表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
砂漠の狼と奴隷に落ちた公爵令嬢  作者: 紫宛
神聖王国と砂漠の国
5/54

第5話 薔薇の集い

今回のお話は……

三大淑女と呼ばれる、

3人の内の2人のお話です。


ロズ・ロゼリア



紅、青、白色の薔薇に囲まれたテーブルに2人の少女が向かい合って座っている。

セレスティナ王国には、ロズ・ロゼリアと呼ばれる三大淑女がいた。


紅薔薇、白薔薇、青薔薇。

紅薔薇は、赤い髪に紫の瞳、武術に優れ、攻撃魔法を得意とする淑女。

白薔薇は、白髪に、桃色の瞳、知識に長け、回復魔法を得意とする淑女。

青薔薇は、青銀の髪に、翡翠の瞳、武術を嗜み、知識にも優れ、完璧な淑女と呼ばれた、精霊魔法を得意とする淑女。


3人の淑女は、定期的にお茶会を開き、お互いのもつ情報を共有してきた。

だが、現在ここには、2人だけ。

青薔薇と呼ばれた淑女、シルフィアは国外追放となり、現在行方不明中だった。

「紅薔薇様、青薔薇様の事お聞きになりまして?」

「……ああ、聞いているよ。馬鹿な王太子がやらかしたそうじゃないか」

優雅にお茶を飲みながら、2人は話している。ここに、使用人は一人もいない。

ロズロゼリアのお茶会は、機密事項の会話も多いため、使用人は同席させない決まりなのだ。その為、言葉は砕け、王族に対し不敬となり得る発言も普通に話している。


「そうですわ、まさか、青薔薇様を追い出すなんて……何をお考えなのかしら?」

白薔薇は、頬に手を添え首を傾げる。

「馬鹿の考える事など、私達には分からないよ。それより、青薔薇様の事だ。まだ、見つかってないんだろう?」


「ええ、私も手の者達を使い、探してるのですが……見つかりませんの

ミュゼット公爵様も影を使い探してるそうですわ」

「そうか、公爵様も見つけてないのか…

レンフォード殿や、アルベルト殿も探してるんだろ?なぜ見つからん」

「私も不思議で仕方ありませんの。レン様やアル様、公爵様や私、本気で探してますのに…王太子如きに遅れをとるなど…」

「おいおい、如きなどと言って良いのかい?彼は君の……」

「良いのです!青薔薇様を傷つける者など」


そして……沈黙が降りる。

「……まだ、国を出ていない……とか?」

「その可能性も、調べてますわ。でも、手がかりは何も……」

「白薔薇、青薔薇様の事、諦めるつもりはないのだろう?」

「勿論ですわ。この国は、青薔薇様に感謝すべきでしたのに愚かですわね」

「そうだな、この国が今まで無事だったのは、青薔薇様が外交の一手を担ってた事、そして、精霊の愛し子の力でで守ってくれていた事だと言うのに」


白薔薇は、口元に手を当てて、ふふ…と、笑う。紅薔薇もハハっと笑う。

「「青薔薇様を追い出した事後悔させて」」

「やろう」

「やりましょう」


見事に息のあった言葉を吐いた。

「青薔薇様の居ないこの国に、未練などありませんもの」

「青薔薇様の居ないこの国に、残る意味などないな」

2人は、バラに囲まれたテーブルで、手を取り合い不敵に笑う。

三大淑女ロズ・ロゼリアの

名前や、立場は、後々出そうと思います。


どの位置で改行するのか判断つかず、読みづらかったら申し訳ありません。


明日は、投稿お休みになります。

よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