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話しが通じない
「白浜海斗がよくない所はまだあるぞよ。
ボピくんが人間の言葉を一生懸命覚えた
のに、少しおかしい所があるというだけ
でバカにしたんじゃ」
「ボピー!妖精のぼくが人間の言葉を覚
えるのがどれほど大変だったかなんて、
人間の海斗くんにわかるはずないんで
ちゅ。だから、僕はそのことで海斗くん
をうらんだりしてまちぇん」
「そうか、そうか。そんなに悔しかった
か。わしの主人のお釈迦様にご報告して、
海斗を厳しく罰してもらうぞよ」
「ボピー!王子様、僕の話、聞いてるん
でちゅか?僕は海斗くんを罰してくれな
んて言ってまちぇん」
「安心しなさい。お釈迦様は弱い者イジ
メをする奴が大嫌いなんじゃ。海斗には
厳正な仏罰が下されるであろうよ」
「でちゅからあ、ボクはそんなこと望ん
でいまちぇん」
「楽しみにして待っていなさい。では、
さらばじゃ」
「ちょっとお、王子様。やめてくだちゃ
い、やめてくだちゃい、やめてくだちゃ
あああい」ーつづくー




