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第七の障害 狂い始める計画Ⅱ ディークフリド侯国編

侯爵の宮廷は暗雲立ち込め策略に満ちていたが、城下は貧困にあおいでいた。

クリスティア達は首都の様子を見る為に繁華街と福祉施設を訪問し、城下の様子と今後の労働者の確保の為に街に繰り出す。





まだ太陽が上がりきらない頃、私達は市街に出て首都の状況と人々の暮らしぶりを調査する為外出をする。

挿絵(By みてみん)

質素な馬車に乗り込んだが、治安が悪いため速度を落とすと強盗に襲われる。

恐怖から御者の鞭打つ回数は多くなり、私達は市街を全速力で馬は狂ったように走り続けるはめになった。


外から市内を見ようと思ったけど、車内は激しく上下左右に揺れ窓枠につかまるか、仲間の腕につかまり振り落とされない様に必死でしがみくしかなかったので街の風景を目にする余裕は皆無だ。


馬車で移動するだけで疲労困憊しそうだったけれどそんな事を考えもいたらないほど投げ飛ばされないように必死だった。


カミーユの話によるとディークフリドの旧市街地は狭く、なんとか数分で中心地に到着する事が出来ようやく馬車から降りる。


おそらくは一番の繁華街に足を踏み入れたはずが、活気などとは無縁といえる。

殺伐とした風景が私の眼に飛び込んできた。


強く吹く冷たい風が容赦なく、ありとあらゆるゴミをかき上げて飛ばし地面に投げつけられている。


家々は固く門と扉を閉じて、行き交う人々はまるで影だけが存在するかの様に無機質で生気がない。


足早に時計仕掛けの人形の様に歩く者。

生気なく道端に横たわり微動だにしない者。

フラフラと酒にでも酔っているのか左右に身体を揺らしながら、足元もおぼつかず彷徨っている男。

貧しい身なりでウロウロと挙動不審の行動をとる子供とそれをただ茫然と見ている痩せた女。


人の姿はないがどことなく視線を感じをずにはいられないピリピリとした針に皮膚を刺されているような感覚に襲われている。

私は生唾を飲み込んだ。


「しかし致命的にひどいな。

 何をどうしたらいいか」


オーギュストがタイを緩めて緊張を緩めて吐き捨てる様に言った後一つ息を吐いた。


「本当にこんなに荒んでるの見た事ないわ」


私も予想以上の景色に思わず口に出る。

頭がフリーズし打つ手が出てこない。


「だからさ。

 言ったんだよ。

 商売なんか出来る国じゃないってね。

 俺が出国してからかわらないな。

 俺の頃は今の侯爵に代わったばかりだったけど。

 そのころより更に酷くなっている。

 これほどじゃなかった天候不良からくる不作が大きいんだろうな。

 本当に到底商売なんか無理だ」


カミーユがこの時も冷静に淡々と現状を言っている。

そう普通は考えるだろう。

でもそれでも努力はしたい。

このエルディア大陸で貧困する者がいるなんて許されない。

そう固く決意したんだから。


