電車に乗れるかな。
バス停で5分ほど待っていると、駅行き
のバスがやってきました。ボピくんはさっ
そく荷物を持ってバスに乗りました。じつ
は、ボピくんは海斗くんと一緒に何度かバ
スに乗ったことがあるのです。
(えーと、このバスの運賃を払ったら、お
さいふの残りは八百円くらいでちゅね。こ
れだけあれば電車にも乗れるでちょう)と
ボピくんは思いました。
やがてバスは駅に着きました。バスから
降りるとボピくんのおなかがキュルウと鳴
りました。
(昨夜から何も食べてないからおなかがペ
コペコでちゅ。でも、ここでお金を使った
ら電車の運賃が払えなくなっちゃうから我
慢でちゅー)とボピくんは思いました。
バスには何度か乗ったことのあるボピく
んでしたが、電車に乗るのは海斗くんに連
れられて比間島から浜杉市に来たとき以来
です。それなので、どうしたらいいかわか
りまん。そこで、ボピくんは切符売り場の
窓口に行き、駅員さんに尋ねました。
「あの~、ぼく、比間島に行きたいんで
ちゅけど、どうちゅればいいでちゅかあ」
すると駅員さんは窓口からニッコリ笑っ
て答えました。ーつづくー




