表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミステイク  作者: 碧衣玄
3/18

三話

 如翔、楓、神様の三人は、神社近くのファミレスに来ていた。メニューをざっと見て注文をしたところだった。


「お子さまランチ!」


「お子さまランチで良かったのか? 子供じゃないんだろう?」


「我は神様です。お子さまランチは、神様のご馳走として伝えられているです」


「なんだそりゃ」


「お前さんには分かるまい。お子さまランチの素晴らしさが」


「とっくのとうに卒業済みだよ」


「神様ちゃん、何飲みたい? 持ってきてあげる」


「オレンジジュース!」


「分かった。待ってってね」


「僕はコーラ」


「はいはーい」


 ドリンクバーを利用した為、楓は飲み物を取りに行った。


「お前さん、コーラが好きなのだな」


「まあ。そう言う神様はオレンジジュースかよ」


「オレンジジュースの素晴らしさを分からないとは残念なことだ」


「残念で結構。それより神様、本当に原因は僕達なのか?」


「何の話?」


「過去に意識が飛んだことだよ」


「あー。そです。原因はお前さん達だ。この時間に飛んだということは、お前さん達が、この時間に対して何らかの悔いを残しているということです」


「悔いか。後悔とか未練だっけ? 僕には全く心当たりないけど」


「自分と向き合ってみればいい。素直にです」


「お待たせー」


 楓がトレーにグラスを乗せて戻ってきた。

 如翔はコーラ、神様はオレンジジュースを受けとる。


「う~ん! 美味です!」


「美味しいよねえ!」


「楓もオレンジジュースかよ」


「たまにはいいかなあってねえ」


「ふーん」


 ストローでジュースを飲んでいく三人。

 暫くすると、注文した料理が運ばれてきた。


「お子さまランチ!」


 神様の目の前に、旗が立ったオムライスが運ばれた。神様は目を輝かせながら、スプーンを持って掬って食べる。頬を両手で押さえながら喜びを表現する。


「ほらほら」


「ありがとです、楓ちゃん」


 神様の口元に付いたご飯粒を取ってあげる楓。

 そんなやり取りを見ながら、如翔はチャーハンを食べている。


「如も如だねえ」


「何が?」


「付いてる」


 そう言いながら、如翔の口元に付いていたご飯粒を取ると、それを食べる楓。取られた如翔は、目を丸くしていた。


「チャーハンも美味しいねえ。今度、注文しようかな」


 楓も、自分が注文したピザを食べ始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