エルフの国に来た聖女10
結局、今日は精霊様に会えなかった。
でも、可愛いシスカちゃんとチャリちゃんを手に入れたのだから良いのだけれど。
風竜様も、私達の言う事には、逆らいはしないわ
「タチアナ、良い遊び相手を手に入れられたわ、なにをして遊ぼうかしら」
「ミルフィー違うからね、あの子たちはグルング君やトーカゲ君じゃないのよ、私達に何の悪意も無かったでしょ、大切なお友達だからね、生命の格の違いで人を見下してはダメよ。」
「あら、タチアナってそんな性格じゃなかったのに、変わったわね(笑)」
「仕方がないじゃない、貴女と行動を一緒にしていたら、お姉ちゃんとして頑張らないといけないのだから」
「なんかごめんなさい、無理させちゃって」
「良いのよ、どうせ妖精女王フェリア様に死刑判決を出されたのだから、1回は死んだ身よ、貴女の為に少しぐらい自分を抑えても問題ないわ」
「タチアナありがと、大好き!」
その頃、ホビット族のプトリは鏡の前の自分に見とれていた。
「可愛い!」
婆さん顔が、可愛い少女の顔になっている。でもこれじゃミルフィーちゃん達と年齢変わらないじゃん。
さてこの姿を、みんなにどう説明すればいいのか悩む、里の皆も驚くだろう、それよりレベル100にしてもらい、付与と加護まで授けて頂いた。
神々に接した私だけ、このような恩恵を受ける事が許されるのだろうか、黙っていようか?それとも変更スキルで能力を隠蔽するか、でもそれは裏切りだ。
我が部族は裏切りは決して許されない。
報告しよう。
何もかも、そして神の偉大さを伝え、決して怒らせてはいけない、幼き神だと伝えなければいけない。
機嫌を損ねれば、この星が終わるかもしれない!
あれからエルフの二人は寮で話し込んでいた。
「ねぇ~プトリちゃんすごく可愛くなっていたわよね、私達は何も変わっていないのですけれど」
「そうだよね、レベルが上がれば美しくなれると言っていたよね」
「そうだよ、物凄く美しくなれると言っていたわ」
「もしかしたら、私達の美しさって、MAXだったのじゃない?」
「それはあり得るわね、こんなに可愛いのだから」
「ねぇ~シスカ、私達こんなに可愛くて、めちゃくちゃ強いのよね?」
「それだけじゃないよ賢者の称号も授かったわ、賢者の称号なんか持っている子いないわ」
「頭がよく賢く美しい、これぞ才色兼備ってやつよ」
「だよね~これだけ才能があれば良い男をみつけられるね。」
「私はそれはパス。どうして私達より能力の低い男と結婚しなくちゃいけないのよ、いやよそんな男に締め付けられるのなんて」
「そっか!私も考えを改めるわ、それじゃもっとレベルを上げて才能を開花させないとね」
「ミルフィーちゃんに頼んでみようか」
「えっ?」
「だから後10日も待っていられないじゃない、授業終了後に鍛えてもらうのよ。」
「そうだね、疲れなくなっているし、勇者の称号を授かってから、恐怖が消えちゃったしね」
二人は次の朝にお願いしてみる事にする。
「「おはよ~ミルフィーちゃんタチアナちゃん、昨日はありがと」」
「「シスカちゃんチャリちゃんおはよ~」」
よそよそしいクラスメートと違い友達の様に挨拶を交わすシスカとチャリに驚く学生達
やはり同じ空間で修行すると、仲間意識が芽生えるのかと思うクラスメートであった。
でも相変わらず、プトリだけは潜伏している。
「ミルフィーちゃんお願いがあるのだけれど」
「なにかな?」
「授業が終わった後に1時間でいいから魔法の修行に付き合ってくれない?」
「凄い!やる気でてきたのね、素晴らしいわ」
「安定した生活をあきらめたの、自分達より低い能力の男と付き合いたくないの」
「なんと!凄まじい考えの変化、ビックリだわ(笑)」
授業が終わり放課後
まさか自分達から修行を頼んでくるとは思わなかった、ミルフィーとタチアナだった。
気分を良くしたミルフィーは二人に覚えていない水と土属性を付与をした。
それにより二人は四大属性を覚え、聖属性と光属性も付与して貰う。