「それでも何もしないよりいいわ。

 どんなに時間がかかっても何もなければ人がいるじゃない。

 成果が出ればきっと…」


そうは言ったけれどこの光景を目にして絶対の自信の壁は崩れているのが自分でもわかる。


けれど立ち止まり諦めはしたくなかった。

そう諦めたら何も前に進まないから。


「そろそろ庇護院へ訪問しよう」


オーギュストが事前に手配してくれた庇護院に向かう。


この国の庇護院は貧困で苦しんでいる人々に衣食住や仕事やその他の支援を斡旋する組織で、主に神殿が運営している。

オーギュストは元大統領という要職だった事もあり、うまく訪問の手配はスムーズに進んだ。


案内された院は質素な造りながら神殿に併設されていて、辛うじて面目を保つ程度には整備され清潔にしだ。


庇護されている人々もすっかり落ち着いた表情で居る人、最近保護されたばかりか心もとない人、自分がここにいることすらわからない様子な人が目に飛び込んでくる。


国外の大神殿から定期的に運営費をあてがわれているので、運営に特に問題ではないそうだ。


ただやはり職を持つ事が難しく、農民になるも作物が育たず結局浮浪者になるの繰り返すのだそうだ。

ある程度稼げる者も酒や麻薬に嵌り常習して一家離散もよくなるのだと担当者は諦めているようだった。

私達がもし職を依頼したら受ける体制が整えられるのかと問うと、担当者は職の内容によるが説得して成果があがればおそらく希望する者はあらわれるだろうと楽観的な返答で胸を投げおろす。

最後に庇護院長が言った一言が全てを物語っている。


「誰もが絶望して何かをしようとさえ思えず、全てを放棄しているのです。

 侯爵家も蓄財するとフェレに略奪されると恐怖心だけで変革する事すら罪だと今の侯爵は考えておられ

 ます」


そもそも保守的な君主が元凶の印象を受ける。

頭が痛い。あまり政治的な干渉に首を突っ込むと国と国の争いの火種になる。

しかもフェレまで出てきたら更に厄介だし。

エルディア大陸戦争でも起きたら世界の崩壊だし。


今はここの地の再建よね。


何を受注しようか?

またどんな経歴の人でも作業出来る事、また経歴に沿った職も必要だし。


やはり統治者の安定性がなにより重要なのが問題だった。

フェレイデン帝国ではまったく気にもしていなかったけれど、このはそうは言っていられない。

まずは侯爵の承認がかかせないから。


「産業は手工業に。

 まずは侯爵を説得ね。

 でないと輸出制限されたままだとたいした利益はでないから還元できないわ」


「それよりもあのギクシャクした家族関係がネックでないか?」


オーギュストが珍しく真剣な表情は決して簡単でない事を示している。


「あぁ。

 あれそうとう根が深いぞ。

 家族間でいがみ合っているようだった」


ラインハルトも同意見のようだった。


「そうね帰宅して作戦会議ね。

 後はカミーユ孤児院の訪問ね」


「渡はつけたから。

 今から行くけど。

 本当に注意してくれよ!

