31
すいません、先週は短編を上げたので投稿出来ませんでした。
そして31話ですが、話の都合上半分の長さになってしまいました。なので短いと思いますが読んでいただけると嬉しいです。
クロードは第一騎士団の皆さんに捕まってしまったので私ひとりで学生時代の知り合い達のいるところに向かいました。
「レティア君、招待ありがとう。そして結婚おめでとう」
「ありがとうございますアルビーネ教授。そして、お久しぶりです」
「私のことも忘れないでくださいまし」
「リリエンターナ、招待状はちゃんと届いたんですね」
「火魔術科の教師にツテがあったからね、そっちから届けてもらったのさ」
リリエンターナは少々少々ややこしい家事情で、今は放浪の魔術師をしているのでちゃんと届くか心配だったのですが、届いていたようで良かったです。
「アルビーネ教授ありがとうございます」
「なに、教え子の頼みだからね。叶えてあげたいと思うのが教師というものなのさ」
「リリエンターナ、最近はどうなのですか?」
「相互援助組合の仕事をしてますわ」
なるほど相互援助組合ですか。相互援助組合は簡単に言えば何でも屋のようなもので、掃除や店番から商隊の護衛、魔獣の討伐まで、色々な仕事を斡旋してくれる場所で子供のお小遣い稼ぎや、これを仕事として生活している人もいます。
「やはり外の仕事の方が多いのですか?」
「いえ、どちらかと言えば中の仕事の方が多いですわ。外の仕事は街を移動する時くらいですわ」
「あなたらしい仕事の選び方ですね」
「争いごとは苦手なのですわ」
「そういえばマリー=ジョルジュさんがさっきから話しませんがこれは」
「うーん寝てそうだね。というか寝てるかな。おーいマリー=ジョルジュ君」
「んん…なんですか…教授」
「君、結婚式に来てまで寝てるとか言わないだろうね?」
「寝てませんよ、ぽんやりしてただけです」
「それは寝そうだったっと言うことかな?」
「そうとも言いますね。レティアさんおめでとうございます」
「ありがとうございます。今は確かアルビーネ教授の助手をしているんでしたか?」
「そうですよ〜」
「レティア君とマリージョルジュ君は私の教え子の中でも一番だからね。まあ、それにマリージョルジュ君は研究室だと楽できるって理由で助手になったくらいさ」
「そうだったんですか。それとレミリアとクレンがお世話になっているみたいですね」
「ああ、二人とも優秀だよ。今年も学園長がデモンストレーションやるって言い出したから、2人にやらしてみたら凄いのを作ってくれてね。当日は大盛況だったよ」
「凄いのですか?」
「ああ、花火と名づけられたんだけどね。魔術を空に打ち上げて花を咲かせるという魔術なんだ」
花火ですか、花を魔術で空に描くのでしょうから私の知っている花火とは少し違うようですがそれでも綺麗なのでしょうね。
「それより他のテーブル行かなくていいんですの?」
「そうですね、そろそろほかのテーブルに向かいます。楽しんでください」
次はルエン達のところですね
誤字脱字は下の方からお願いします。
次話は結婚式のあとになると思います