「今ねシスカちゃんとチャリちゃんに四大属性と聖と光を付与したけれど、少しレベルを上げて定着させ、スキル等を覚える方が良いと思うの、今日は少しレベル上げるだけでいいかな?」
「それでもかまいません!よろしくお願いします。」
「あの~プトリちゃん抜きで進めてよろしいのでしょうか?」
「かまわないわ!貴女達のやる気に答えただけだからね、そうだ!もう少し生命の格が上の方が修行しやすいわね、お父さんお願い!」
(娘よ了解した。生命の格を1段階上げておく。それと創造神の加護も与えておく。)
彼女たちは貴女は何者?お父さんって誰とは聞かなかった。
聞けばその場で私達の未来は決まってしまう。エルフの長い人生を永遠に彼女たちに使えないと行けなくなる。
「生命の格を上げて貰ったわよ。見える世界が違ってくるわ、新たな世界を楽しんでね」
「もしかしたら、ハイエルフ様に近い存在になったのでしょうか?」
「シスカ、1上がったぐらいではハイエルフ様の高みには追い付いていないわよ」
「それもそうよね、ワハハハハ」
「貴女達何を言っているの?生命の格が1段階上がるって事は、地上の生命がいくら頑張っても成し遂げられない事よ、せめて宇宙に出て光の壁を乗り越えないとね」
「ミルフィーが言っている事は、ハイエルフになる格の上昇は0.01%上がる事です。1段階上がるのは、別次元の事です。貴女達はもうエルフ族の枠を超えた別次元の生命体です。お父さんに感謝を忘れないように」
「えっ?私達エルフじゃなくなったの?」
「大丈夫、1段階上がった所で見た目は何も変わらないよ。中身は違うけれどね」
「貴女達エルフ族は人間族より生まれつき生命の格が高い方です。だから1段階上がると言う事はそれなりの力を有した事になります。奢れることなく精進しなさい」
「わかりました。」
「時間が無いからダンジョンの下層で戦うね、安心しなさい私達が倒すのだから」
「お手数おかけします」
「じゃ~お父さんダンジョン最下層のボス部屋に転送お願い!」
「えっ?」
(娘よ了解した。)
ミルフィー達4人はダンジョン最下層に転送してもらった。
大きな空間だが誰も居ない。
「えっ!ボスは何処にいるの?」
そのころ~~
「おい!最下層のボス部屋に誰かが侵入したぞ!」
「いやいや、人間が最下層に辿り着くなどありえないことだ、センサーの誤作動ではないのか?」
「4つの赤い点が点滅している。間違いなく侵入者だ」
「仕方がないな4竜で行って倒すとするか、最下層なんかに辿り着いた人類などいないからな」
「でもいきなり最下層に現れるとか、おかしくないか?」
「おかしいとかいう前に、このダンジョンに入る事すらできないはず。入り口がないのだから」
「空間の歪みに巻き込まれた人類かもしれない。」
「まぁ~ダンジョンがそもそも亜空間と地が結びついてできたものだからな、そんな現象もたまにはある。」
「それは、間違いなく人類なのか?」
「この反応は人類で間違いないと思うが、猿人類かもしれない」
「可哀そうだが、決まりだ、倒すしかない」
ミルフィー達が広大な空間をキョロキョロ眺めていると派手なエフェクトと共に4竜が降臨した。
「我ら四天王、よくぞここまで辿り着いた。精一杯贖って見せろ!」
「あっ!風竜さん、こんにちわ~」
「えっ!どうしてお前たちがこんな所に居る?次は10日後だろ?」
「授業で来たのじゃないよ、今日は自主トレなの」
「自主トレなら、もう少し浅い階層でやれよ!どうして最下層ボス部屋でやろうとする?」
「えっ!手っ取り早くレベルを上げるのにもってこいの場所じゃない」
「此処は最下層だ、間引いてもらわなくてもいい、他の階でやってくれ」
「いやよ!せっかく来たんだから、じゃ~倒すね!!」
「まってくれ、我らはダンジョンモンスターではないのだ、復活できない」
「えっ!じゃ~なんで貴方達がいるのよ?」
「経費削減とダンジョンコアの省エネの為にだな~」
「何を言っているのか分からないわ、じゃ~倒すね」
「いやいや、ちょっと落ち着こうか!」
「落ち着いていますが?」