 入り口で護衛を手配しているが……」


カミーユの顔に不安の影が見える。


「わかったわ」


皆そう言って用意したカーキーの痛んだ外套を羽織り貧民街へ足早に向かった。





**********************************************



市街は厚い真っ黒な雲がかかり、どんよりと死者すら現れそうな闇の悪臭を放っていた。

貧民街はそれ以上もはやこの世ではない地獄ではないかと思われるほどの光景が広がっていた。


言葉を無くすとはまさに相応しいといわざるをえなかった。


細長い路地に競うように空を覆う高い建物その出窓には今にも落ちそうな板を張りっている。

その上に僅かばかりの雨除けだろうか、板の屋根を作り、ただ横たわりやせこけた生気のない人が下を見ている。


いや決っして見てはいないうつろな瞳だけが大きく開いているが、瞳が光景を映しているだけだった。


オルファンでも貧民街に足を運んだが、これほど悲惨な状況ではなかったように思う。


皆身をすくめ下水と物が腐敗した悪臭に鼻をハンカチで覆わずにはおられなかった。

路地の入口に二人手に銃を構えてこちらを見ていると頭を下げた。 


そしてついて来いと言わんばかりに手招きして私達は心臓の鼓動が早くなるのを胸にしまい込んで、ただ何も考えずにその男の後ろを懸命についていった。


そう何も考えずに前だけを見て彼らの後を追って必死についていく。


息切れしかかった所でようやく案内人の足が止まる。


「こちらが孤児院です」

一人の案内人がぶっきらぼうな凍りついた顔で手招きしながら言った。

どうせ物見気分だろうというのが思いが顔をありありと出ていた。


まあしかたがない事だ外国人が突然訪ねて来たのだから。


空すら覆いつくさんばかり石造りの建物の中、ぽつりとその空間だけ神々しい太陽の光が指し込んでいる。


汚れで灰色になった壁、造りは四半世紀前の木造建築で他の建物に対して小さい。

扉はない。


「行こうか」


カミーユが先頭に私達は中に入ると入り口に院長と思われる年配の男性と後方に事務スタッフだろうか。

私達を出迎えてくれ軽く会釈してしてくれた。

二人とも穏やかな微笑みと人懐っこそうな雰囲気が自然とこちらも安心出来た。


外の陰鬱な光景とはまるで嘘の様に院内は清潔で暖房施設が整っているのか温かい。

白い壁紙と太い柱に窓は遮光の薄いグリーンのカーテンがしっかりと敷かれている。

廊下はピカピカで木目が美しく勿論ゴミ一つ落ちていないし、どこもかしこも整理整頓掃除が行き届いている。


すれ違う子供達も元気に走り回ったり、一緒にスキップしながら歩いたり、はにかみながらも私達を見つけては年長者の子供は軽く会釈してきてくれる。


親がいないという悲壮感はまったくなく感じない。

普通の学校の様にも見える。


「一階はダイニングと大広間、大浴場の共有スペースと事務所、接待室、院長室、夜勤室などの事務スペ

 ースになどに使用しています。

 二階から五階以上は子供達の部屋になっていて、その上は学校の教室と就業訓練所として刺繍やレース

 編み、日用品の工房、面談室や客間の部屋に使用しています。

 乳飲み子から上は成人十七歳まで、その後はここで働くか海外へ出稼ぎに行きます。

 丁度良い働き手を提供してくれる方がいて、わが国では就労するのは非常に難しいので海外へ出稼ぎに

 いきます。

 皆懸命に働いて、その稼ぎをここに仕送りしてくれるのでお陰様で経営は安定していますし。

 養子にとお話も続き、今夜も数名夜に出発するんです。

 田舎ではありますが、裕福な実子のいないご夫婦で。

 数名の子を育てたいとおっしゃって。

 この悲惨な国で幸せな事です」


院長は手慣れた様子で院内を案内してくれる。


訓練学校では成人前の女性が刺繍を刺しているし、隣でレース編みをしている部屋。

壁には刺繍を施した絹の布を額に入れて飾りつけてあった。


その他に木工教室があり、男の子達が鋸や金づちで木を切っていた。

皆学ぼうと真剣なのが印象的だった。




現在使用されている子供部屋をいくつか覗いて、護されている子供達はこぎれいに身なりを整えられていてそれなりに礼儀正しく私達を見てはにっこりと微笑んではお辞儀をしてくれる。

部屋も整理整頓され、掃除もしっかりされていて不潔な所はなに一つなかった。


最後に共同スペースのキッチンやダイニングスペース、共同の居間、浴室など本当に関心するほど手入れがいきとどっていて関心した。


こういう施設は支援者が必要で運営していくにはそれ相当の資金を出せる相手がいるという事。

キョロキョロと施設内を見渡してもやはり清潔感のあり、それなりにメンテナンスをしっかりしている。

この極貧国でこれほど支援出来るのは何故なんだろうか?


