32
今回も少しだけ短いです
結婚式が終わりティア様からは三週間のお休みを頂きました。結婚後に休みを設けるのはごく普通のことで、へ二人で結婚生活楽しんで、という意味合いともう一つあるのですがそこはあえて話さないでおきましょう。
そして休みの二週間が終わり家庭教師の仕事に戻る日。私は授業道具を持って玄関に向かいました。
「クロード行って来ます」
「行ってらっしゃいレティア」
クロードはまだ仕事が決まっておらず最近は家にいる時間が多いみたいです。
「ティア様今日はこの問題をやってみましょうか」
「分かったわ」
私がやすみを頂いている間も勉強は欠かさずにやっていたようで問題は全問正解でした。これで十五歳までの勉強は終わりましたが、この先の勉強となるとティア様が何を先行するかによって教える内容が変わってきますから、まだ教える必要はないでしょうか。
「ティア様、これで最初の卒業までの勉強は終わりました。これ以上はティア様が何をしたいかによって内容が変わってきますから教えることが出来ないのですが、何かしたいことはありますか?」
「王女宮の皆ででお出かけしたいわ。ダメかしら?」
「そうですね、遠乗りするのであれば問題ないと思います。準備などもありますから話が決まり次第、国王様の所にお願いしにゆきましょう」
「ありがとうレティア」
「いえ、最近ティア様は頑張っていましたから」
「という訳で、遠乗りの計画をしたいのですが」
「場所はどうする日帰りなのだから遠くまでは行けないぞ」
「この時期なら王領地でちょうど良いところがありませんでしたか?」
「この時期なら確かリュランレス領がありますね」
「リュラレンス領か、あそこは温暖で魔獣の発見報告も少なかったな」
「ええ、なので日帰りでなくとも大丈夫だと思いますし、泊まるのであれば舘が用意されてますから、そちらを使えばいいでしょうし」
「舘ですか?となると掃除はされているでしょうけど料理人や侍女たちを連れていかなくてはいけませんね」
「皆でお出かけしたいとティア様が言っていましたからちょうどいいですよ」
「そうだな、この後は国王様にこのことを言いに?」
「はい、ティア様と行くつもりです」
「国王様なら快諾して下さると思いますから私達はここで待っていますね」
「分かりました」
ルエンの元にティア様と向かい、遠乗りのことを話すと。「いいね、そうだ家族で遠出というのも悪くはない。少しエカチェリアに聞いてくるよ」と言ってどこかへ行ってしまい戻って来た時にはエカチェリア様とローゼン様が一緒でした。
「ティア姉様!」
「ローゼ、走ったら危ないわ。よしよし」
「それで遠乗りはどうなるのですか?」
「うん、家族全員で行くことにしたよ」
「政務はよろしいのですか?」
「僕のサインが必要なものは明日までに終わらせておくから大丈夫。最近は大きな事件がなくて落ち着いて来ているし1日くらいなら大丈夫さ」
「そうなのであれば良いのですが、出発の予定などはいつにしますか?」
「色々と予定の調整があるから2日後にしようか、ティアいいかい?」
「もちろんですお父様。家族みんなでお出かけなんて初めて!」
それから二日がたちました、王家全員が一度に移動すると大変な騒ぎになるのでティア様が前日に出発し、エカチェリア様とローゼン様が当日出発した後一刻遅れてルエンが出発することになりました。
「私達だけでも大所帯になってしまいましたね」
「仕方ありませんわ、王女宮そのものが移動してると言っても過言ではありませんもの」
「でも、クーロンが皇女宮に残ってるから全員ではないのよね」
「クーロンさんは庭師ですから手入れをしない訳にはいかないと。それに老体に旅は厳しいともおっしゃれてましたから」
「そうね、無理は良くないもの。王女宮に帰ったらこちらでの話しをいっぱいするわ」
「そうですね、クーロンさんも喜ぶと思いますよ」
「失礼、ティア様そろそろリュランレス領の館に到着します」
「わかりました。引き続き警護よろしくお願いします」
「了解しました」
誤字脱字は下の方からよろしくお願いします。
次話は家族でピクニックみたいなことになる予定です




