メスのメダカにされてブラックバスに襲われる怪文書。
気づいたらメダカになって水の中にいた。
この時点で訳が分からない。
えと、これは一体……?
呆然、その言葉が今ほど似合う状況もないだろう。
よくわからないがとりあえずお腹が空いたので餌を求めて泳いでみることにした。
水草を横目に泳ぐが、そういえばメダカは何を食べるんだったか……。
などと思いながら泳いでいた。
突然、それはやってきた。
黒い大きな影が猛烈な勢いで近付いてきた。
[うわぁ!]
振り返れば、それは巨大な魚の姿。
いや、自分が小さくなっているのだから、それほど大きいわけではないのかもしれない。
それでも今の自分からすればかなり大きい。
体格差はかなりのものだ。
おそらく二から三十倍のサイズ比だろう。
猛然、そんな巨体が追ってくる。
お城がものすごい速度で突っ込んできていると思ってもらえればいい。
叫び声はきっと音にはなっていないだろう。
パクパクと口が動いたのかもわからない。
当然、気づいた時には逃げ出していた。
逃げる。逃げる。逃げる。
全速力で泳ぐ。
そういえば泳ぎ方は本能的に分かるんだな。
そんなことをふと考える。
現実逃避がしたいほどに、危機的状況だった。
依然、状況は変わらない。
夢中で泳げど、迫る魚との距離は縮まる一方だ。
なにがなんでも逃げ切りたい。
わけのわからないまま死にたくない。
そんなことを思っても、逃げ切るのは不可能であろうことは、わかっていた。
迫るそれより逃れるすべもない。
必然、大口が僕を飲み込んだ。
飲まれる寸前、意識は遠のいていった。
偶然、この魚の名前を思い出せた気がした。
感想等くれるとうれしいです。
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本日久々に更新されますので、ぜひ読んでやってください。