「運営は大変だと思います。

 私どもからも寄付させていただきますが。

 他に支援者がおいでのようですが」


「…ありがとうございます。

 ええ。おっしゃるとおりです。

 ただ。その方は名前を出したくないと。

 いつも代理人の方がお越しになります。

 それほど頻繁にはお越しにはなりませんが、里親を紹介されにいらっしゃる時。

 そして子供達の就職先の斡旋をしにいらした際に寄付していただけます。

 感謝しております」


その瞳には純粋むくな人を疑うなど微塵もない院長の人柄がよくわかった。

私は院長にこれからの商団の協力の支援を了承してもらいため話を始める。


「院長様お忙しいのにありがとうございます。

 刺繍やレース編みの教室の作品も素晴らしかったです。

 今後私達の商団ではディークフリド侯国内の手工業の素晴らしさを他国に輸出して産業を起こそうと

 思っています。

 侯爵の支援が必要ですが。

 その時には詳細を相談いたしたいと思っています」



「…本当にそんなお話になれば嬉しいですが。

 あの侯爵閣下が許可してくださいますでしょうか?」


「やはり一筋縄ではいかないようですね」


「保守的で何か面倒が怒るのをひどく恐れておいででいらっしゃいます。

 国が潤うのを他国に目をつけられる。という考えがおありのようです。

 しかたありません。

 過去ディークフリド侯国で一時的にフェレとの国境沿いに天然石が産出した際にもフェレ皇国の軍隊

 が産出地を占拠して結局土地まで奪われてしまったので……」


「なるほど…。そんなわけがあったのですね。

 侯爵家にはいろんなアプローチで事業に理解をしていただけるように考えています。

 またその際には是非お願いしたいのです」


院長はしばらく顎に手を置きながらも沈黙の後、決意するように言った。


「侯爵閣下の同意がとれるのなら。

 こちらとしても卒業後の就業は願ったり叶ったりでございます。

 是非卒業生に就業の機会をお願いしたい」


「ええ。賛同いただけて嬉しいです。

 私達はフェレイデン帝国並びにその同盟国を中心に貿易を起こなっています。

 ディクフリドの工芸品は本当に評判が良く輸出してもすぐ完売で納品が間に合わないのが現状です。

 まず侯爵閣下の同意を最優先許可を頂くことを最優先課題に致します」


「宜しくお願い致します」


院長は深々とお辞儀をして嬉しそうな顔を見せた。

私はほっとして少し肩の荷が下りる感じがし、侯爵攻略法を頭の中でクルクル思考が廻る。


玄関口で院長と別れ馬車に乗り込もうとした時、一瞬私の目線が孤児院を素早く出て行く十歳少し過ぎたくらいの男の子の姿を捕らえた。


その子の顔は印象に残るほど真剣でその視線の先には併設されている小さな神殿があった。


男の子の足は一瞬の迷いもなくその入り口から吸い込まれる様に入っていった。

私は何故かその子といないといけないという湧き上がる感情を抑える事が出来なかった。


「皆ちょっと待っていて!」


私の問いかけを無視して、いや気づきもせずに動きを止めない。


私はその子の後を追いかけて、駆けながら神殿へと入る。

孤児院の神殿はこじんまりしていて、石造りの壁に柱、窓は木枠で光が差し込んでいる。

両側には祈祷用の簡素な机と椅子が並んでいる。


その祭壇には女神ディアの大理石像があり、天井から太陽の光を浴びて神々しいまでに光輝いていた。

男の子はその祭壇に跪き祈りを捧げているところだった。


私は話しかけず、祭壇の一番前の椅子に腰かけて彼の祈りの時間を静かに待つ。


張り詰めた冷たい空気が荘厳な神殿内で祭壇の元膝をついて額に手を合わせて真剣に祈りを捧げる少年には崇高な魂のそれが光を放ちながら神々しい。


しばらく彼が祈りを捧げ終わるまで静かに見守った。

どれくらい時間が経っただろうか?


