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目標達成まであと僅か

遠くから大口径のスナイパーライフルで一撃ってつまらないけど、チートな作戦だね。最初からやってれば良かったよ。

まあ、雑魚キャラ倒すのにも機関銃は必要なんだけど。


アキラ君は出番が少なくなってつまらないのかな。そんなに怪我を承知で闘いたいのかな?

私はアキラ君に怪我をして欲しくないんだよ。


「今日はみんなに特別サービスしちゃうぞ!」


「え〜〜。なになに。」

「豚肉と牛肉のステーキさ!」

「おまえ、それってオークの肉とミノタウルスの肉なんじゃね」

「お金はとらないから、自己責任で食べてね!」


みんな恐る恐る食べてるよ。どうかな?

「美味しい。脂身はなくちょっと筋張っているかな?でも肉の味が濃いね」

数分待ったけどトイレに駆け込む人はいないね。大丈夫そうだ。

「じゃあ、私も食べようかな」

「なあ。ノンちゃん。もしかして俺らを毒味に使った?」

「なぜ、わかったんだ。超能力者かな?」

「食中毒出したら、お店潰れちゃうよ」

「自己責任でしょ。くれぐれも病気になってもお店の名前出しちゃダメなんだからね」


「どう、まだまだたくさんあるよ。食べる人いるかな?」

異世界のものなんて一生食べられないからね。大きな毛蟹なんてのも美味しいかもよ〜〜。


ダンジョン攻略は今度は5階を目指す。

順調に3階をクリア。私は一旦時間を止めてギルドに魔石とアイテムを預けた。

4階にはガイコツがいた。機関銃では効率が悪い。アキラ君、頼んだよ。アキラ君はすごいよ。勇者に見えるよ。いっそこのままダンジョンにおいて帰っても生きて戻って来れるんじゃないか?

あっ、弓のガイコツ発見。急いで時間を止める。カズ君の魔法で焼いてもらって成仏してもらおう。

女神のターンアンデッドってなに?ガイコツ浄化されてくよ。これこそ成仏だね。


ちょい苦戦したけど、目的の5階層だ。おいおい川が流れているじゃないか?ここって地下なのに凄い演出だ。ダンジョンって不思議だ。わけわからん。でも、落ちたら死ぬな。いっそのこと瞬間移動で渡っちゃうか?


苦労の割に効率悪いね。ボスも厄介だ。

「弱点はお腹だよ。頭を吹き飛ばしても復活する」

私は時間を止めてからアキラ君が腹を斬りつける。手ごたえがないのか、剣を腹に突き刺して戻って来た。


時間が動き出した。敵がアキラ君の攻撃で仰け反ったところをズドン!見事にボスを倒した。

「今回はもう5万Gくらい達成したんじゃないか?」

「たぶん。このボスの魔石って高そうだし」

「もうちょっとだ。次の階層も行こうぜ」

今回は5階層までって決めてたじゃん。気持ちはわかるけどさ。


「ダメだよ。6階層には罠が多いんだよ。即死系の罠だよ。防具が整っていない上に罠を解除出来る人もいないじゃないか!」

「大丈夫だよ。慎重に進めば。俺がなんとかしてやるさ」


「何を言っているんだ!そのノンって子がどれだけ安全に事を進めているか分かってないの?ここまで誰も怪我せずに来ているなんて僕達の世界では奇跡なんだよ。何もわかってないんだな」

「なんだと!」

「ああ。いくらでも言うよ!生きて帰りたいからね。僕はみんなに感謝している。弱い僕に活躍の場をくれたから。今こそ、恩を返すべきとこだと思っている」

「闘えねえくせに生意気言いやがって!」

「その通りだよ。それでも僕はノンって子と美しい女神を守りたい。綺麗な女神になにかあったら一生後悔する」


待て待て。私より女神が大事なのか?その子は性格が悪いんだって!


「おまえ、女神が好きなのか?やめといた方がいいぞ!」

「何を言う。こんな精錬された美の象徴はいない。美しい。女神を守りたい!」


おいおい。女神も満更じゃない様子じゃないか。ダン君は女神の嫌いなオタクだぞ。男子とそういう関係になると子供が出来ちゃうって聞いてるんだ。


「ダン。おまえがそこまで言うなら俺が引こう。だがな、その女は性格悪いんだって」

「ちょっと!ひどい事、言わないでよ」


どうでもいいけど、私が安全に、みんなを怪我させないように気をつけている件はドコに行ったんだ。ここでみんなが私に感謝する場面じゃないのか!


今回で5万G増えた。あと一回潜れば目標達成だね。

よしよし。



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