エンディング
私達が去った後、某国のスパイさん達が火を消していた。多分間に合わないだろうなぁ。魔法のスティックだってボキッてやっちゃったし。
「なんでスパイさんが現れたんだろう?」
「僕がネットで情報を流したんだよ!」
そう言えば、コウ君はPCでなにかやってたからね。
「じゃあ、これで各国も諦めてくれるかなぁ。私、預かった時に大切にしてって言われたんだった。でも、スパイに攫われたんだから仕方ないよね」
「そうさ。みんな諦めてくれるさ。ハハハ」
なんか意味深だね。とにかく平和が戻ったし、後は10年間、日記を書き続ける事ができれば私は資産家になってる筈だけど。トホホ。日記って面倒で嫌なんだよね。
私達はお店に戻ると日本のスパイの人が待っていた。
「良かった。無事に帰って来れたんだね!」
「ごめんなさい。預かった魔法のスティックを燃やしちゃった!」
「他国に渡るよりはよっぽどマシさ。日本の首脳陣じゃ使いこなせない。燃やすのが正解さ。君は世界を救ったんだ」
「世界を救うのは美少女の役目さ」
「美少女?まあ、これで君はお役御免だね。未来のデータは自由に使えばいい。派手なことしなければ、スパイも寄って来ないよ」
「橋田代議士には、もっと可愛いコスプレ着て遊びに行かなくちゃ。でも、橋田先生が燃やした方がいいって言ってくれたんだよ」
「そうだよ。燃やした方がいい。あんな物があったら世界のバランスが崩れる!」
「じゃあね。スパイの人。二度と来ないでね」
「いってらっしゃいませ。ご主人様!だろ?」
「おかえりにならないで!ご主人様!」
もう、怖いのはこりごりだよ。
「ねえ。ノンちゃん。ちょっと話があるんだ」
「なーに?世界を救った美少女になんのご用かしら?」
「実はコレがまだあったりして。世界はまだ救えてなかったりして」
えーーーー。だって目の前でボキッと折ったじゃん。燃やしちゃったじゃん。
「騙したなぁ!見つかったら大ごとになるよ。どうするのよ」
「この店に、スパイさえ入らなければ大丈夫だよ!な。いいだろ」
「ダメでしょ。ボキッとして燃やしてやる。私は世界を救う美少女になりたいの」
「おまえ、美少女にはなれないぞ!」
「うん。うん。」
ノンちゃんの冒険はまだまだ続く。
終わり




