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9  この世界についていろいろ知る 3






ウォルトさんの話によるとこの世界の名前は「エレス」。エレスは創造神が初めの土台を作り上げ、神は世界を豊かにするために、水、木、火、風、土の精霊を一人ずつ誕生させた。精霊たちは神が求めた世界になるように仲間を増やしながら長い年月をかけて世界を豊かにした。


現在も最初の精霊は存在しその精霊を最高位精霊とし、その下に上級精霊、中級精霊、下級精霊と続いている。


精霊が怒ると天災が起こると言われている。実際に古代の人間の文明が世界を汚したとき精霊たちの怒りにふれ、一日にして古代文明は滅んだ。


古代文明は滅んだがすべての人類が死んだわけではなかった。生き残った人類は精霊の怒りに触れないように自然への感謝を大切にして生きてきた。


そして現在世界は人間、獣人、エルフ、精霊、聖獣、魔獣などが生きている。精霊が一番多く、人間と獣人が同じぐらい多く、エルフと続く。


人口が増えるにつれ、世界には徐々に負の感情がたまるようになった。いつしかこの負の感情の塊から魔物が生まれた。魔物は感情を持たず、世界を破壊するためだけに生まれてくる。


魔獣と魔物は名前こそ似ているがまったく別の生き物で、魔獣は人々に家畜として飼われていたり、ペットとして飼われていたり、自然界に野生として生きている精霊と神が作った存在。魔物は神も精霊からも作られず急に発生した存在。


魔物は自然や人々を破壊していく。危機を感じた人々は魔物を倒すことにした。だが人々の力ではどうあがいても魔物を倒すことが出来ない。そこで精霊は人々に力を貸すことにした。


それから人々は魔法を使うようになった。しかし人々はその力を魔物を倒すだけではなく、戦争などの争いにも利用するようになった。それを見た精霊は力人々に貸すことをやめた。しかし一度便利な力を手に入れた人々は以前の魔法なしの生活をすることは不可能となってしまった。しかし精霊からの力を使うことが出来なくなってしまった人々はマナと呼ばれる世界を循環している魔法の力となる存在に気付き、精霊の力を借りずに魔法を使う種族となった。


一方、エルフは精霊の力を与えられても争いに使わなかった。そのため現在でも精霊魔法を使うことが出来る。人間が使う魔法よりも様々なことが出来、威力もとても強い。


獣人は精霊の力を与えられたときにその力を拒んだ。人とはかけ離れた力をすでに持っている自分たちが精霊の力を手に入れてしまえば人々の世界のバランスが崩れてしまうと考えたからである。そんな思いを持っていた獣人には神が今まで以上の力をあたえた。


こうして、それぞれの種族は特徴をもち進化してきた。魔物を倒しながら現在もこの世界で生きている。














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