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モックンとみかちゃん
この日は午後六時に体育館での日程が全て
終わり、夜七時には約五十名の妖精力士た
ちがお寺の食堂に集まり夕食をとることに
なっているのです。季節は一月中旬でした
ので、五時半にはあたりは暗くなっていま
した。台所でボピくんは二人の先輩の指示
に従って駆け回っていました。
チャンコ番のキャプテンはおもち妖精の
モックンです。四角いおもちの胴体に人間
のような頭と手足が生えた姿をしています。
副キャプテンはみかん妖精のみかちゃんで
す。人間の体にみかんの頭をつけた姿をし
ています。この2名の食品妖精にヒト型妖
精のボピくんが新たに加わり、3人で大勢
の夕食を作っていました。
ボピくんはキャプテンのモックンにご飯
の炊き方を注意されたり、副キャプテンの
みかちゃんに「ボピくん、おかずの塩味が
足りないよ」と言われたり、それはそれは
大忙しでした。
ー下に挿絵がありますー
割れせんべいの挿絵集
も、ごらんください。




