1 知らない場所に立っています
誰でも諦めることがどうしてもできないことや忘れることができない「思い」を一つは心に一つは持っていると思います。でもその思いを諦めたり、忘れるために空回りしたことはありませんか。この話は空回りしても最後にはハッピーエンドになるといいなという思いで書きました。
人生とは不思議なことがおきるものですね。なぜそんなことを言えるとかといいますと、現在私が実際に体験しているからですね。
不思議なことが何かと言いますと・・・・。
私は今知らない土地に立っています。目の前には湖と周りは木に覆われた場所に立っています。
私はさっきまで確かコンビニにいたはずなんだけどなぁ。
-数分前-
今日は大学の講義の課題を提出するために大学に行った帰りに家でアイスでも食べながらのんびりしようと考えてコンビニ行ったんだよね。
そしたら食べようと思ってたアイスがなくて別の店に買いに行こうとコンビニを出たはずなんですよ。
出口を出た瞬間まったく知らない場所に立っていました。
-現在-
今ここです。
・・・とりあえずどうしよう?
そんなことを考えていると頭の中に言葉が聞こえてきた。『あなたの想い人もこの世界に来ていますよ。あなたの初恋の続きを頑張ってくださいね。諦めない想いはあなたをきっと幸せにしますよ。』という言葉が頭に響いた。
・・・・・ぇえええええええ!!!!?
彼もこの世界に来てるってどいうこと!?
初恋の続きって私の初恋はもう終わってますけど!?
『それはどうでしょうか。あなたは終わったと思い込んでいるだけであなたの心の奥底には彼への恋心がしっかりと残っていると思いますよ。』
確かに昔は初恋を忘れられなくて苦労したけど今では一番の友人に変わったよ。気持ちもしっかりと整理ついてるし。
そもそもあなた誰。人の初恋について知ってるとかプライバシーの侵害だよ。
『私は・・・そうですね。あなたの恋のキューピットといったところでしょうか。』
・・・・・。
お巡りさん!!ここに変態がいます。まぁ姿は見えないけど。
『変態とは失礼ですね。そんなに信じられないのならあなたの過去を見せてあげましょう。』
『ではあなたの心にある恋心の思いを見せてあげましょう。』
その言葉が頭に響いた後、目の前が真っ暗になった。
もふもふが読みたい方は4話に飛んでいただいても話は繋がります。