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砂漠の狼と奴隷に落ちた公爵令嬢  作者: 紫宛
神聖王国と砂漠の国
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第50話 フェルナンドの独白

ゴメンなさい。

前回の話数で嘘言いました。


今回の話には、残酷な描写ありません。


今回の次の話『伯爵の処刑2』に、残酷な描写が出てきます。

よろしくお願いします<(_ _*)>


何故、こうなったのだろう……

僕は、何をした?

皆は、無事だろうか……


あの日、あの時、あの場所で……

僕は彼女に……






『シルフィア・ロズ・ミュゼット!貴様との婚約を破棄する!!』


_違う!

僕は、そんな事望んでない!_


『とぼけるな!と私は言ったぞ。貴様は聖女である彼女を虐めて----さらには、先日、階段から突き落とした……』


_違う!

彼女が、そんな事する筈がない!

調べれば分かるはずだ!_



何故!?

僕は見ている事しか出来ない?!









僕は、ずっと見ていた


最初は、分からなかった。

ココが、何処なのか。

なぜ、僕がここに居るのか。


1枚のガラスの様な何かに隔てられ、その光景を見せられている。


あの場面を……彼女が断罪され、騎士達に乱暴に扱われ連れられていくのを……

ただただ、見ていた。


ミシッ


何かが軋む音がする。


ビリビリッ


何かが破れる音がする。



_ッあ



『これで、お姉様を追い出す事が出来たわ!』


_なぜ、シアを嫌う?_


『ねぇ、フェルさまぁ』


_ボクの名を、呼ばないでくれ_


『お母様達と協力して、砂漠の国も奪っちゃおぉ』


_!!!_



そう言う事か……と思った。


もっと早く気付けていれば……シア……




ミシッミシミシ


ビリビリ、ビリッ


_っあああ_




ずっと見ていた。


でも、もう、限界みたいだ。


ボクノカラダハ、ヒキチギラレ、バラバラニナッテイク。


シア、アノヒノ、ヤクソク、オボエテル?


キミニアヤマリタカッタガ、ソレモデキソウニナイ……ゴメン……シ…ア


『もし僕が………正してね…約束だよ?』



_うああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ_















ピシャーン


一滴の雫が落ちる。

波紋が広がり、意識が戻り始める。


_ココハ?、ボクハ?_


『もぉ~!しっかりしなさいよ!』


女性の様な言葉に顔を上げる。

そこに居たのは……

水色の髪を、緩く後ろで一つに縛った男性だ。


『ちょっと!呆けてないで、しっかりなさい!私が分かる?!』


_ルイ……?_


ペチペチと頬を叩かれ、少しずつ焦点が合っていく。


_ルイ!?_


『そうよ!もう大丈夫ね、あんたの傍には、あたしが居てあげるから、大丈夫よ』


シアが契約している水の最高位精霊ルイが、そこにいた。

もう一度言うが、男性の姿をしている。精霊には、男女と言う認識は無いというから、男性の姿をしていても男性では無いらしい……シアの言葉だが。



_なぜ?……_




『シアが……望んでいるからよ……』



悲しそうに、憎らしそうに、僕を睨みながら告げた、ルイの言葉が僕の胸を揺さぶる。


シアが……?

僕は彼女に酷い暴言を吐いたのに?

冤罪で国を追い出したのに……?


瞳から涙が溢れる。


『我が王も、シアの望みならって……、まぁ、アンタは、操られていたから、一応は被害者なのかも知れないけどね。

でも!シアから貰ったピアスをしていたら、防げていたんだからね!』


_ああ、ありがとう_


『あたしが護ってあげるわ、時が来るまでじっとしてなさい』


_ああ_


『ちゃんと謝罪の言葉を考えとくのよ?……まったく……』


世話焼きな精霊に感謝する。

精霊は、皆、優しい。


_うっくっ……っぅ……ふっ……

精霊王も、何だかんだと優しい。


涙が止まらない……


_シア、君の言う通りだね。

本当にゴメンよ。

だから、頼む!僕を止めてくれ……!_


どんな罰でも、受け入れるから…



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