「正直に話す。50階層のボス部屋は我らで行っている。たまには暴れたいからとエンシェントドラゴン様に頼んだ。我らにも遊びは必要だ、最もここまで来てくれた人類は誰も居ない」
「じゃ~遊んであげるからかかってきなさい。死んだら復活してあげるから」
「誰がみすみす殺されるのが分かっていて、手を出すかよ、頼む違う階でレベル上げしてくれ」
「強くしてあげたのに何をビビっているの、それじゃ力を与えた意味ないわ」
「強くなって全てを理解したからわかるのだ、格が違いすぎる。次元が違うのだ」
「もぅ~分かったわよ49階層でレベリングしてくるわ」
「すまない!恩に着る」
「ちょい待った~風竜お前さっきから何を言っている。こんな虫けらと何を話している。ここに入った以上、死ぬか、我らを倒すかどちらかだ、さぁ~戦闘開始だ!」
「バカ!止めろ。死にたいのか!」
土竜が思いっきり尻尾で薙ぎ払った。
薙ぎ払ったと思った尻尾が消えた。
火竜がブレスを吹いた。吹いたと思った頭が吹き飛んだ。
水流が氷の槍を浴びせてくる。氷の槍は自分の体に突き刺さり息を引き取った。
「ばかやろ~だから言ったのに」
「おバカさん達だね、実力も分からないでどうして管理者が出来るの」
「バカでも我の友だったのだ」
「そう嘆かないで完全回復と蘇生をしてあげる。」
「ありがとう」
3竜が蘇生と回復してもらい、ミルフィーを見たとき悲鳴を上げてしまう。
3竜はお腹を見せて服従の構えをしてしまう
友ながら、あまりの情けない姿に肩を落とす風竜であった。
「ねぇ~今度来る前に、ちゃんと階層ボスは入れておいて、しばらくダンジョン使うから」
「わかりました仰せのままに」
「じゃ~私達は49階層に行くわね、それと貴方達倒しても、この子達レベル1も上がっていないわ、もう少し頑張りなさい」
少女たちが49階層に行った後、3竜は震えが止まらなかった。
「風竜、どうしてもっと早く言ってくれなかったのだ、あんな化け物、元老院の連中でも勝てないじゃないか」
「お前達、よく聞け!勝てる勝てないを言っている時点で、彼女らを理解していない。」
「じゃ~なんだと言うのだ?」
「可愛い美少女だな、それ以上は考えるな、考えれば自分達が彼女に行った言動で、精神崩壊を起こしてしまう」
「いやいや、意味わからないし」
「お前達、元老院様にあのような態度が取れるか?あのような言葉を吐く事ができるか?」
「バカを言うな直ぐに抹消されるわ!」
「それだけ分かっていればいい、もし彼女らの配下になるのなら、我から口添えしてもいい、彼女らのこれからの行動を見て決めるといい」
「おま~何を言っている?それは元老院様を裏切る行為ではないのか?」
「いいや、エンシェントドラゴン様から通達が我に来ている。彼女らの行動に従え、何があっても逆らってはいけないだ」
「おまえだけどうして、そんなことを知っている?」
「我はとっくに彼女らの配下だ」
「あんなガキの配下?何千年も生きてきた我らが?」
「何千年生きてきた我らでも、なしえなかった力を彼女から授かった。それも瞬時に、それが何なのかは言えない」
「おまえだけどうしてそんなことに?」
「授業中に我の秘められた力を見抜かれたミルフィー様が、その力を埋もれたままにしておくのは勿体ないと、能力を開花させて貰った。彼女の見る目は凄いよ」
「嘘っぽさ半端ないな(笑)」
「冗談は置いておいて、彼女らには何があっても逆らうなはホントの話だ、いいな!」
「分かったよ。」
ミルフィー達は49階層に転移しなおした。風竜の情報から49階層は悪魔が支配していると言う
魔物より経験値が良いが、武力も魔力も桁外れだと教えてもらう、頭もいいから気を付けろと忠告してくれる。
「相手が幾ら強くても、緊張感ゼロなのよね」
「それは仕方がないわよ、一方的な虐殺なんだから」
「主人公にはライバルが必要なのに、そんなのにお目にかかったこともないわ」
「悪魔ならそこそこ強いのじゃないの」
「それなら良いのだけれど」
「・・・・・・・・」
「一瞬で終わっちゃった。」
