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寺生まれのTさんの心霊ファイル  作者: ねぎいため
6/6

八尺様との戦い 2

ようこそこの小説へ

なんて言ってる場合じゃない!!

今回の主人公は寺生まれのTさんと田舎の男性です!!!!

それでは八尺様との戦いどうぞ!!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「・・・久しぶりだぜ俺の破ぁ!!を食らったのに

 ピンピンで耐えてるやつはよお・・・」

確実にあいつに直撃した蒼白い光弾は光を放っただけで

何もダメージを与えられなかった。


「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」


煽ってんのかキレてるのか分からないその声は

俺の闘争心を増幅させただけだった。


「絶対 お 前 な ん か に車の中にいる奴は渡さねえ」


「ぽぽっぽぽっぽっぽっぽっぽぽっぽ!!!!!!」


今度のぽぽぽはあいつの意思がしっかりと伝わった。

俺を敵と判断する!と


「効かねえんだったらもう一回打つだけだ!!!

破ぁ!!!!!!!!!」


あいつの手、胴、足、顔に命中した光弾はまたしても

あいつの体を震わらせるだけで効かなかった。

すると突然八尺様は俺に高速で近づいた


なんだ?


と思った時には視界が真っ暗になり

俺の体に打撃が加わり後ろの道に吹っ飛んだ。

頭から落ちた俺はそのまま道に寝転んだ。


「道路で戦うなんて田舎じゃなかったら出来ねえよ・・」

そう言って口から「プ八ッ」と血反吐を吐いた。

どうやらあの長い脚で蹴られたらしい。


もう戦意がないと思った八尺様は俺から遠ざかり車に向かう。

「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」

一歩また一歩その長い脚で大きな一歩を踏み込み車に近づく

車内から伝わるその恐怖心。他のみんなは気絶してただ一人。

前の車も気絶してガードレールにぶつかっている。

そんな中でもきっと俺の勝利を待ちわびている。

だが八尺様が遂にドアを開ける。


ガチャリ











「破あああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!」

全力の俺の破は一直線に八尺様に伸びる。

咄嗟に気づいた八尺様は振り返るも右腕をかっさられながら

吹っ飛んだ。


「どうした? まだKOのリングは鳴ってないぜ」


急いで車に向かう。

「Tさん!!何があったんですか!?」

そう聞かれた。

「ただのドライブさ。君は絶対に目を開けるなよ」

「はい!!!」

恐怖で疲れているのに元気な返事を返してもらった。

「うう・・・・頭が・・・」

神職の一人がそう言って起き上がる。

「運転任せていいか?下手なもんでね」


「分かった。くれぐれも無茶するなよ・・。前の車は・・?」


「一般人しか乗ってないから狙われることはない さあいけ!!」

そういうとワンボックスのバンは急アクセルを踏んで神社に向かった。


「ぽぽっぽぽっぽっぽっぽっぽぽっぽ!!!!」


片腕を失いながら八尺様はバンを追うとする。


「ここから先には行かせねえ! 破ぁ!!」


今度は左手をかっさらった。

両腕を失った八尺様はバンを追わず、俺の方に振り返る。

かつてないほどの殺意が俺を襲う。

どうやら俺を殺さないといけないのを

ようやく理解したらしい。


八尺様がまたもや急接近する。

そして大きく足を振り上げた蹴りをギリギリ避けたかと思うと、

上に振り上げた足から天空かかと落としが降りかかる。

「っ!!」

転んで回避したがそこら一体の道路が割れた。

とてつもない威力だが隙だらけだ。


「破ぁ!!」


蒼白い光弾を隙だらけの八尺様に与え続ける!!


「ぽぽっぽ、ぽ、ぽ」


なのになぜか効いてないというか逆に腕が再生してきてる。


「ぐっ!?」


破が吸われていく!!

まるで火に火をぶつけているようにグングン吸われていく


「ああっ!!ぐぎぎぎ」


自分の体に力がなくなるのを感じる。

どんどん意識が遠のいていく・・・・

体がふらつき始める。

「ああ・・もう・・・・・・」


ブウウウウン


「Tさん!!!」

前の車に乗っていた、男性の父親が目を覚ましたらしい。


「うおおおおおおひき殺せええええええ!!!!」


ドゴオン!!!


「ぽぽっぽぽっぽっぽっぽっぽぽっぽ!!」

はねられた八尺様は川に落ちた。

「Tさん!大丈夫でしたか!?」


「ああ・・でもなぜ八尺様が見えたんだ?」

「見えてませんよ」

にっこり笑う。

「ただの勘です」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


神社に着いた僕は

「もう大丈夫だ」ということで目を開けた。

今でも信じられない。八尺様がすぐそこに来たことに・・

本堂の中に入るとばあちゃんが言ってた

封印派と消滅派で言い争っていた。


八尺様を消滅させるなんて無理に決まっている!! 

いや!この神社の歴史ならできるさ!!

八尺様だって神様だから無理だ!!

また封印が解かれたらどうする!?

数百年もだなんてうんざりだ!!


なんか言い争っている。

中立の立場の人は「まあまあ」となだめている。


「ちょっと待てーーーい!!!!」

いきなりの大声に「なんだなんだ」となる。

だが僕はそれよりなじみある声に感動する。


「Tさん!!!!」

そこにいたのは紛れもなくTさんだった。


「歴史だなんだと言ってるがなあ、この神社に関係ない俺はそんなこと知らないんだよ

お前らのせいで一般人を巻き込んだことを反省しろよ!!

そしてなあ、事件は会議室で起きてるんじゃない 現場で起きてるんだ!!

まずは八尺様をどうにかすることが大切だろ!!!」

その言葉で大勢がが黙りこくる。

Tさんにじいちゃんは「けがしてるんだから安静に」と小声で言っている。

神職が口を開く

「ああそうだな すまなかった」

「俺も人の気持ちを知ろうとしていなかった」

次々に俺も、僕もと口を開く。

どうやら派ではなく神社としてまとまったらしい


「よし!そうと決まればまずは君から八尺様を取り除くことを行うぞ!!」


「おお!!」

遂に八尺様を僕から取り除くようだ。


僕はTさんに「作戦は夜だからちゃんと休んでおけ」とだけ言われた。

だがこの一連の流れで休む気になどなれなかった。



その日の夜、作戦が伝えられた。


まず神社で僕に除霊の儀式を行う。

その儀式をすると確実に八尺様は神社だろうが何だろうが

僕をさらいに来るという。

その攻撃を防ぎつつ、除霊が終わった瞬間八尺様は何処かに消えるため

終ったら包囲されてる町全体に封印の儀式を行うとのこと

消滅派も「これ以上一般人に危害を加えられない」ということで折れたそうな。

ちなみに除霊の儀式は15分。15分耐えたら勝ちということだ。


遂に最終決戦 今闘いが終わりに近づく!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さあいかがだったでしょうか

次回は八尺様との戦い 最終決戦 です

お楽しみに







今回の元ネタは「八尺様」でした。


もし原作者の方がいて不快と感じれば削除します。

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