ゴーン平原商業ルート1
大陸は今、戦乱の時代。 人々は古よりの神を祭り、自国の繁栄を信じ、武をもって覇を競う。
人族、獣人族、魔族、妖精族が互いに己の力を信じ、繁栄の頂点に立つことを欲した世界。
今、ゴーン平原の街道を多数の馬車が列をなして進んでゆく。
大陸は今、戦乱の時代。 人々は古よりの神を祭り、自国の繁栄を信じ、武をもって覇を競う。
人族、獣人族、魔族、妖精族が互いに己の力を信じ、繁栄の頂点に立つことを欲した世界。
今、ゴーン平原の街道を多数の馬車が列をなして進んでゆく。
暑い.....
雲ひとつない天気だ。
こんな日は屋根の下、冷えた麦酒、美味い物を喰らって日々を楽しむのが良い。
そうじゃないかい 人間働くのは人生を楽しむための手段だ。
面倒ごとは避けておくべきだ。
忠告する。
「君ならばやれる 実績経験は他と比べるべきもない。」
「報酬は思いのままに手に入るよ。」
「本当は僕がやりたいくらいだよ。」
などなどの甘い言葉には気をつけよう!!
よく聞けよ、美味い話にはリスクが伴うんだよ。
「頭領 この辺で休みましょう」
ユリアンが馬をこちらに寄せながら指示をだすよう指図してきた。
「 止まれ!! 少し馬を休ませるぞ!! 」
馬は大事だよね...........
はああああ.... やっと休める。 ユリアン 俺を殺す気か!
俺ガストン・テーダはウル商業同盟国のとある傭兵団の頭をはっている、
いや、やらされているのだ。
そもそも俺は傭兵団を維持する才覚があるとは思っていない。
そりゃ たいした団ではないよ、傭兵団といってもピンからキリまでよ。
戦場で活躍する威勢のいいやつらはピンだ、報酬も高いし出世もできるかもしれない。
だがリスクも高いよ、己の命を張っているのだから。
いくらこの世界の命の価値が紙切れのようなものといっても、俺は恐ろしいんだよ。
だから俺は生きていくためにキリを選んだ。
ウル商業同盟国は大陸の商人どもの金の力で成り立っている国だ、
まあいわゆる大陸の商業物流を牛耳っている大商人10人衆が結託して作った。
皇帝・王・貴族・議員などと称する権力者どもの手が及ばない金力の国だ。
俺の団は商人どもや荷を護衛しながら商業ルートを行き来する。
まあどこぞの異世界で言う運送屋だ。
土建屋さんの類の業も行う。
ただし、物騒な世の中だし当然なこと武装している。
本拠地はウル商業市の中にある。
え.... どこが傭兵団かって? 単なる3Kの業者じゃないかって?
そりゃちょっと見解の相違てやつだ、一番の違いは一応建前として戦闘も引き受けますよ。
普通の業者は殺し合いを売り物にはしないよ、実際は俺らもやりたくないけどね。
そう言わなけりゃ、あんた、この商売成り立たないだろう!!
俺に付き合っていられないねえて人は、どこぞに行ってくれ。
貴重な休み時間なんだよ。
初投稿です、更新不定期になります。
作者のストレス解消作です。
戦闘シーンはほとんどありません。