「だね、ダンジョンならお宝も手に入ると思ったけれど、ミルちゃんの戦いだと何も残らないね」
「ごめんなさい、次からはお宝の事考えて戦うわ、少し後悔している。」
「それでシスカちゃんとチャリちゃんはレベル上がったの?」
「123になりました。」
「それだけ上がれば属性も馴染んだと思うわ」
「スキルも覚えたみたいです。回復魔法も修得しました。」
「あらすごいじゃない、おめでと。二人に謝らないといけないわ、本来ならドロップや宝箱が手に入るはずだったのに、私の攻撃で何もかも消えてしまったわ」
「そうだった!アイテムとか欲しかった。アイテムあればもっと強くなれたのに」
「シスカ、そうよね、魔石を売れば大金持ちになれたわよね」
「ミルフィー様、全てを破壊するのじゃなく、魔物だけを倒す魔法とかないのでしょうか?」
「そんなの倒したところで、広大なダンジョンから回収できないよ」
「ミルフィー様がお持ちの魔物寄せを使われたらいかがです?」
「それならいいかもしれないけれど、魔石は落ちないと思うよダンジョンだから」
「それもそうですね、アイテムだけでも回収しましょうよ」
「マジックバッグとか魔法杖が出ればいいのだけれど」
「えっ!そんなの欲しいの?欲しければあげるよ」
「持っているの?」
「沢山持っている。」
「あるなら欲しいわ、マジックバッグだけは科学が進んでも手に入らないもの」
「今日は帰りましょ。後で私の部屋を訪ねてきて、色々アイテムあるからさしあげるわ」
「ミルフィー急いで帰らないと、寮母さんうるさいよ、食事の時間に遅れちゃう」
「タチアナごめん、お父さんお願い」
(了解した)
4人は地上に戻り急いで寮に帰宅した。
食事は寮生みんなで行う。
食事がすめば大浴場を使うのだが、人類のミルフィーとタチアナは浴槽を使えるのは後になる。
上位種族が終わらせた後になるのだ。
学園では種族関係なしの平等な授業なのだが、生活面に関しては、そうでは無い、種族間の明確な差別は存在する。
もっともミルフィー達は自分の住む場所にバスルームは設置してあるのだが
「じゃ~20時に私達の寮に来てね」
「わかりました。」
「そうそう私達の寮は人類族の寮の隣だからね、白い建物に住んでいるわ」
「あそこの横に寮なんかあったっけ?」
「建てたのよ、私の支援者が、それに私達にあんな汚い寮に住めと言うの?」
「そんなことないです。すいません」
彼女たちはミルフィーとタチアナの住居を訪ねた。
豪華な屋敷と内装に驚愕する。
「いらっしゃい、さぁ~中に入って」
「どれだけお金をかけているのよ?」
「知らないわ、玄関で靴は脱いでよね、スリッパあるから」
「えっ!それ何処の国の風習なの?」
「知らないわ、その方が部屋を綺麗に保てるでしょ」
「そうなのだけれど、めんどくさいじゃない」
「美を求めるのにめんどくさがっちゃダメ!」
「ごめん」
「じゃ~アイテム用意したからこちらに来て、」
シスカとチャリは部屋の机に並べられたアイテムに驚く
好きなのを持って帰っても良いと言ってくれる。
マジックバッグ、イヤリング、ネックレス、指輪、ティアラ、選ぶのに悩んでしまう
どれも付与が3つ以上付いた最高級アイテムだと教えてくれる。
付与は自分で付けたと言う。
もう何もかも規格外だ、ヤバイヤバイ、思わず跪き頭を垂れたくなる。
私達は沢山のアイテムを貰い、魔法の杖まで頂いた。
そして最後に、なんの飾りもない指輪を貰った。
この指は何時も付けておけと言われる。
「この指輪は何なの?」
「これは、最高クラスの神器だよ、剣士、戦士、剣闘士、騎士、魔法剣士、剣豪、剣聖、大賢者、大魔導士、大聖人、守護者、慈愛、慈悲、聖女、隠蔽、看破、属性強化、永遠の美、勇気と平常心、恐怖克服、不安克服、パニックの克服、魔力量アップ、無詠唱、錬金術、体力強化、毒耐性、状態異常耐性、音楽、芸術、能力アップ、基本体力アップ、不老不死、亜空間収納が付与されている。
称号は魔法を極めし者、理ことわりを知る者、心清き者。
加護は、創造神の加護、美の女神の加護。
