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多忙で更新が遅れてしまいました。すいません

  この辺りでは魔獣の出現も確認されていないようですが、スタンビートの発生前に見られる魔獣の出現が減ることとも似ているので油断できない状態ではありますね。


 とはいえ今ここにはそれぞれの王族の近衛騎士がいますから万が一のことがあっても問題ありませんし最悪の場合屋敷の地下に逃げ込むことも出来ます。


 もちろん最終手段としてですし、結界の術式を作ることが出来れば被害なく終わることも出来ます。もちろん結界の強度などは術式と魔力で決まるので何らかの方法でわたしが魔力供給をすることが出来れば大丈夫なはずです。


 方法としては術式と私の間に第三者を挟むことなのですが相手側の魔力供給操作が巧み出ない限りほとんど供給することが出来ないのですが。


 今ここには、それだけの魔力操作ができる人はおそらく居ないはずです。どうにかこのまま何も起こらないといいのですが


「レティア、お前の分のサンドイッチだ」

「ありがとうございますリーア」

「何か考え事か?声をかけても反応しないから、いつもの様に何かを考えていると思ったんだが」

「そうですね」


 ここで話しておくべきでしょうか。判断材料はいくつかありますから特別問題があるわけでもありませんし。


「こうも、魔獣の数が少ないと何かあるのではないかと思って考えていたんです」

「レティアもか、我々も何か起こるのではないかと警戒はしている。これまで魔獣と交戦したのは数度だけ。普通に考えたらありえないことだからな」

「やはりですか。可能性の一つとしてですがスタンビートが起こるのではないかと予想しています」

「スタンビートか。確かに可能性としてはなくは無いが断定できないところが痛いな」

「一種の自然災害のようなものですからね。魔獣が少ない原因が他にもあるかもしれませんし、警戒するくらいがちょうどいいのだと思います。仮にスタンビートだったとしてもここで発生するとは限りませんし」

「そうだな。こればかりは運に任せるしかないからな」


 ティア様達がいらっしゃるまで、皆で軽食のサンドイッチ食べつつ待っていると。王家の紋章の付いた馬車でルエン達がやって来ました。


「来ましたね、私は隅の方に居ましょうか。良く考えれば花見と言えなくもないですね」

「レティア一緒に食べましょ!」


 どうやらティア様は私と一緒がいいみたいですが


「ご一緒しても宜しいのですか?」

「問題ないよ、話したいこともあったしね。エカチェリーナもいいだろう?」

「ええ、問題ないですよ」

「こういうものは人が多い方がいいと決まっていますからね。ローゼンもいいでしょ?」

「うん!」

「それでは、失礼致します」

「それで話なんだけどねティアが学園に行ったらローゼンの家庭教師をしてはくれないか?ティアの家庭教師をした実績もあるし信頼できるからね。どうだろうか?」

「考えていることがあるのです。ティア様が学園に入学する年から私も学園に行こうかと考えて居ました」

「レティアが学園に。それは教師としてということだね」

「はい、後にティア様やローゼン様を補佐する者は学園から排出されます。なので私自身の手で補佐する人材を育てようかと」


 私がこう考えた訳はもちろん喋ったような意図とあるのですが一番の理由は、私が介入した事で狂ってしまった流れによって起こりえなかったことが起こってしまうことを危惧してのことです。


 それに私以外の転生者がいないとも限りません。万が一ヒロインが転生者でこの世界をゲームの中だと誤認していた場合はこの世界の先人として導かなくてはなりませんから。ましてやハーレムルートをされては最悪、国が混乱してしまいますから。


「そうか、それだけの考えを持っているなら僕はそれを止めるつもりはないよ。新しい家庭教師はこちらで見つけることにする」

「ありがとうございます」

「なにレティアのやりたいことをやるといいよ。ティアもいいだろう?」

「はい!学園でもレティアと一緒居られるんですものこんなに嬉しいことはないわ」

「そうか、学園に行ったら友人が増えるといいね。お父さんも学園で友人に会うことが出来たんだから。ティアにもそういった人がかならず居るよ」

「はい!お父様のようにいろんな人と仲良くなりますわ」

「うん、頑張りなさい。レティア、それからセレスティーナ子供たちのことを頼めるかな?本で読んだんだけどこの桜の木下で飲むお酒は美味しいと見てね、一度やって見たかったんだけど子供の前でお酒は飲めないから見ていてくれるかい?」

「承りました、ティア様ローゼン様こちらへ」


 ルエンから少し離れた所で敷物を敷き簡易なテーブルと椅子を用意して場所は完成です。


「ローゼン様は何をなさりたいですか?」

「何をしたいか?」

「ええ、夢と言ってもいいでしょう。何かありますか?」

「お姉様を守りたい」

「立派な夢ですね、そのためには武術を学ばないと行けませんから。お父様にお願いしてみてください。良き教官を探してくれるでしょうから」

誤字脱字は下からお願いします

次話はピクニックからスタンビートへの導入になるかと思います。

あとは近々短編を投稿しようかと思っているので投稿した時は読んでいただけると嬉しいです。


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