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テルテル坊主

 それから一年たってもボピくんは砂浜に

すわり泣き続けました。島の人達が食べ物

を与えても食べませんし、着替えもしない

のでいつしか体はやせ細り服はボロボロに

なり、まるで捨てられたテルテル坊主のよ

うになってしまいました。

 ある八月のよく晴れた日。浜杉市から

一人の若者がサーフィンをしに比間島に来

ました。それが海斗くんだったのです。彼

は砂浜でボーッとしているボピくんを見つ

けて話しかけました。

「ねえ、君。パパやママは?おうちはどこ

にあるの?」

ボピくんは目にいっぱい涙をためて答えま

した。

「ぼくにはパパもママもいまちぇーん。お

うちはパワーチョベルでこわされちゃった

でちゅ。」

「ええっ!それは気の毒に。とにかく僕の

泊まっているホテルの部屋においで。何か

一緒に食べよう」

「その、そのホテルのせいでぼくはこんな

にボロボロになっちゃったんでちゅ」 

ー下に挿絵がありますー

挿絵(By みてみん)




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