ARIENAISEKAI
まず最初に、この話を担当する尖角です。
ここに来て、グレードが落ちることを先に宣言しておきます。
そもそも、過去最高ともいえる駄作に仕上がったからです。
そして、題名の“ありえない”という言葉ですが、そんな言葉から想像できるような面白そう?な内容じゃあないです。 ただ単に、書いている本人が意味分からなかったので、『この作品は、ありえない』と思い、題名がそれになった次第です。
ですので、先に言っておきます。 ごめんなさいと。
では、そんな駄作中の駄作ともいえる恥ずべき作品をどうぞ。。
ジャンル:「異世界?」「学生」「意味不w」
ここは小さな田舎町。
そんな町には、妙な噂が存在します。
それは、ちょうどこの季節、 要するに10月というこの頃、
私達の町は〔悪の気配に呑まれてしまう〕らしいのです・・・。
そして、その変化が分かるようになるのが、中学入学後・・・らしい・・・。
――これは聞いた話で、私はやっと、問題の中学一年生になることができた。
今までの小学校とは違う制服での登校。 分団登校でない自由さ。
小学校の時とは、また違う友達。 何もかもが新鮮で、楽しかった。
だから、私はすっかり、噂のことなんか忘れてしまっていた。
だが、そんな私の意識とは裏腹、呼んでもいないのにやってきてしまった10月。
そんなお節介な10月のせいで、 町は何よりも暗い闇に包まれていくこととなった。
だけど、そのときの時刻は0時。 良い子な中学生である私は爆睡していた。
しかし、そんな私は、ふと体に悪寒というのか、 変な気配を感じたのである。
それで目覚めることになった私。 だけど、まだそのときは怖いとか そんな感覚は全然なかった。
けれども、目覚めてから 部屋を見回し、 何も 誰もいないことを確認してから、
忍び足で部屋の扉を開けに行き、 そして廊下を見て「気のせいか・・・」と思い、
それから、窓にひっそりと近づき カーテンを開けると、 私は急に感じてしまうのだ。
『怖い、ヤバい、どうしよう!!』 『なんで? 誰か助けて!!』って。
――だけど、見てしまったものは仕方がない。
暗い暗い夜に、町を蠢く人々。
それはそれは、気持ち悪い光景でしかなかった。
ドラキュラの格好をした、 かぼちゃのお面を被った、 魔女の格好をした、
ジェイソンの格好をした、 フランケンシュタインの格好をした、 そんな人。
――そんな人ばかりが町を奇妙な動きをしながら、ウヨウヨと歩いていた。
そして、どこから出しているのかわからないけれど、おぞましく低い声での、
「ドリッグアドリィド!」 「おがし!!」 「お菓子をよごせぇ!!」
――一体全体、 私の目の前では、何が起こっているのだろうか?
――まるで・・・私の見た光景はまるで、 ゾンビ映画やホラー映画を見ているみたいで。
私はそれを見た次の日、そのことについて学校で友達に訊こうとした。
しかし、みんなにそのことを話そうと口を開けた瞬間、
まるで金縛りにでもあったように声が出なくなってしまい、
結局 みんなに訊くことができず、長い長い1日が終わってしまった。
そして、再びやってきてしまった夜。 私は、全くもって寝ることができなかった。
だって、だって、やっぱ、気になるじゃん? この町では、何が起きてるのか?
なんで、こんな起きてるのか? これは、事実なのか? あれは、夢だったのか?
だから、私は再びこっそりとカーテンを開ける。 すると―――――
そこには何もなかった。 ただ、静かな町が広がっていただけだった。
だから、私は「えっ、嘘・・・」っと、思わず声を溢してしまう羽目になる。
『一体、昨日私が見たのは何だったのだろうか?』
『本当に現実だったのだろうか? 夢を見ていただけなのだろうか?』
そんなような疑問が私の中にはいくつも生まれ、 やがて私は強い睡魔に襲われることになる。
そして私は、その夢の中で白髪交じりのおじいさんと話をした。
お「ようこそ、初めまして」
「管理人をしとる渡辺というもんじゃ」
私「あっ、初めまして・・・」
お「うむ、挨拶のできるええ子じゃの!」
「そこでお嬢さんやい、お嬢さんやい!!」
「わしから訊いてみようと思う事があるんじゃが、ちょっとええかの?」
私「えっ? あっ、はい」
お「それはじゃの、 昨日見たろ? あのパーティーを」
「そのパーティーなんじゃが・・・って、んっ? どうかしたかの?」
私「パーティー・・・? パーティーってなんですか?」
「私、そんなの見た記憶なんてないんですけど・・・」
お「何っ!?無いじゃと? そんな筈はありゃせんよ」
「よく記憶を辿ってみておくれ」「絶対に見ちょるからの」
私はそうやっておじいさんに言われ、 よく考えてみた。
すると、あの気味悪かった夜のことを思い出すのである。
私「はっ!? まさか、あのキモチワルイハロウィン事件のことですか!?」
お「おぉ、なんと!! あれをキモチワルイハロウィン事件じゃと言うのか?」
私「あっ、ごめんなさいっ」
「別に悪気があっていったわけじゃないんです」
「ただ、本当に気持ち悪くって・・・怖くって・・・」
お「まぁ、別にええんじゃよ・・・」
「あれの呼び名なんて決まっとりゃせんし、第一呼び名なんて関係ないからの」
私「・・・・・」
お「じゃがの、これだけは覚えておいてくれ?」
「あれは怖いなんてものじゃありゃせんよ」「ありゃあ、楽しい遊びじゃよ」
「っと言ってもわからんだろうが、 御嬢さんもやってみればわかるだろうよ」
私「やって・・・みれば・・・ですか?」
お「あぁ、そうじゃが・・・」
「そうじゃがの・・・それには条件があるんじゃ・・・」
私「じょう・・・けん・・・?」
お「そう、条件じゃっ」
「その条件とは、血の契約を結ぶこと―――ただそれだけじゃ!!」
私「えっ、 ちのけいやく・・・ですか!?」
お「なんのなんの、 怖いことなんか何もありゃせんよ」
「“血”という名がついておるものの、 実際には血など関係ありゃせんっ」
「ただ、“この話を口外しない というのを守ります”にサインをするだけじゃ」
「だからの、 安心してサインをしてくれんかの・・・この書類に・・・」
――そう言っておじいさんは一枚の紙を取出し テーブルの上に置き、 私にペンを渡す。
私「本当にこの書類にサインをすれば、 参加・・・できるんですよね?」
お「そうじゃ、その通りじゃとも・・・」
「お嬢さんにも あの楽しさが理解できるようになるっていうことじゃよ」
私「じゃあ、 じゃあ私、 名前・・・書くことにします・・・」
お「そうかそうか、 ありがとうな・・・」
お「本当にありがとな・・・」「これでわしの勝ち・・・じゃ・・・!」
そうやって、 私はこの町の楽しさがわかる住人になったとさ。
END?
はい、お読みいただいてわかるように?
いや、わからないか。 そりゃあ、わからんもん読んでわかるわけがない。
っというわけで、自分のは軽くスルーしていただいて次話、狂風師君をどうぞ。