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蛍光灯
一月二十日の月曜の夜の10時半。仕事
を終えたミカちゃんは寝室の自分のふとん
に入りました。でも、オレンジ山に会える
かと思うと眠るどころではありません。枕
元の目覚まし時計の針ばかり見つめていま
した。
そして、11時半になるとふとんから起
きあがりました。部屋には仕事仲間のボピ
くんと係長のモックンが仕切りごしに寝て
いました。ミカちゃんは気づかれないよう
に着替えをして食堂に向かいました。
廊下を二分ほど歩くと、もう食堂です。
そこにはまだ誰もいませんでした。ミカ
ちゃんは部屋の蛍光灯をつけて一番前の席
に座りました。
「オレンジ山さんに会えるなんて半年ぶ
りかしら。会ったら何から話そうかな」
ミカちゃんはそんなことを思っていました。
すると、食堂の後ろの戸がガラガラと開く
音がしました。ー「オレンジ山さんだ!」
そう思ってミカちゃんは後ろを振り返りま
した。ーつづくー




