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under 500 Ⅱ

はやすぎる美容室

はやい!やすい!うまい!


そんな文字が看板に書かれている


そんな美容室を見かけてつい


少し考えただけで入ってしまった。



時間が無かった訳ではないし


お金に困っている訳でもないし


特に必要としていないけど


物凄く興味をそそられてしまい


吸い込まれるように入っていた。



入っていくと拳法の達人みたいな


そんな容姿のイケメンの人が


ゆっくりと私を椅子まで誘導してくれた。



そして、好みの髪の長さを伝えて


しばらく待っていると


そのイケメンが後ろに立ち


精神統一の深呼吸のようなものを


急にやりだして少し怖くなった。



静寂を切るように突然


イケメン美容師はハサミを高速で動かし


目に見えるか見えないかくらいの


とてつもないはやさで切り始めた。



動いたら命はない


それくらいの恐怖が続くこと2分弱


気が付けば理想の私がそこにはいた。



とても満足していると


歯医者さんで聞かれるように


次の予約を聞いてきた。



定期的に通う気なんて


更々ないんだけどね。

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