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またもや遅くなって申し訳ありません。

 道中いくつかの街をぬけ、一夜明けてヴェルンティース領に到着しました。

 とは言え、家に着くにはもう少し時間かかります。今が八刻ですから十刻ほどには着くでしょうか。

 ヴェルンティース領は、大小さまざまな村々があります。しかし街となると我が家のある街だけです。男爵の領地ですからこのようなものでしょう。

 街の名前はグラナド。この土地をいただいたご先祖の名前だそうです。大きな街と街をつなぐ主街道を使っているので、どこかの村に寄ることなく向かっています。

 抱っこしているケェファは眠っているので、ほっぺをつついたりして和んでいます。

 そうしていると段々と眠くなってきて、私は一緒に寝ることにしました。


「レティア起きてください、着きましたよ」

「おはようございます、クロード」


 ケェファと一緒に寝ている内に屋敷について居たようです。抱っこしていたケェファも起きたようで目をぱしぱしさせています。

 馬車を降りて扉の前まで行き、そこで足を止めました。


「クロード、私の代わりに扉を開けてもらってもいいですか?」

「わかりました」


 クロードに頼みつつ私はクロードの斜め後ろに下がりました。私の予想通りであるのなら、扉を開けたクロードは……


「レティアちゃんおかえりなさい。会いたかったわー!」


 扉の前で待っていたお母様に突撃され、抱きしめられることでしょう。


「もがっ、ふがっ」

「レティアちゃんが、帰ってこなくてお母さん寂しかったのよ!」

「むぐぐ、んんん」

「そういえば前より肩幅広くなってるわ。それにしっかりしてるわね、いつの間に鍛えたの?」

「お母様それはクロードです」

「あらやだほんとだわ。ごめんなさいクロードさん」

「いえ、気にしないでください」


 身代わりにしてしまいましたが、理由があったのですよクロード。あのまま抱きしめられると、ケェファが危険なのです。おそらく言わなくても、身をもって知ったのでわかってくれるでしょう。

 少し顔が赤いのは息苦しかったということにしておきます。さすがに私の母に変な感情は抱かないでしょうし。とはいえ男性は大きい方が好きと聞きますし、私には母の遺伝子は引き継がれなかったということなのでしょう。


「プランクを止められなくてすまなかったねレティア」


 お母さまの後に続いて、お父様も外に出てきました。

 小柄なお父様には、どうやってもお母さまを止めることはできませんからね。物理的な手段でなければ、止められると聞きましたが、やったののを見たことがないですし。


「お父様、気にしないでください。クロードに変わってもらいましたし」

「そうだとしてもクロード君には悪いことをしてしまったね」

「凶器だとしても、感触など良いのですから問題ないです」

「冷たいというか、もう少し嫉妬とかしないのかい?」

「昔から感情が薄いのはお父様も知っていますでしょう。それにクロードはこんな私を好きだといってくれた人です。例えお母さまでもなびかないと思います」

「そうかもしれないね。本当にいい人を見非蹴れてよかった。これでも心配していたんだよ、レティアのことをわかってくれる人は少ないし。わかってくれるのは女性か、既婚者の男性ばかりだしで」

「それは心配をかけてすみません」

「もう済んだことだから。さっ、外で話していないで中で話そう」


 中に入ると、そこは変わらう私の知っている場所でした。やはり帰ってくると落ち着きますね。


「そういえばお父様、ディたちが来ているはずですが。いるでしょうか」

「ああ、先についているとも。今は部屋の用意をしているよ」

「そうでしたか、姿が見当たらなかったので心配していました」

「元々用意は済んでいたから、すぐに会えるはずだよ」

「アルビドばかりずるいわ、私もレティアちゃんと話したいのに」

「歩くだけでも大変なので、話すのは座ってからにしてくださいお母様」


 現在、私はお母様に後ろから抱きしめられながら歩いています。どうやら、初めにクロードを身代わりにしたのがだめだったようです。レティアちゃんが足りないなどといって話してくれ無くなりました。

 二階にある部屋に向かうので、階段を上るときは離してくれるかと思ったのですが、私を横抱きつまりお姫様抱っこして上まで上がるということをされまして。ケェファはクロードにお願いしていたので大丈夫でしたが、やはりお母様の行動w予測するのは不可能だったようです。思えばクロードにもされていなかった気がしますが。ねだるようなものではありませんし、してももらうのを待ちましょう。


「そうだ、言うのを忘れていたよ。おかえりレティア」

「ただいま。お父様、お母様」


おそらくレティアがお姫様抱っこされていないはずですが、私の記憶が間違っていたらすみません。

誤字脱字は下に専用のものがありますのでsp値らからお願いします。

追加でですが、実は一話目を読みやすくしようと頑張ってまして。おそらく四話目まで読みやすくしようかと思ってます。なのでその際には読みやすくなったかどうか、教えてもらえると助かります。

今週中には無理だと思いますが。

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