ふっと少年の瞼が開き、ゆっくりと膝を立てて立ち上がろうとした瞬間、身体のバランスが崩れて冷たい床に転ぼうとしていた。


「あ!!」

私は反射的に椅子から立ち上がり、彼の身体を抱きとめた。


軽い彼の身体を抱きとめる事が出来てほっと胸を撫でおろす。


「あ!あり……ありがとうございます」


まだ子供だというのに妙に大人びた顔つきで、少し顔色が悪そうに見える。


「大丈夫?」


「えぇ。お陰様で。

 今日見学に来られた方ですね。

 商団の」


「ええ」


「あの~俺…僕商売を習いたいんだ。

 もう十五歳だから遅くても………早く知りたいんだ」


どこか悲壮感の漂う真剣な顔を私に向ける。

その表情には好奇心や興味のそれでなく、使命感や悲壮感に近い。


「何故そんなに急ぐの?」


少年は顔を背け、言うか言うまいか躊躇している様子が見て取れる。

しかし理由を知らないと後見は出来ない。

あくまで未成年だからだ。

親がいない場合は孤児院の院長にその権限がある。私達はあくまで外国人なのだから。


「…………前の養子縁組の時に数人のお兄ちゃんとお姉ちゃんが夜中にここから移動したんだ。

 その時に僕の世話をしてくれたお兄ちゃんに最後のお別れをしたくて。

 眠たかったけど、外の馬車のお兄ちゃんとお話しようと近づこうとしたら。

 連れて行く大人達の話を聞いてしまったんだ。

 お兄ちゃんを助けたい」


「なんていってたの?」


「養子なんて。いい加減な事をいったもんだ。

 そりゃ養子として育てられる奴もいるが。

 大体が外国に売られて身体の臓器を取られて死を迎えるんだからな。

 それまでは裕福な暮らしを約束されているんだから。

 まあア~この国に生れた悲劇だが仕方ないな受け入れるしか……。てっ」


「……………僕…僕怖くなって。

 足が動かなくなって。

 そのうち馬車が走って行ってしまって………。

 お兄ちゃんを見殺しにしたんだ!」


「………」


「他に何かあった?」


「………」


「その時……路地の角で貴族の女の人が見えたよ。

 その人そのしゃべっていた大人に向けて言ったんだ。

 レーベン子爵……なんでって」


「えっ?」


私は声を失った。


「どんな女性?」


「その時にここに慈善活動しにきてた方だよ。

 毎月来てくれているんだ。

 侯女様の依頼で来てるって言ってた」


ああコーゼラ子爵夫人で間違いない直感的に思った。


「僕この話は誰にも言ってないわね」


少年は大きく首を上下に振る。


「絶対言っちゃだめ。

 それと貴方を見習いという事で私達の仕事の手伝

 いをしてもらうわ。

 いきなり経営は無理だから。

 下働きから順番に覚えて。

 院長には私から言っておくから!

 いいわね!」


「それと三日後また深夜に連れて行かれるんだ!!

 助けて!!」


少年は嬉しそうに何度も必死に訴えかける。


「わかったわ。待っていて」


私は安心させるためににっこり微笑んで彼と別れた。


なんとかしなきゃ!!

早くしないと子供達が……。

自然と足が速くなり、息が上がりそうになるのを必死で耐えた。

そんな事を言っていられない。


どう馬車に乗ったのか?

どう皆に説明したのか?


馬車の中で何を言ったのかほとんど記憶にない。

もう子供達の命の危機に救出とありったけの思いを皆にぶちまけたのがただ映像として記憶に残っている。


最後に私が我に返った時、カミーユは怒りでブルブル震え顔を真っ赤にして睨んでいた。


「許さない!」

そうよ。

許しちゃ駄目!


「侯女から聞いた話だとあの孤児院にコーゼラ子爵夫人は一人で度々慈善活動をしていたそうだ。

 その婦人がコーゼラ子爵夫人。

 なら…。何かあってバレたんだな。

 で!あの夜消された。

 今夜出発か。

 急遽孤児院に闇ギルトの精鋭を送って仲介者に渡った所で全滅させよう。

 とにかく今回だけでも助けないとな」


ラインハルトの真剣な顔が事の重大性を物語る。


「子供達を保護した後だな。

 どこに匿うか?

 あ!!他国に移動すると更に目立つ!

 ここには唯一シャハルバード共和国の大使館がある。

 そこには外交官達の子供達を預かる施設があるから。

 これから早急に大使館に行こう。

 今の大使は私が大統領の時代からここの大使を務めているから面識はある。

 任せてくれ」


頼りになります皆!


さア~~計画を練らないと!!









コーゼラ子爵夫人がベーレン子爵の人身売買の違法行為を知った為に殺害された。

さてクリスティア達はどう事件を解決するのでしょうか?

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