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ということでこちらが先週分です。この小説恋愛ものなのですがどうしてこうなってしまったのでしょうね。私にもよくわかりません(書いてる張本人)

展開としてはシリアスさんは監禁されて出てこれませんし、イチャイチャも事件解決後に入る予定なので暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

 「しかし、本当に魔物の影の形も見当たらないのですね」

「ああ、こちらとしては助かるのだがな」


 今回のピクニックの場所となるのは大木の根元で、花びらが舞っています。ティア様の誕生日があったのは冬であれから四ヶ月経って季節は春。


 この場所はエンディングの場所としてPVで紹介されいて、元々の小説版でも記述があった場所です。そして、この物語を作ったのは日本人であるという事実を合わせればこの巨木がなんの木なのか、わからない方は居ないでしょう。桜です。


 私もこの桜の大木を見るまでPVや小説版の記憶がありませんでしたが見た瞬間思い出すことが出来ました。PVでは主人公と攻略対象がここにピクニックにくるという場面で終わっていましたが似たような状況になってしまいましたね。


 しかしこれはさして重大な記憶ではありません。どちらかと言えばこの記憶に付随して蘇ってきた記憶の方が重要です。ひとまず、木下に座って情報を整理致しましょうか。


 私たちが泊まっている館には名前がついています、アナテンデッド(Unattended)無人という意味で原作、そしてゲーム版共にティア様が学園に行くまで住んでいた場所でもあります。


 ルビィクト王国に向かう際の襲撃後人間嫌いになったティア様は人が多く居る王女宮ではなく周りに人がほとんど居ないこの館へと療養しに来るのです。


  そして入学するまでの間はこの屋敷に限られた人とだけ関わり生きていくのです。もちろん周りはティア様に優しくし、だれもティア様の行き過ぎたわがままを諌めるものはおらず、常に自分が一番でなければ気が済まない王女様が出来上がるのです。


 とはいえ人嫌いが治った訳ではなく、学園ではフライドでそれを考えないようにして過ごしていました。


 そんな館での生活ですが、学園に入学する一年前つまり今年にとある事件が起きています。それはスタンビート、RPGのゲームをやった事のある人ならば言わずと知れている魔獣の大量発生です。


 スタンビートには大まかに分けると二段階ステップがあります。

 一段階目としてはスタンビート発生地の周囲の魔獣と魔物の発生が減ります。これは大きな範囲で発生するため各地で一時的には魔獣の出現が少なくなります。一時的に魔獣の被害が減るため喜ばしいことではありますが、スタンビートの予兆と考えればそう嬉しいことでもありません。


 そして二段階目、スタンビート発生地に魔素溜りが発生しまずは魔獣が増え、その後に全てが魔素で作られた魔物が発生し一定の数が集まると近くの人里に進行を開始します。人里に進行する理由は明らかにはなっていませんが、有力な説としては魔素を求めているのではないかとされています。


 そして事の発端はアルバンチュルス領近郊の森でスタンビートが発生したことです。アルバンチュルス領近くで発生したスタンビートはアルバンチュルス領にある一番の街シュターデンに向けて進行を開始します。


一定の大きさを持つ街にはスタンビートに備えて外壁にバリスタが用意されており、シュターデンはどうにかスタンビートを乗り切りました。シュターデンの守備隊は直ちに王都へとスタンビートが起きたことを知らせます。


 [スタンビートは進路を変えてなおも進行していると。方向はリュラレンス領に向けて]


 アルバンチュルス領とリュラレンス領は隣合っておりスタンビートはより人の多いリュラレンス領の街を目指し始めました、ティア様が居るアナテンデッドの館を進路上に見据えて。


 アナテンデッドの館にいた守備兵は遠くにスタンビートを確認し直ちに避難をするようにティア様へ伝へますが、館に篭もりきりだったティア様は乗馬が出来るわけでもなく、馬車では逃げてる最中に追いつかれてしまいます。


 アナテンデッドの館にはもしものために地下室が設けられていおり、ティア様や屋敷の人間は地下室に逃げ込みました。魔獣達が中に入って来ないことを願って。


 王都ではもちろんその知らせを聞いたルエンがアルバンチュルス領並びにリュラレンス領に増援を送ると共にアナテンデッドの館にも騎士団を送ります。ティア様の無事を祈りながら。


 そして魔獣達はアナテンデッドの館を通過しました。上では地面の揺れる音、窓の割れる音様々な弟が鳴り響きティア様を含め全員が恐怖に呑まれました。


 そして、スタンビートが通り過ぎ警戒しながらも安心していると一回に通じる隠し扉から物音がするのです。もちろんこんなにも早く騎士が到着するはずがありません。もちろんその音の発生源は魔獣でした。


 十人いた守備兵のうち三人が確認に向かいました。そして、上では荒らそう音と守備兵の悲鳴が聞こえまもなくして三人が戻ってきますが一人が腕に傷をおっていたのです。ほどなくして騎士が到着し、ティア様は保護されますが心に傷を負ってしまいます。魔獣への絶対的恐怖心を。


 これが原作に書かれゲーム版にもその設定が裏話として出てくるのです。つまりこの世界でも起こりうること、そしてまだスタンビートが起きたと言う知らせを聞いたことがない以上警戒はしておく必要があります。なぜならこれが起きたのは春なのですから。


誤字脱字は下の方からお願いします。

次話は普通にピクニックになります。危険が迫るのは来週分のか再来週文になるかと

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