偽魔法少女 現る
最近、メイド喫茶の状況は、たくさんのお客さん達が来店してくれている。
常時いるのは鉄ちゃん達。いつの間にか、レールが三列になってるし、立体交差も出来てるよ。
後はPCオタクの面々。ネットオタク、ハッカーとか色々で種類がわからない。とにかくテーブルの上にノートパソコンが並んでる。
カードゲーム、プレステやってる人もいるよ。ギャングっぽい子はスマホをずーっといじってるしさ。エアガンのメンテナンスをしている。
普通の喫茶からどんどん離れていくよ。
これ以上変なお客さんが増えないように祈りたいけど、変なお客さんが来ちゃった。
「ここで願いを叶えてくれるって聞いたんだ。助けて欲しいんだ」
20歳くらいの男の人が息を切らして入って来た。
「いきなりなんなんだ!どうしたんだ」
なぜ、アキラ君が仕切るの?ギャングのリーダーだから仕切るのが好きなのか?
「彼女が攫われたんだ。助けて欲しい」
「それは、ウチの店じゃなくて警察に言うべきだよぉ〜」
「変な宗教団体に攫われたんだ。入信しちゃって」
「日本は宗教は自由の国だよぉ〜。そっとしておいてあげよーよ」
「それが…マトモじゃないんだ。教祖って子は癒しの女神って。時間も止められるらしい。絶対、インチキに違いないよ」
みんなが私をジト目で私を見る。待て待て。私は無実だ。
「ノン、自分で女神って、言ってて恥ずかしいだろ」
「ノンちゃん。宗教の教祖なんてやめようよ」
「ノンちゃん、彼女を返してあげたら?」
だから、私じゃないんだってば!
「ん?この人は違うと思う。女神はスマートで綺麗系の人らしい。もっと細身なんじゃないかな?」
「ぎゃははは。スマートで綺麗系。ノンとは程遠いな!」
「ノンちゃんの訳ないか。女神は細身だもんね」
「そうだよ。ノンちゃんは癒し系でもないし」
身の潔白は証明できたが、納得できん!
「そのインチキ宗教は許せないなぁ。紛らわしいじゃないか。その偽物の女神とやらに天罰を与えようか。どうせ、高い壺売ったり、ネズミ講紛いな事しているのかもだし」
「どっちかというとノンの方が偽物っぽいぞ。怪しい雰囲気ならおまえの方が上だ」
「アキラ君はボディガード確定だね。女神の天罰に合うかも。あとはカズ君も!潜入捜査を開始するぞ!」




