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他の宇宙から来た聖女10

「先生、宝石の買い取りはしてもらえませんでしたね」

「付与を付けすぎたわ、賢者様に上納させていただきますから、お使いください」


「嬉しいです。みんなが私の事をピエロを見る目で見てくれます。注目の的ですな~」

「良いじゃない、今も皆から見られているのだから」

「同じ見られるにしても、バカを見る目と、尊敬の目で見られるのは天と地の差がありますよ。」

「天才とバカは紙一重と言うじゃないですか気にしすぎです」


「例えばだ!これを買った王妃が居たとして、これを付けるのが恥ずかしいと思わないのかな~と」

「永遠の美ですよ、女性が欲しがらないとでも?」


「いや付けて歩くのを躊躇うのじゃないかと思っただけだ」

「そんなのを普段から身に付ける事も無いと思います。社交界か謁見の間での公式行事ぐらいしか付ける機会が無いような?」


「それだと不老不死や永遠の美の恩恵を受けられないのじゃないのか?」

「受けられませんね、買った人どうするのでしょうね?」

「ばらばらにして、個々に使うしかないだろな」


「それ無理ですよ、破損無効、自動修復、強化、の付与がしてありますから、バラバラにはできません」

「ますます使えなくなったな。」


「やはり重さ軽減魔法が必要ですね、首に装着したときだけ重さを感じなくしておきましょう」

「それが良いな、そうしないと宝石の恩恵を受けられなくなる」

「ステルス機能と沈黙も付与しておきます。普段着用時は目視できなくしておけば、バカを見るような目では見られません。」

「それなら我も欲しくなるが、男がそれを付けるのは流石に嫌だ!」


「それなら箱舟でネックレスのデータを読み込み、違う種類の宝石に変えてもらいましょう。」

「そんな事ができるのか?」

「できますよ、万能艦ですから、工場施設もあります。この宝石のデーターを小さなマイクロチップにすることもできます。」


「それなら、俺の指輪を頼む、石はいらない、シンプルイズベスト、シンプルなものこそ最良が私の信条だ!」


「付与の付け足しが必要ですか?」

「付け足すというより、永遠の美は外してくれないか?」

「外すのはめんどいからやりたくない!」

「・・・・・・」



「じゃ~付与に耐えられる合金で指輪を作ってもらうね、サイズは自動調整可能にしてもらうわ、私も付けちゃうから」


「それは、今は堪忍してください、今でも化け物なのに、そんなの付けられたら、動く災いです。」

「何よそれ失礼な!ゲラゲラゲラ」


ミルフィーは箱舟にデータを転送、指輪の作成を行った。しばらくして段ボールに大量に入った指輪が送られてきた。それはとても最高級アイテムとは言えない扱いであった。



「賢者様に私からもお聞きしたいことがあるのですが?」


「なんでしょうか?」


「明日冒険者にお渡しする剣なのですが、ホントに渡して大丈夫なのですか?」


「白金貨1万枚からのスタートと言っていましたから、剣というより宝玉です。そんなの狩りに使うバカはいませんよね。商業者ギルドがそれを知ったなら、しがみついてでも止めますよね(笑)」


「そちらじゃなく、持ち逃げされるような気がします。売れる金額を聞いて怖くなりました。」


「それは大丈夫だと思います。彼らは賢者様が貸し出しをしてくれた、よく切れる剣ぐらいにしか思わないです。」


「なら良いのですが、剣の能力を教えないと、固有スキルが使えないような」

「それもそうですが、ダンジョンで使った事のない魔法は誤射を招く恐れがあります。使用しない方が良いです。」


「わかりました。それでは剣とアイテムは貸し出しするという事で行きましょう」


「どうされたのです?急にそんなことを言い出されるなんて?」


「若い有望株の人生を狂わせてしまいそうで怖かっただけです。」


「確かに変わってしまうでしょうね、狩りを終えたとき、これまでとは全てが違う戦い方だったのですから、自分たちが所持していた物が、途方もないアイテムだと知ることになるでしょう」


「返却するの嫌がるのじゃないかしら?」

「今の私は剣豪です剣聖ですよ、逃げようとすれば、四肢全て切り落とします。」

「それはいいのだけれど幼女にそんなのを見せたらダメでしょ(笑)」


「目を伏せていてください。直ぐに処分いたしますから」

「悲鳴とか聞きたくないから粒子に変えて、アイテムと剣は回収しなくていいわ」


「了解しました。一瞬で消し去ります。」


こうして二人の話は、必ず冒険者はアイテムと剣を持ち逃げすると、決めつけていく。


二人の冒険者を見る目が疑惑の目に代わり、冒険者の対応が、慈悲の無い方向に話が進んでいくのであった。

そんな二人に明日会う冒険者は、最後まで生き残れるのか!

