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大聖女追放の結果

作者: 箱崎裕治

私たちの国であるアーマイン王国では17年前の神託により大聖女の誕生を知った神殿と王国の調査により大聖女の私を見つけて神殿と王国の保護により魔物が魔の森から出なくなり繁栄して行きました。

大聖女である私、ミシェルは豪華な栄養満点の食事を取りながら朝と晩に祈りを捧げて魔物封じの結界を張っています。

魔の森に接している他国は魔の森から出てくる大量の魔物退治のために疲弊していました。

しかし私たちの国は魔の森から魔物が出て来ない事が続き貴族や王太子たちから私の多額の予算が無駄な物だと考える者たちが現れだしました。

王太子たちは魔物が魔の森から出てこないのは普通の事だと言い出すと、大聖女出現前の状況を忘れてその声は広がりました。

大聖女の私は結界を張る為に祈りを捧げて居て聖女の様に怪我人の治療をする余裕はありません。

そんな中、王の死去により王太子が新たな王になりました。

すると大聖女誕生前の状況を体験していない新しい王は大聖女への予算の支出が無駄な物だと言い出しました。

若い貴族家の賛成を取り付けながら大聖女追放の動きを始めました。

そして魔の森により苦しめられているアバン帝国に多額の資金で譲り渡す事を宰相や大神官たちの反対を押し切り決定してしまいました。

私は魔物に苦労しながらやってきた帝国の騎士団と共に、魔物には出会わずに帝国の帝都に辿り着きました。

そして私は祈りを捧げて帝国に魔物封じの祈りを捧げます。

するとアバン帝国には魔の森から魔物が出て来なくなり、繁栄の一途を辿ります。

そして私を売り飛ばしたマルス王国は私が追い出されてから直ぐに魔の森から大量の魔物が現れて崩壊の一歩を踏み出しました。

一月も経つと騎士団が魔物により壊滅的な被害を受けて国民や貴族も被害を受け始めます。

その後、マルス王国はアバン帝国に大聖女の返還を求めますが、そのような要求は魔物の被害を受けなくなったアバン帝国は受け付ける事は有りませんでした。

そしてアバン帝国は繁栄して行きました。

その後一年も経つとマルス王国はそれまでの平和の分まで魔物が出現したために壊滅的な被害を受けて滅亡寸前まで至ってしまいました。


繁栄時代しか知らない者の失敗です

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