと蛇と羊の三つの頭を持つ獣へと姿を変えた

するとライオンの頭でそのナニカに噛みついた


だが噛み千切れない、


深く噛みついたはずの肩からは血が出ておらず

その者の赤い目を見て、危機を感じた獣は退こうとする、が


間に合わなかった


そして、その赤い目の者の体の中からは





何かの裂ける音がした





つづく、、、?


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