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9/14文章の内容を一部過筆、変更しました。

 リーアとティア様が無事でよかったです。しかしやっかいな事件に巻き込まれてしまいましたね、貴族の誘拐とは。


「レアその誘拐された貴族の子供は何処に?」


「奥の方で寝てる。恐らく薬か何かを飲まされたんだろ。助けた時には既に寝ていたからな」


「そうですか。何か身元を特定出来るような物は持っていましたか?」


「着ている服から貴族だと見分けは着いたが身元が分かるようなものは何も。そう言えばハンカチを持っていたな、何か役に立つか?」


 リーアがハンカチを取り出して渡してきます。ハンカチは上質な生地で作られたもので、貴族の持ち物だとわかります。隅の方に家紋が刺繍されているのを見つけましたが、さすがにルビィクト王国の貴族年鑑は読んだことがありませんから、記憶にありません。ですがこれで貴族であることは確定ですね。


「とりあえず貴族ということは分かりました。ひとまずセレスティーナ達が来るのを待ちましょう」


「そうだな」


「ユリア母様ごめんなさい」


「レミリア、謝らなくてもいいですよ。もちろん自ら危険に近づくのは反省しなくてはいけませんが、人を助けようとすることは間違っていません。今度からは私達に言いつけてください」


「怒らないの?」


「私は怒りませんよ。でも帰ってからセレスティーナに怒られるかもしれませんね」


「子供が起きたよ!」


 奥の方からだいたい十歳くらいの子供が出てきて、貴族の子供が起きたことを教えてくれました。シスターの話ではここは孤児院も兼ねているようで十人程の子供たちが生活しているようです。


「起きたみたいだな私が見てこよう。ユリアはシスターに水を貰ってきてくれ」


「分かりました」


 最初出迎えてくれたシスターに水をもらいリーアの元に行きます。子供が寝かされていたのは客室のような所でした。


「助けて頂いてありがとうございますわ。私セリーナと申しますの」


 セリーナ、確かこの国の…ですが他の貴族が子供に似た名前をつけることもありますし確定したわけでは…。ここはセレスティーナがクロード様を連れてきてくれることを祈るしかありませんね。


「私はリアだ」


「私はユリアと言います」


「リアさんユリアさん、ありがとうございます。(わたくし)友人の家に遊びに行った帰りに襲われたのは覚えているのですけど、その後どうなったか教えてくださる?」


「私達はセリーナ様が貧民街に連れ去られるのを見て後を追って助けました。そのあと近くにあったこの教会に隠れているところです。それともうじき私たちの仲間が助けに来てくれることになってます」


「そうだったんですのね。ねえ、少しいいかしら。外が騒がしいようだけど私をさらった者達に見つかってないわよね?」


「リア!」


「わかってる見てこよう」


 リアに外を見に行かせて私はティア様のところに戻ります。


「レミリア、奥にいるセリーナ様と一緒に居て貰えますか?」


「セリーナ様ってあの貴族の子?」


「そうです。レミリアと歳も近いようですし、話し相手になって上げてください。私はリアと一緒に外を見てきます」


「わかったわ、お母様」


 セリーナ様のことをティア様に任せて、私は入口へと向かいました。入口にはシスターと武器に手をかけているリーアが居ました。


「今日はなんの用でしょうか。お金は先日払ったばかりのはずですが」


「その金が足らなくてなぁ、足らない分払ってもらおうか。なんなら子供でもいいぜ、売れるからな!ぎゃははは!」


「リアこれはどうなっているのですか」


「わからん、扉が叩かれて私が出ようとしたらシスターが中で待っていてくださいって言って外に行ってしまったんだ」


「話の内容を聞く限り子供やシスターが危ないようですね。リア奴らが何人いるか分かりますか?」


「五人だな、私とユリアなら相手にできるが仲間を呼ばれると不味いぞ」


「ならその前に片付けましょう。それにセレスティーナ達も近いようです」


 私の持っている魔道具が何かに反応して外の方向を指しています。


「そうだな、恐らくセイル殿も来るだろうから、この教会のことを頼もう。それに誘拐に関与している組織に外の連中が関わっているかもしれんなからな、ちょうどいい。さて行くぞユリア、武器は抜かずに使え。殺してしまっては意味が無いからな」


「わかっています」


「きゃっ!」


「リア!」


 シスターの悲鳴が聞こえた瞬間リーアが扉を開けて突っ込んで行きます。勢いをそのままにシスターに掴みかかる男の腹に一撃を入れます。

 男達は突然の出来事に対処が遅れているようで、その隙を着いて私が近くにいた男の顎に短刀を振り上げ、返しの一撃で対角線の位置を打ちます。男はそのまま倒れ込みました、脳震盪ですね。


 自分達が襲われていることに気づいて残りの三人が武器を抜き始めます。私が一人を倒している間に男達に詰め寄っていたリーアが一人の武器を弾き飛ばして蹴りつけます。

 私はこちらに向かってくる男に向かって、先程倒した男の武器を投げつけます。片手で投げつけたので威力はありませんでしたが、それでも邪魔をすることは出来たようで男が立ち止まりました。


 その後ろから三人目を倒したリーアが剣を打ち込み四人目を倒します。そして5人目はセレスティーナと一緒にきたクロード様が倒していました。


「間に合ったようですね、お二人共大丈夫ですか?」

なかなか予告通りには行かないようで、事件解決出来てません。17話を書いた時にはここまでは長くなる予定では無かったんですけどね。ということで次回は事件解決してセレスティーナに恋の相談出来るといいな?

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