表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カミサマは管理人  作者: なーちん
2/9

月曜日(2)

少し短めです。




 「おはようございます」

 「大家(おおや)さんおはよう」


 

 僕の会社は自宅から徒歩10分の小さな会社【株式会社 小松】

 ・・・ということになっている

 受付のおじさんに声をかけ、薄暗い階段を降りていく



 

 【株式会社 小松】に出社するのだが、そこには隠された地下道がある

 地下道に設置された水平型エスカレーター(オートウォーク)で移動した場所が本来の職場だ




 この水平型エスカレーター(オートウォーク)には特殊な技術が使われており

 時間の進みが歪められているらしい




 水平型エスカレーター(オートウォーク)に乗っている時間を職場の人に聞くと

 皆だいたい5分前後と言うが住まいは東京、千葉、埼玉・・・

 到底5分で出社できるとは思えない距離だ




 (知らない方が良いことなんだろう)

 僕はあまり考えないようにしている




 『ファーーーン』


  


  (・・・ついた)

 



 水平型エスカレーター(オートウォーク)を降りて進むと 

 ピカピカに磨き上げられた重厚な扉が見えてきた

 扉の脇にあるプレートに右手を置くと、天井から青い光が降り注ぎ全身を包む





 『職員番号5−6980 大家(おおや)大地(だいち)さん、おはようございます』

 「おはようございます」

 『声紋確認しました。扉が開きます。』

  

 

 



 大袈裟すぎるほど厳重なセキュリティーを完備したこの場所

【関東総合管理センター】が僕の本当の職場なのだ





 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