他の宇宙から来た聖女25
可愛い妖精さんをゲットできた私は、彼女に妖精らしいスキルを付与することにした。
「主は付与までできるのですか」
「付与だけじゃなく称号も与える事できるよ」
「それでは我に覇王の称号付けてくれ」
「貴女みたいな妖精にそんなの付けるはずないでしょ」
「どうしてだよ、世界を手に入れてやるのに」
「そんなの要らないわ」
「では何を付与してくれる?人々が畏敬の念を抱くようなものを付与してくれよ」
「慈愛、従順、清き心、美の化身、守護者で良いかな?」
「軍人にそれは無いだろ、もっと強いのにしてくれ、それではお前をぶっ殺せない!」
ぐへ~じぬ~たすけて~ぐげ~・・・・
ヒールー
「貴女学習できないのどこまでお馬鹿なの」
「分かっている。性格だそんなにすぐには直せない」
「スキルはどんなのがいい?」
「私にそんな事を言わすなよ、また死にそうになるじゃないか、」
「わかったわ、癒しの光、聖なる光、治癒・完治の光、退魔の光、美の光、最初はこんなものね」
「ありがたい、自分に使えそうだな」
「多分それは無理だと思う、のたうちまわっている時に魔法なんか掛けられないわ」
「それもそうだな、」
「じゃ~教会に戻るから、貴女も付いて来て」
「ちょっと待ってくれ、着替えてくる」
「あら可愛いじゃない」
「衣服は体の大きさに、自動で変わるから便利なのだ」
「特別な魔法の服なの?」
「いいや普通の布だ、我らに備わった特殊能力みたいなものだ、大きさをある程度変化できる体だからな」
「じゃ~私の服も着られるわね」
「安物は着たくないからな!」
「それは大丈夫、高級品ばかりだから」
ミルフィー達は教会に戻った。
何か小さな生き物を肩にのせ、微笑みをまき散らせているミルフィーを、シスター達が見つける。
シスター達が駆け寄ってくる。
「貴女その生き物何なの?」
「妖精さん!」
「えっ!いつの間に妖精と契約したの?」
「今日だよ、妖精さんが私と契約したいと頼み込んできたの、そうだよね妖精さん?」
「私はミルフィー様と契約が出来て最高の幸せです。」
「あらすごいじゃない、妖精さんの顔がひきっつて居る様に見えるけれど、きのせいなのね」
それから、教会は大騒ぎになる。妖精と契約で来た人類などほんの僅か、最近教皇様が妖精と契約されたと噂はあるが、実際に見るのは初めてのシスター達であった。
こんな小さな子供が偉大なる妖精様と契約を結べるなんて奇跡に近い、いいや奇跡だ!
すぐに本部と王都の教会に連絡を入れないと、思う司教であった。
その騒ぎを冷ややかに眺める一人の少女が居た。
あの能無し女が妖精と契約を結べるなら私だったら、もっと沢山の妖精と契約を結べるはず。
その前にあのバカ女から妖精を取り上げないと、私が声を掛ければ、直ぐに私になびくはず。
妖精も奪ってやるわゲラゲラゲラ
可愛そうな彼女は、王都の教会で暮らしていれば、あと何年かは普通に暮らせたのに、この教会に来てから、最悪の性格が開花してしまった。
教会と言う神聖な場所に居ながら、どろどろの汚れ切った考えである。
その日の夜、ブーリーはミルフィーに話しかける。
「ねぇ~貴女その妖精さん私に譲りなさいよ。」
「えっ!妖精さんとは、信頼で結ばれているから、よこせと言われても無理なんじゃないかな~」
「何が信頼よ、貴女に信頼に値する物なんか何も無いじゃない。私は回復師と言う将来が約束された明るい未来があるの!」
「それは凄いけれど、妖精さんに聞いてみないと」
「そう、それなら二人で話をさせてよ、私と契約を結ぶと言うなら、あなた契約解除してよね。」
「うん分かった。いい結果が出ると良いね」
ミルフィーは妖精さんを残し部屋に帰って行った。
「妖精さん、あんな馬鹿女と契約なんかしないで、私と契約を結ばない?」
「おまえとか?」
「私は将来有望な回復師なの、聖女様だってなれるわ」
「それは凄いではないか、」
「私と行動すればあなたも一躍有名人よ、後悔はさせないわ!」
「我と契約を結ぶには莫大な資金が必要なのだが、おぬしに払えるのか?」
「えっ!ミルフィーがそんなお金を払ったと言うの?」
「彼女は特別だな、彼女からはお金は頂いていない、まぁ~それは内緒だ」
「どうして同じ子供なのに、いいや私の方が数千倍素晴らしい女なのに差別するの。」
「そうだな、人間の格からしても違いがあるな!すまないが無理な物は無理だ、今は諦めろ、お前が聖女になったなら、我の仲間を紹介してやる。」
妖精はやんわりと断った。
断られて諦める素直な子であれば良かったのだが、自分より劣っているミルフィーが契約できるの。
妖精さんも、人間の格が違うと認めてくれたじゃない。
適当にうざいから流そうとした。妖精の言葉がブーリーに要らぬ誤解を与えてしまう。
妖精さんもミルフィーより私が数千倍も素晴らしい女だと認めてくれた。
妖精さんと契約の対価ってあの女何を渡したのかしら?
考えなくても分かるは、賢者様から貰った何かを渡したのに違いないわ。
早く賢者様をミルフィーから奪わないと、先に何も進めないわ!
「ねぇ~ブーリーから何か言われた?」
「自分の方がお前より数千倍素晴らしい女なのだから、私に乗り換えろと言ってきた。あいつ消し去っていいか?」
「貴女そんな事できないでしょ?」
「我も軍人だ、下等生物位は消滅さすぐらいはできる。」
「ダメ!止めてよね。あの子は私の物なんだから」
「主、さすがにそれは趣味が悪い!」
「お友達なのだから、そんな事言わないで!」
「友達は選ぼうな!ゲラゲラゲラ」
「これから貴女に何回もアプローチしてくると思うから、上手くあしらってね、期待させるような言葉を織り込みながら、グヘへへへ」
「わかった。上手くやる、それより我の服を見せてくれ!」
「貴女は宝石とかも、サイズに合わせられるの?」
「身に付ける物の殆どは自分のサイズに合わせられる。」
「すごいね!アクセサリーも沢山あるから付けるといいわ、」
「武器もあるのか?」
「あるけれど、持つとろくでもないことを考えちゃうのじゃない?」
「100%地面に転げまわる自分が見える。」
「もう少し自分の気持ちを制御できるようになるまで、武器は渡さない方が良いみたいね」
「そうしてくれ、今はオシャレをして楽しむ」
日常が続きますが、もう少し波乱万丈にして行きたいと思います。




