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ボピくんの涙
海斗くんはソファーから立ち上がると灰
色のコートを羽織って言いました。
「ネットカフェに行ってくるよ。晩メシも
そこですませるから」
「ボピー。晩ごはん作ってありまちゅよ」
「いらないよ」
そう言って海斗くんは外へ出て行きました。
ボピくんはテーブルに顔をうずめて泣きな
がら思いました。
(も、もう終わりでちゅ。Hもあのクリス
マスパーティーから半月もしていません。
きっと海斗くんはボクがきらいになったん
でちゅ。よく考えたら、人間と妖精の同性
愛生活なんて長く続くわけないんでちゅ。
一年半も続いたのはむしろ奇跡と言って
いいでちょう。)ーつづくー




