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ギャングを助ける

数日後にアキラ君から、メールが届いた。大至急連絡くれって。仕方ないから電話してやったら、

「すぐに来てくれ。お願いだ。頼む。来てくれ」


必死にお願いされたら仕方ないよね。私は急いで魔法コス衣裳に着替えて瞬間移動した。


「おい!随分早いな。その服、ふざけているのか?ノンの知能にぴったりだが。」

「慌てて来たのに、なんて事言うかな。もう。で、どうしたの?」

「麻薬を売っていたカモイ達が俺の言う事聞いてくれたんだが、組織から報復にあって、大怪我をしてしまったんだ。助けてくれ。ノンなら俺の時みたいに治せるかなって」


「麻薬、売るのやめたんだね。なら、いいよ。協力するよ。でも、お医者さんじゃないから出来ない事もあるよ。失敗したら許してね」

「とにかく、痛がっていて可哀想だ。指を何本も折られてる。」


丁度いい機会なので、アキラ君を触りながら時間を止める。

「なんだ。ノンはホントに魔法少女だったのか?少女じゃないが」

「アキラ君はいつもひと言多いよね。見てて治すから」

私は指にスティックを当てて時間操作をし、折られる前の状態に戻した。一本づつやると結構時間がかかる。


「どうだ。カモイ。痛くないか?」

「ありがとうございます。指は痛くないけど、身体のあちこちが…」

「ここか?ここもひどくやられてるな」


私はもう一度、時間を止めた。

「アキラ君は医者の関係者?痛いところがわかるの?」

「医者じゃないが、俺も仲間も怪我がつきものでな。詳しくなっちゃったんだ。ノン。こことここを直してあげてくれ」

私、結構たくさん治してるよ。怪我の箇所が多過ぎるんだよ!

「あと、どこかな…う…ちょ」


「どうした?大丈夫か?ノン。おい!」

私は気を失ったらしい。たくさん魔法を使うと気を失うんだね。


私は、ベッドの上で目が覚めた。

「ノン。ごめん。仲間が痛がっているんで、ついおまえに無理をさせてしまった。ホントに申し訳ない」

「ううん。いいよ。最後まで治せてあげられなかったね。あんなに痛がってたのに」

「そんな事ない。カモイ達は倒れるまで頑張ってくれたノンを見てなにか感じてくれたらしい。もう二度とバカな事はしないだろう。ありがとな。」

「続きをしてあげなくちゃ」

「バカな事を言うな!あいつらも嫌がるよ。俺らは男なんだ」


「ノンにはでっかい借りができたな。今度、遊びに来てくれ。大歓迎するぞ!」

「それは遠慮するよ!気にしなくていいからねっ」

「人手が必要な時は遠慮なく声をかけてくれ。おまえらに手を出すヤツがいたら、俺たちがブッ飛ばす」

「暴力はキライなんだよ。」


お店に帰ってひと息つく。魔法も使い過ぎると倒れちゃうんだね。気をつけなきゃ。どの位使うとダメなのか、限界を掴んどかなきゃだ。


魔法少女コス衣裳を着てから大幅に活躍の場が増えてる。なるべく、事件には首を突っ込まないようにしなきゃだ。



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