狩りが終わってみないと、それは分からない。




二人はそんな恐ろしい話をしながら、高級バック販売店に足を運ぶ。

結局担保なしで金貨千枚を受け取った二人、色々な高級バックを買い取り、収納魔法を付与することにした。

安物でも超高額になるのだが、ここはケチらないで良いバックに付与をして行く事になった。

容量は小は小部屋の大きさ、中は会議室ぐらいの容量、大は倉庫位の大きさにする。

ミルフィーもそこまで容量を細かく設定できないので、どこまでできるかは分からない


でも小部屋の容量でも、金額は白金貨100枚(1億)は超えるのではないだろうか、それはカバン店に聞いてみよう。


挿絵(By みてみん)


私たちは高級カバン店に入って、あまりの金額の高さにビビってしまう。


小さなポーチの様なバックでも金貨5枚もしている。大きなバックだと100金貨超えるような品物ばかりだ、しまった入る店を間違えた。

こんなのバック20個も買えば1000金貨が直ぐになくなる。


賢者はマントを新調しようとしていたが、流石にバックを購入すると、予算が無くなってしまう。

大きなバッグは必要ないのだ、マジックバッグに変えるのだから、でもダンディな賢者は見た目を優先するらしい。


「先生今日はバッグ買うのをあきらめて、私の靴とマントとあのバッグ欲しいです。」

「あなた!いったい何を考えているのよ。いつの間に貴方の趣味に付き合う事に代わっているのよ!」


「あれかっこいいなと思ったら無性に欲しくなりました。」

「じゃ~そのマント売りさばいて、お金を作りなさいよ、」

「そんなことしたら、買ったバッグどうやって持ち帰るのです?まさか買ったバッグに収納魔法の付与をこちらでなさるつもりですか?それはダメでしょ。」


「そんなことしないわよ、バカじゃないのだから」


「ですよね、マントを売れないのですから、カバンは買えませんよね!だったら、私の欲しい物買っていいじゃないですか?」


「それもそうよね、仕方がないわね、自分のを買いなさいよ」

「ありがとうございます。」

「店主、これとこれとこれをくれ」


「大変光栄です、大賢者様。お買い上げいただきましてありがとうございます。当店の高ランク魔物の素材を使用したマントは、防御力に優れております。金貨400枚に相当の価値があり、機能的でありながらもオシャレなデザインが特長です。また、こちらの革靴も魔物の素材を使用しており、光沢が永久に失われることのない、匠の技術が光る逸品です。さらに、高級ブランドのエリメスは、ブランド名に恥じぬ最高傑作です。男のアイテム心をくすぐる。これらの商品は末永く愛されるでしょう」


「すべて合わせて金貨1000枚か、ここにあるから見てくれ、」

「勉強させて頂き、金貨950枚で提供させていただきます。」


「そうかそれはありがたい、この子に可愛いバッグを一つ探してくれないか?」

「かしこまりました直ぐに、ご用意いたします。」

「おいくらかな?」

「サービスで御座います。」


ルンルン気分で教会に向かう賢者と、何かおかしいなと思うミルフィーであった。


「先生!今日買った。私のマントと靴とカバンに付与お願いしますね。」

「分かったけれど、なんか私騙されていない?」

「説明したでしょ、先生もそんなオシャレなバック手に入ったのですから良いじゃないですか」

「うん可愛いから使わせてもらうわ」


賢者は自分の所持品に色々な付与をしてもらい、帰っていった。

食事を済ませ、お風呂に入って、礼拝を済ませて床に入った時に、騙されたことに気が付くミルフィーであった。


もういいや!あんなに喜んでいたのだから許してあげよう。

明日は冒険者とダンジョンに入りレベリングだ。

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