未来予測で貧乏脱出
PCオタクのユウ君から未来のデータを手に入れたけど、競馬の馬券も買えないし、株式なんてどうやったらいいか、まったくわからない。
暇そうなお客さんはたくさんいるけど、データだけ持ってドロンされたら嫌だし。
今日のお客さんは、軍事オタクのカイ君。いつもアーミールックだ。話がコアすぎて女の子の私にはわからないんだけど。
カイ君はサバゲーにハマってるらしい。最近は女子の参加者が増えていてアーミーファッションに凝っているらしい。
メイドの私が言うのもなんだけど、アーミールックのどこがいいのかわからん。
「以前、このお店で暴れようとしたお客さんがいてね。なにか撃退する方法はないのか検討しているんだよ」
「サブマシンガンでも用意する?」
「高くて買えないよ。でも、サバゲーって面白いの?疲れそう。まあ、私は貧乏だから所詮無理かな」
「サバゲーは面白いぜ。体力は必要かな。お金も時間も趣味としては奥が深い。いつでも相談に乗るぜ」
いろんな人がいて、いろんな趣味が合って、私もたくさん経験したい。願えば叶うかな?
私の願いってなんだろう。やっぱり、可愛くなりたいな。もうちょっと痩せたい。綺麗になりたい。美味しい物、たくさん食べたい。ついでに世界平和も。
やっぱり、魔法少女になったんだから、変身くらい出来なきゃダメだよね。ただ時間操作できるだけだけどさ。過去にも未来にも行けないけどさ。
現実に戻ろう。やっぱり、お金は必要だね。常連さん連れてみんなで競馬場に行こう。2人っきりで競馬場って女子としてどうかと思うし。とりあえず、軍事オタクのカイ君とカードオタクのヒロ君、アニオタのカズ君で行こう。みんな濃い人ばかりだ。
よーし、週末は競馬場だよ。君らはどうせ暇人なんでしょ!
私は、ユウ君のデータから当日の競馬成績をメモして競馬場へ行った。後は儲けるだけだ。
1000円が1万。1万が10万。10万が100万。
流石にあからさまに儲けちゃうと気付くよね。
「ノンちゃん。どんなズルしてるの?」
「俺らにも教えてよ」
「次回も付き合ってくれたら、あたり馬のヒントを教えてあげるね。じゃあ、美味しい物食べよう!」
もう貧乏じゃないよ!ヤッタネ