女神に魔法を教わる。
「初めまして女神サマ。私のニックネームはノンです」
「そう。初めまして。貴女も魔法に興味があるの?」
「どっちかというと、時間を止めたあとに何をするのかに興味があるわ。」
「気の早い子ね。もうすでに魔法を使えるみたいないい草ネ。色んな発動条件とかあって難しいのよ」
「私だって、魔法を唱えた事あるんだからネ」
「なんて、有望な子でしょう。見せて欲しいわ」
私はテーブルにコップを用意してもらって以前試したファンタジー魔法を唱えてみた。
「私は今砂漠のど真ん中にいるの。暑いし喉が渇いてる。水が欲しい。冷たい水が飲みたい。願わくば、コップを水で満たして。ウォーター!」
やっぱり、不発だった。
「素晴らしいわ!貴女は魔法を信じてるし、もうちょっとで使えるわ」
絶対ウソだよ。調子いいな。美人って得だ。嫌味がないから。
「もう一度やってみて。貴女に足らないのは実際に水を精製するイメージです。空気中の水分を集めるイメージを持って。目を閉じた方がイメージしやすいです。」
目を閉じて空中の水分を絞り出すイメージしてみた。
「ウォーター!」
目を開けると水があった。まさか!目を閉じている間に注いだのか?
CCDカメラで見ていた人達の反応はどうかな?
『おおおおお。魔法だ!』
まさか、本当に私が水魔法を使ったのか?
「他の魔法も試してみますか?」
「じゃあ、サンダーがいいな。攻撃魔法が欲しい」
「それは難しいけど、プラスとマイナスの電極をイメージして貴女の指がマイナスの電極、プラスの電極に向かって電気を流すイメージです。まずは、左手と右人差し指で電気を通すの!」
「よーし。サンダー!」
ワオ!ビリビリって来たよ。凄いぞ!私って。ビリビリの少女。
とあるジャッジメントの百合娘の瞬間移動をマスターしている私がビリビリを覚えたらちょっと凄い。
とある瞬間移動とレールガンまで撃ったら無敵だよ。レベルファイブも夢じゃない。
あっちは超能力だけどさ。
なんか、調子が出て来た様な気がする。
「女神サマ。私本気だしてもいいかなぁ」
「どうぞ、どうぞ。でも、初日からこれ以上は無理よ。魔力切れだと思います」
私は、バケツを用意してこれを満たしてみますって宣言した。
「このバケツに水を並々と満たしたらどうします?」
「そうね。即、幹部かしら?」
「もし魔法が成功したら、もっともっとたくさん、魔法を教えてもらうよぉ〜。私がナンバーツーになっちゃうよ」
「もう魔力切れの貴女に出来るかしら?」
「ウォーター!」
私は時間を止めた。バケツを持って水道へ行ってバケツに水を入れた。。よいしょっと。水が並々と入ってるから重いんだよね。水の入ったバケツを元の位置に戻してから、時間魔法を解除した。
「!!!」
「水が入ってる?こんなにたくさん。なに?なんで?」
「なんでって魔法だよ!私は幹部って約束だよぉ〜。私はレベルファイブになりたいんだよぉ〜」
「じゃあ、今度は女神の番だよ。どんな魔法が得意なの?」
「私は治癒魔法と時間を止める魔法が使えるわ。怪我している人がいれば、お見せ出来るけど。」
私は、カッターナイフで自分の腕をスーッて切った。痛いよぉ。どうせ直せるけど、流れてる血は戻らないよね
「治癒魔法で直してみてみて。私も治癒魔法を覚えたいんだ」
「その前に、消毒しなきゃ。ばい菌が入ったら大変ですよ」
女神サマが焦ってるよ。ちょっとやり過ぎたかな。
消毒して血が止まったみたいだ。
「じゃあ、祈るわ。神よ。傷を治し給え。ヒール!」
やっぱり、治ってないじゃないか!
「これで明日には格段に良くなっている事でしょう。もう大丈夫。傷跡は残りませんよ」
「ありがとうございます」ってとりあえず言っておこう。
「じゃあ、私ちょっと疲れたかもだから帰るね。また来るから、もっと魔法教えてね。それとさ、時間止めてなにをしたらいいかも、考えといてね。宿題だよぉ〜」