凄いアイテムでしょ、サイズは指輪が合わせてくれるから安心して、この指輪は装着すれば人には見えない様にしたから、校則が厳しかってもバレないわ」
「うちの校則そこまで厳しくないわ、だからイヤリングやネックレス付けても問題ないよ」
「そうなの?じゃ~私達も付けていくわ」
「えっ!子供がそんなの付けていかない方が良いとおもうけれどな~」
「じゃ~やめておく」
それから二人にアイテムを付けての注意事項がタチアナから教えられる。
決して他人にはアイテムを貸したり、譲渡したりしない事、が言われた。
「スキルは自然に身に付くわよ、兎も角魔法を使ってみる事ね」
「わかりました。ありがと」
「じゃ~明日から魔法の勉強ね、頑張ってね」
シスカとチャリは自分達の能力を鑑定してみる。
確かにエルフの枠を超えていると思う。
でも、これって化け物だ、ミルフィーちゃんに適当にと言う言葉はないのだろう。
これなら、優秀な成績で、卒業できる。
でも卒業して大企業に入る気もしない、将来が見えない
「ねぇ~チャリ!私達これからどう生きればいいの?」
「だよね、将来が見えないわ、新興宗教でも開く?私達の能力なら教祖様になれるわよ?」
「ダメよ、私達の加護見たでしょ、口に出すのも恐ろしいわ」
「兎も角、明日からの魔法の修行で、魔力操作とスキルを沢山覚える事にしましょう」
次の日から厳しい修行の日々が続いた。
自分達で魔物も倒すことができるようになった。
下層で狩りをすれば、そこそこのアイテムも手に入れる事が出来た。
その出たアイテムを売りさばき、学生にしては大金を手に入れる。
「シスカ、今度の夏休みに何処か旅行に行かない?」
「いいけれどミルフィーちゃん達も誘うの?」
「声は掛けてみるけれど、多分来ないわよ、実家に帰ると言っていたから」
「あの子たちの実家ってどこなのかしら、もしかしたら・・・」
「言わないでね、お願いだから」
「ごめん!」
夏休みに入りミルフィー達は元の世界に戻る事にした。
流石に1回ぐらい帰らないと、シスター達が心配する。
ミルフィー達が里帰りしたことで、二人で旅に出る事になったチャリとシスカ
隣町まで歩きで行き、そこからは飛行艇で人類大陸に移動する。
夏休み2か月の大半を使っての大冒険だ、初めての海外旅行、無事に戻ってこられるのか、
荷物は貰ったマジックバッグに収納しておけばいいのだ。
旅に出ると言うと色々な物を詰め込んだマジックバッグを一つ貰った。
貴女達のサイズに合わせた洋服やドレス、靴にベルト、帽子も入っていると言ってくれる。
武器も杖も沢山貰った。
温めるだけの食事もある。
まずは冒険者組合に行って登録を済ませた。
隠蔽がまだ上手く使えないので、レベルの上げ下げを自由に行えるレベル操作のスキルも授かった。
これで隠蔽に頼ることなくレベルを10まで落とす事が出来る。
このスキルは非常にありがたい、常に気を使って生活するには、まだ慣れていないから
本来のレベルは150まで上がっている。
そんなエルフは何処にも居ない、ばれたら自由に行動できなくなる。
まだ冒険者レベルはEだが、この証明書があれば入国がしやすいと言う事だ、エルフ族は何処の国でも入国はしやすいのだが、ねんのために取っておく方が良いと先生から言われる。
多くの学生が夏休みの期間に旅に出る。
女子学生二人で旅に出るのはめったにないのだが、両親も学校も許してくれた。
両親が許してくれたのが不思議だ、日頃真面目に生きているから信用があるのだと思いたい
街道は魔物も出ないし治安もいいから盗賊も出ない
人々の往来も多いから安心できる。
所々に遺跡もある。
それらを見学しながら行けば15Kmの道のりも苦にはならない。
飛行艇に乗るのは初めてだ、とても楽しみだ
人類族の大陸に付いたら古代遺跡が沢山あると言う。
エルフの国では経験できない中世の生活も経験できる。
衛生面では不安があるが、指輪を付けているから問題はない
問題はトイレだが、諦めるしかないだろ。
光属性の清浄の光で除菌はできる。
さぁ~旅立ちだ!




