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紅の目Ⅱ  作者: 紅い華
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第二章 つかの間の休息

ふ~んふっふっふふ~ん♪

楽しそうなレーゼの横顔を見ながら俺はため息をつきたくなった。

「なにがそんなに楽しいんだよお前は、バカか?」

「バカじゃないよ!!人が楽しい気分になってるときにバカとか言わないでくれるかな!!」

ちなみに今俺たちはここらでは有名な(らしい)ショッピングモールにいる。なんでいるかっつーと空母がこの街で休息をとることになったんで俺たちも今日一日は休みなわけなんだがこいつがいきなり

「買い物に行こうよ!!」

って言ってきたために今ここにいるわけだ。どうせ何もすることないし別にいいだろうぐらいの軽い気持ちできたのが悪かった。とにかくこいつは買い物にかける時間が長い。とにかく長い。何せ朝から来て今昼なのだが未だに服を選んでいる。朝から選んで6着以上買ったのだが未だに服を選んでいる。いったいいつまで服を選ぶんだ。俺はもう飽きてるからこいつが服を選ぶ間は適当に暇をつぶしている。

「おい。いいかげん服以外に行かねえか?まだ買うもん大量にあるんだろうが、日が暮れるぞ。」

「うにゃー、そうだねー、他行こうか。」

やっと動き出した。

とまあなんだかんだで今日一日俺は連れ回され挙げ句の果てに荷物まで持たされていたわけだ。意外に空母から離れていたので今はバスで空母を止めている場所に戻っている。となりでくーくー寝息たてて寝てるのは今日俺を連れ回した元凶であるレーゼ。人を連れ回すだけ連れ回してバスにのったらこのざまだ。現在爆睡中。っと着いた着いた。

「おい。ついたぞコラ。」

「ふにゃ~」

だめだこりゃ。しょうがないので俺はレーゼを背負い、荷物を持ってバスから降りる。空母まではすぐそこだしこいつも案外軽い。最近知ったがこいつ初対面の時に23とか言ってたけど当時18だった。俺と変わらねえことが判明。まあ今となっては俺もこいつも20なわけだが。

空母到着。誰かに見られねえ事を切に願う。

とまあ誰にも見られずに部屋に到着。こいつをベッドに寝かせ俺は一息つく。現在10時寝てしまう気にもなれず俺は缶コーヒーでも買ってこようと部屋を出る。缶コーヒーを買い、飲みながらぷらぷら歩いていると、指令から通信が入る。

「はい工藤です。」

「緊急事態だ。すぐに来てくれ。」

「了解」

通信内容は以上だった。まああの指令らしいわ。

「さて、ボヤボヤしてらんなくなるな。」

俺は司令室に向かう。ふっとレーゼを起こさなくてもいいのか考える考えた結果起こさなくていいと結論づけて司令室に向かう。

何となく、平和な休日を過ごせたのは今日が最初で最後なんだろうなと思ってしまった。

休日談です。次からは気合い入れて戦闘やりますよ

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